家づくりコラム

2023.07.21

コラム富山で家を建てる際に必ず知っておくべき、住まいの特徴とは

雪国である富山での家づくりで失敗しないために、抑えておくべきポイントをまとめました。関連の記事も網羅し、富山で新築を考える際のバイブル的な記事になっています。特に間取りの考え方・土地選び・性能・補助金で後悔したくない方は、ぜひご覧ください。

 

富山県で新築を考えている方、すべてにご覧いただきたい内容になっています。

 

富山県ならではの気候条件、富山ならではの家の特徴を紹介していきます。

 

後半ではYUIの実例も参考にしながら、富山で新築を建てる際の参考にしてください。

 

それでは、今回の記事の要点をからみていきましょう。

 

 

◆各項目で詳しく解説している記事へのリンクもある、バイブル版の記事◆

 

・富山県は全国的に見ても、家の延床面積が大きいことで有名ですが、一般的な3~4人家族では35坪もあれば十分な広さを確保できる

 

・富山県の気候は、省エネ地域区分では5地域となっており、東京や大阪等に比べてやや寒い地域となっているため、断熱性能・省エネ性能はZEHレベル以上が望ましい

 

積雪対策は大きな課題であり、自分の家の雪の処理はもちろん、周囲に迷惑をかけない設計にすることが重要

 

・富山では移住に関する補助金も充実しており、住む場所によっては補助金の恩恵が受けられる

 

 

1. 富山県は「全国NO.1の延床面積」

富山県は延床面積が全国NO.1

 

以前は40坪~50坪台の大きさが理想とされていた富山県。

 

今でも、建てられる新築の平均延床面積は「全国一大きな県」となっています。

 

しかし、昨今は建築費用が全体的に上がっていることもあり、そこまで50坪を超えるような大きな建物は比較的減ってきました

 

一般的には4人家族であれば、約30~35坪あれば十分と言われており、富山県の水準が高すぎた、という見方もできます。

 

1-1. コンパクトな家で注意したいポイント

床面積はコンパクトでも、広く魅せるような工夫

出典:夫婦ふたりが心地よく暮らす平屋

 

昨今の富山の流れとしては、高性能系の住宅会社の場合、建売や分譲でのコストダウンを図ってきている会社も多くなってきている印象です。

 

2023年前半は、コストの観点から注文住宅からコンパクトな分譲住宅へ顧客が流れた動きは、全国的にも見られた動きでした。

 

ただ、富山では昔から大きな家で育った方も少なくないため、コンパクトな家への懸念を持たれる方もいらっしゃいます。

 

そこで床面積はコンパクトでも、広く魅せるような工夫によって、圧迫感が少ない間取りに仕上げることはできます。

 

せっかくの注文住宅なので、床面積を上手く削減して、自分のこだわりに予算を集中するコトも1つの注文住宅の醍醐味ですね。

 

具体的な方法などは、「コンパクトな家(30坪台)の間取りで後悔しないための設計のコツ 」で紹介していますので、合わせてご覧ください。

 

2. 富山県の気候は「やや寒い地域」

富山県の気候は「やや寒い地域」

出典:マグイゾベール

 

つづいて富山県の特徴として考察するポイントは気候です。

 

富山は雪が多いことから、寒冷地?と思っている方もいらっしゃるのでは。

 

省エネ地域区分という、全国を気候別に8つの地域に分類した区分の中で富山県は、ほぼ全域が「5地域」というところにあたります。

 

一般的には4地域以下が寒冷地と言われており、富山でも岐阜に近い山間部はここに該当するでしょう。

 

2-1. 富山県に合った断熱性能とは

富山県に合った断熱性能

出典:YKK AP

 

富山は5地域、ということで現在の省エネ基準で言えば、UA値 0.87 以下が基準です。

 

しかし正直その基準では、やや寒い富山では不安が残りますので、ZEH基準であるUA値 0.6 以下をYUIでは標準的な仕様かつ、おすすめしています

 

しかし、断熱性能は高めれば高めるほど効果は出るものの、イニシャルコストも掛かってくるため、掛けるコストと ” 得られる効果 ” とのバランスを考えた設計が必要な地域です。

 

北海道であれば超高断熱を推奨しますが、富山の気候を冷静に設計に落とし込んで、断熱のメリットである ” 快適性 ” と ” 光熱費の削減 ” の費用対効果を冷静に見ていく必要があります

 

断熱に関する記事は、こちらでも紹介していますので、気になった方は是非いっしょにご覧ください。

 

健康は家の設計から?心も身体も健康になる家づくりとは

 

高断熱住宅で失敗しないために窓で知っておくべき5つのこと

 

富山の冬を暖かく暮らす ~富山を知る住宅会社が提案~

 

3. 富山県の新築における「積雪対策」

富山県で新築を立てる際に気になる積雪対策

富山で家づくりをする時に、必ず考えないといけないポイントは「雪対策」です。

 

屋根形状、隣地へ雪が落ちないような配慮、おろした雪の処理など考えるべきポイントは多岐にわたります。

 

特に土地選び方次第で、雪で悩まされる程度が大きく変わってきますので、土地を選ぶときは冬のことも想像しながら考えましょう。

 

土地選びで、富山ならではのポイントも踏まえた注意点を下記でまとめていますので、気になった方はこちらの記事をご覧ください。

 

富山で後悔しないための土地の選び方とは?4つのポイントから解説

 

4. 富山県の「補助金」

富山県で受給できる補助金

山県では、県・市による補助金制度も充実しており、富山での新築を考えた時、補助金はできるだけ利用すべきでしょう。

 

ただ県の補助金に関しては、23年度時点では東京23区からの移住者のみ、となっているため、期待すべき補助金は各市の補助金です。

 

いずれの補助金も、町の中心部に居住することや、該当の市に移住すること等の条件がある場合もありますが、積極的に利用してみましょう。

 

こちらも、記事でまとめているため、富山で新築を検討中の方はぜひご覧ください。

 

4-1. 富山市の住宅補助金

23年度の具体的な補助金額

 

・富山市内「公共交通沿線居住推進補助対象地区」で新築:最大 30万円 / 戸

                         (加算条件で最大 50万円 / 戸)

 

・富山市内「まちなか」(富山駅周辺)で新築:最大50万円 / 戸

 

詳しくは、こちらの記事へ

富山市へオトクに移住・新築。富山市の住宅補助金をわかりやすく解説

 

4-2. 富山県 / 富山市以外の住宅取得支援・公的支援まとめ

どの市も、充実した公的支援を受けることができます。

 

住宅取得に対する支援金も舟橋村以外は、何らかの補助金がありますので、ぜひ活用しましょう。

 

富山に住むメリット・魅力とは?富山の住宅取得の相場や各市の制度も紹介

 

5. 富山市内のモデルハウス

まずは、実際に富山のモデルハウスの見学へ

以上のような、富山で新築をするときに抑えるべきポイントを確認したら、実際に富山のモデルハウスの見学に行ってみましょう

 

富山では、総合住宅展示場の数も多くはない反面、地元の住宅会社が多いエリアでもあります。

 

地元の住宅会社では、まちなかに1棟モデルハウスを建てているケースが多いので、ぜひ気軽に足を運んで、理想の会社選び・マイホーム選びをしましょう。

 

YUIでは、富山市の永楽町で都市型モデルハウスを公開中です。

 

・土地面積/193.56㎡(58.55 坪)

・延床面積/104.22㎡(31.53坪)

 

富山では比較的コンパクトな31.5坪でも開放感や圧迫感が少ない、モダンデザインの新築です。

 

気になった方は、ぜひお気軽にお越しください。

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