家づくりコラム

2022.12.09

コラム富山で後悔しないための土地の選び方とは?4つのポイントから解説

富山でいい土地を選びたい、土地を探しているけど良い土地が見つからない、という方も多いのではないでしょうか。失敗しないための土地探しとして、注意すべきポイントを4つの視点から解説。富山ならではの土地の選び方、注意ポイントも確認しましょう。

 

今回は新築する際、大事になってくる土地の選び方についてです。

 

土地を選ぶうえでは、学区・治安・土地の形状・価格といった観点はもちろんですが、土地情報ではなかなか分からない気を付けるべきポイント、特に富山ならではの視点も交えて解説していきます。

 

土地を探し始めた方だけでなく、いい土地がなかなか見つからない、という方にも参考になる内容となっています。

 

それでは、「土地の選び方」「周辺環境の見方」「富山ならではのポイント」「住宅を建てる時の注意」の4つに分けて解説していきます。

 

1. 土地の選び方で注意しすべきポイント

まず土地情報を見ていく中で、気を付けるポイントです。

 

・新しい分譲地以外は、ライフラインの引き込み有無に注意

・4つの地目(宅地・雑種地・山林・原野)以外は注意(特に農地である田・畑

・埋設物などが発見された場合、重要事項説明書の記載内容次第では買主で撤去することになる場合がある

・測量図の有無(隣地との境界はちゃんと決まっている?)

・仲介物件・売主物件で仲介手数料の有無が変わってくる

 

この中から、ライフライン引き込みと農転に関して掘り下げていきます。

 

1-1. 分譲地以外の土地は水道引き込み有無に注意

富山の土地探しで重要な水道引き込み有無

新しい分譲地は家を建てることを前提に造られているため、細かいことを考えなくても大丈夫です。

 

しかし、きちんと造成してある分譲地以外は様々な注意が必要です。

 

元々駐車場として使っていた場所に新築を建てる際、水道・ガスの引き込みがない土地が全体の約3割です。

 

また、アスファルトを取り除くと残存物(駐車場の前がアパートでその基礎が残っていた等)が出てきたケースもありました。

 

引き込みの有無は土地を見れば判明しますが、着工するまでわからないリスクを頭の隅に置いておきましょう。

 

なお結では、宅地建物取引士の社員で、可能な範囲で候補地をチェックさせて頂くこともできますので、お気軽にご相談ください。

 

1-2. 地目が宅地・雑種地以外は注意

富山の土地探しで重要な農地転用

主に「農地」がネックになってくることが多いです。

 

家を建築できる地目は、宅地・雑種地・山林・原野の4つとなっていますが、農地(田・畑)の場合は、そのまま住宅建築ができません。

 

農地から宅地へ「農地転用」を行い、要件を満たせば宅地に転用することで、住宅建築が可能となります。

 

条件によっては農地転用できない、もしくは数年かかることもあるため、お持ちの土地が農転可能か?もしくは購入予定の土地が農転できるか?は事前に確認が必須です。

 

2. 周辺環境で注意すべきポイント

つづいて土地そのもの以外に、周辺環境で注意すべきポイントです。

 

ハザードマップの確認は必須(しかし100%安全なところはない)

・洪水に特化したハザードマップ以外にも「津波・土砂災害・地震」のハザードマップがそれぞれある

・川周辺や元田・畑は地盤が弱い可能性が高く、新しい造成地であっても関係ない

・その土地に行くまでの道路状況・周辺環境は確認しておきましょう(道が狭い等)

 

特に注意が必要なポイントは、ハザードマップです。

 

昨今は局地的豪雨や大雪など、異常気象が発生しやすくなっており、市町村のホームページから、事前に必ずハザードマップを確認しておきましょう。

 

ただ、比較的高い場所でも排水能力が昔のままになっていることもあり、地盤がいいと言われてきた地域でも床上浸水することもあり、過信はできません。

 

富山市では神通川・常願寺川沿いはどうしても浸水リスクが付きまといます。

 

以下は富山市の各種ハザードマップです(適度に参考にしましょう)。

 

【浸水被害想定】富山市のハザードマップ

【各種災害】リアルタイム被害予測(台風、豪雨、地震による被災建物棟数をリアルタイム予測 あいおいニッセイ同和損保

【地震】富山市揺れやすさマップ

 

