家づくりコラム

2023.03.10

コラム高断熱住宅で失敗しないために窓で知っておくべき5つのこと

高断熱住宅では窓は大きな意味を持ちます。断熱・省エネ性に代表される性能面は当然ですが、そこばかりに気を取られていると失敗するモトに?今回は性能だけでなくデザイン面との両立するためのポイントを、結の事例も交えながら解説していきます。

 

窓と言えば、一般的な引き違いの窓を想像しがちですが、この窓1つとっても実は奥が深い世界があります。

 

実は、窓は家の性能やデザインといった根幹を左右するものであり、大事なポイントです。

 

今回はそんな窓に焦点を当てて、今は当たり前になりつつある高断熱住宅の落とし穴にハマらないように、知っておくべき項目5つをまとめました。

 

性能の小難しい話は分からない、窓の何を気にしたらいいか分からない、という方にピッタリの内容です。

 

それでは、まず結論からお伝えしていきます。

 

 

・日々の暮らしの快適性などからみても、窓の性能値はある程度確保した方がよいが、性能に偏り過ぎると開放感が失われる恐れがある

 

・窓のタイプには大きく分類して2つあり、適材適所の配置・設計が大事

 

・家全体のUA値だけに気を取られていると、実態の伴っていない家になることも考えられる

 

・窓は内観、外観ともにデザインを大きく左右する設備であり、性能値だけでなくデザインにもこだわったほうがよい

 

窓のデザイン性を高めるには、施工力も必要になってくるため慣れている業者で検討することをおすすめします

 

 

1.窓の基礎知識

断熱性を高めるための窓の基礎知識

画像引用:YKK AP株式会社

 

窓は、外と繋がる場所という役割だけでなく、壁に比べて熱が出入りしやすい場所でもあります。

 

昨今は高気密高断熱住宅が主流になっていますが、窓の大きさを小さくしたり、数を減らして家全体の断熱性能値を上げてくる会社もあります。

 

確かに断熱性能は良くても、せっかくの新築が窓が小さい・少ないとなれば窮屈な感じになるので残念ですよね。

 

まずは、窓の基本的なポイントを抑えて、ご自身の考え方に合ったスタイルを選ぶ参考になさってください。

 

1-1. 窓には大きく2つのタイプがある

断熱性だけではない2タイプの窓

出典:YKKAP

 

結でも使っている断熱性能が高い窓には、日射遮蔽型断熱型という2つのタイプがあります。

 

遮蔽型は、直射日光を「遮蔽」しやすい設計思想になっています。

 

夏はいいですが、冬は陽射しを遮蔽されてしまうと、暖かさを取り込みにくくなることから、軒の出(庇)がない南側の窓などにおすすめです。

 

一方、断熱型は熱を逃がしにくい設計になっており、南側以外の場所でおすすめです。

 

また夏の直射日光を遮る庇と同時に設計するのであれば、南側に設置することもよいでしょう。

 

1-2. UA値を正しく知る

断熱性を表す上で重要なUA値

出典:2つの表情を見せる家

 

高断熱住宅の基準として、UA値という数値を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

UA値はあくまでU値(部位ごとの熱の通過しにくさ)をAverage(平均)した数値です。

 

UA値が高い数値だったとしても、それは家全体の平均であり、平均値を上げようと思えば、単純に窓のサイズを少なくする・小さくするという手法でも可能です。

 

そのためUA値がよくても、実際に住んでみると大きなリビングの窓から寒さ・暑さを感じて温熱環境が思ったほどでない、という後悔に繋がることも考えられます。

 

UA値も大事ですが、個々の部屋の窓の大きさや、空間の大きさなどトータルで考えた設計が大事です。

 

 

2. デザインとの両立

出典:プライベートテラス広がるモダンハウス

 

性能値は新築においても大事な要素ですが、デザイン性と両立できていないと、せっかくの新築もイマイチになってしまいます。

 

家のコンセプトやインテリアに合わせた窓デザインで、性能だけではなくおしゃれな新築にしたいですよね。

 

窓は内観からの雰囲気だけでなく、当然外観にも影響を及ぼします。

 

どちらかだけに引っ張られると、外観がいびつになったり内側から使いにくい位置にきたりするため、家を俯瞰的に見れる住宅会社に頼むことが大事です。

 

2-1. 窓枠とサッシ枠のこだわりポイント

出典:プライベートテラス広がるモダンハウス

 

サッシ枠が細いタイプの窓は、空間がシャープに見えておしゃれなデザインに仕上がりやすいです。

 

サッシと内壁の間にある「窓枠」を付けずに、クロス巻き込み納めにするとスッキリ見せるとこができます。

 

しかしデザイン上は良くても施工の難易度が上がる点に注意が必要です。

 

慣れない業者では断られる可能性も高く、また施工しても納まりがキレイにできない可能性が高いです。

 

結では、窓の納め方からスマートに魅せるための設計・施工まで一気通貫でやっており、窓周りを含めたデザインには培ったスキルがあります。

 

3. 窓にこだわった結の施工事例

それでは実際に結の窓にこだわった事例を見ていきましょう。

 

3-1. 開放的で美しいデザインの家

窓にこだわった結の施工事例海外のホテルを思わせるようなリビング窓

出典:開放的で美しいデザインの家

 

1例目は海外のホテルを思わせるような、リビングいっぱいに大きなFIX窓が配置されている事例です。

 

「こんな大きな窓にして、プライバシーって大丈夫?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、外側にはインナーテラスを設けて、外からの視線を完全に遮っているため、昼でも夜でも開放感を楽しむことができるような設計になっています。

 

大きな空間ではあるものの、窓は高性能タイプを採用しているため、快適性や省エネ性にも配慮した設計になっています。

 

3-2. ストレスフリーで創造性豊かな住まい

部屋を明るくさせる象徴的な窓

出典:ストレスフリーで創造性豊かな住まい

 

2例目は、家の中央部にテラスがあるモデルハウスです。

 

当然、省エネ基準はクリアしている性能がありつつ、住まいにおける開放的なワンランク上の上質な暮らしを提案している家です。

 

このモデルハウスにおいても、窓から生み出される魅力は大きく、家を明るく象徴的な印象を創り出しています。

 

また、注目ポイントは窓そのものだけでなく、窓の周囲設計です。

 

カーテンは布のカーテンではなく、ロールスクリーンにしているものの、ロールスクリーンを巻いている時に目立たないように掘り込みを作って、その中に入れ込んでいます。

 

ちょっとした設計上の手間ではありますが、インテリアデザインを洗練されたものに仕上げていくために重要な要素です。

 

ちなみに、こちらの「完全オーダーメイドの注文住宅・東富山の家」の魅力をオンライン上でもご体感できるようになっていますので、気になった方は ストレスフリーで創造性豊かな住まい | 株式会社 YUI もチェックしてください。

 

 

4.まとめ

注文住宅において、窓は性能面でもデザイン面でも重要なポイントです。

 

窓1つでも、こだわりを持って設計をする会社とそうでない会社では、最後の仕上がりで大きな違いが生まれてきます。

 

住宅会社ごとのUA値でも、リビングの部屋の窓設計を性能・デザイン両側面から考えている会社なのか?と言ったポイントにも注目してみるとよいでしょう。

 

施工事例では、窓まわりの細かい点にも注目して見学されるとよいでしょう。

 

結では、こだわりが詰まったモデルハウスを常時ご用意しておりますので、気になった方はモデルハウス・見学会・イベントのご予約をお待ちしております。

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