2. 富山県の気候は「やや寒い地域」

つづいて富山県の特徴として考察するポイントは気候です。
富山は雪が多いことから、寒冷地?と思っている方もいらっしゃるのでは。
省エネ地域区分という、全国を気候別に8つの地域に分類した区分の中で富山県は、ほぼ全域が「5地域」というところにあたります。
一般的には4地域以下が寒冷地と言われており、富山でも岐阜に近い山間部はここに該当するでしょう。
2-1. 富山県に合った断熱性能とは

富山は5地域、ということで現在の省エネ基準で言えば、UA値 0.87 以下が基準です。
しかし正直その基準では、やや寒い富山では不安が残りますので、ZEH基準であるUA値 0.6 以下をYUIでは標準的な仕様かつ、おすすめしています。
しかし、断熱性能は高めれば高めるほど効果は出るものの、イニシャルコストも掛かってくるため、掛けるコストと ” 得られる効果 ” とのバランスを考えた設計が必要な地域です。
北海道であれば超高断熱を推奨しますが、富山の気候を冷静に設計に落とし込んで、断熱のメリットである ” 快適性 ” と ” 光熱費の削減 ” の費用対効果を冷静に見ていく必要があります。
断熱に関する記事は、こちらでも紹介していますので、気になった方は是非いっしょにご覧ください。
健康は家の設計から?心も身体も健康になる家づくりとは
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