2-1.富山ならではの注意すべきポイント

富山ならではの土地選びで注意すべきポイント

画像引用:富山市HP

 

今度は、富山で土地を購入する際に、注意しておきたいポイントです。

 

・富山は地盤改良になる可能性が7~8割と高い

・雪を捨てられる用水路・融雪施設があると便利な反面、用水路がハザードマップで危険なエリアでないか、確認する

・前面道路が狭いと、大雪が降ると家から車が出せないことがある

 

富山では雪と用水路について気を付けておきましょう。

 

富山に住んでいる方であれば、肌感覚で雪との関わりがどうか?と考える方が多いと思いますが、雪下ろしの場所があるか、前面道路に融雪パイプがあるかもチェックポイントです。

 

また前の道路幅が狭いと、大雪で車が出せなくなることが想定されるため、道路幅が4m以上ある土地を選ぶことがおすすめです。

 

3. 住宅を建てる上で注意すべきポイント

富山で住宅を建てる上で注意すべきポイント

そして3つ目は、住宅を建てる前提で土地を選ぶコツや、見るべきポイントを解説します。

 

・北向きの土地は、選び方によっては意外と良い土地である場合がある

接道(土地が道路に接している)の長さが、できるだけ長い土地を選びましょう

・住宅プランと合わせて土地を選ばないと、どんな家が建つかわからない

 

3-1. 北向きは良い土地?

北向きの土地は比較的安い傾向になりますが、実は周辺環境やプラン次第で良い土地に変身させることも可能です。

 

北向きの土地は条件によっては、視線を気にする度合いが低く、外構やインナーテラスなどを必要以上に設けなくても、開放感のある家の実現がしやすくなります。

 

また、南側全面をリビングにしたいと言う方にとっては、むしろ北向きの土地の方がプランしやすかったりもします。

 

単純な土地の向きだけで決めると、このように魅力的な部分を見落とすことも考えられ、住宅プランと合わせて土地を選ばないと、いい土地かどうかは分かりません

 

3-2. 接道が長い土地がよい

富山の土地探しで重要な接道面

さらに土地を選ぶうえで最も大事なポイントの1つ、「接道」についてです。

 

接道とは、その土地にアクセスするための道路が、土地に対してどのような接し方をしているか、を指す用語です。

 

もっとも車の出し入れを考えると、接道が長い方が車の出し入れもしやすく「使いやすい土地」と言えます。

 

富山では車を使う方が多く、車の出し入れのしやすさは毎日のことで、駐車場計画は土地を選ぶうえでは非常に重要な要素です。

 

4.100点満点の土地はない

富山の土地探しで重要なポイント

土地を数か月以上探して、いい土地が出てこないかなと思っている方も少なくないのではないでしょうか。

 

結論から申し上げると、希望のエリアで、価格が安くて、学校も近くて、日当たりもよくて…という100点満点の土地はほぼ存在しません

 

そこで、ご家族内で優先順位を決めることが大事となってきます。

 

価格重視なのか、学区なのか、周辺の利便性なのか家族ごとに異なる考え方がありますので、特にご夫婦間での意識合わせは重要です。

 

そこでご夫婦間で、今ある中でベストな土地はどこか、ご自身がベストだと思った理由は何か、を話し合ってみましょう。

 

最終的には、消去法になってくる可能性もありますが、ご夫婦間でこの土地でいいんじゃないかな、と思える土地が出てくれば建物と同時に検討開始することをおすすめします。

 

そして、100点に近づけるのは住宅会社側の仕事でもありますので、結では土地から建物まで一気通貫でご相談いただけます。

 

5. まとめ

インターネットで土地を探すのもよいですが、建物といっしょに検討しないと本当に自分たちに合っている土地なのか?はわかりません

 

結では土地からご一緒に探して、建物のプランニングもさせていただきます。

 

また、結の不動産部門では売られていない土地を、地主さんに交渉して買うこともあり、土地の斡旋からプランニング、資金計画まで一気通貫でご相談承ります。

 

土地で迷われている方は、結へお気軽にご相談ください。

 

また、仲介手数料不要の自社地の販売も行っておりますので、こちらも合わせてご覧ください。

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