2025.01.03
2025年の最初にお届けするコラムとして、家づくりをスタートするときにご覧いただきたい内容になっています。住宅会社を探す前にやるべきことと、家づくりで抑えておくべき基本的なポイントをまとめています。このコラムを参考に家族会議をしてみましょう。
家づくりにおける失敗は、多岐にわたりますが昔から共通している失敗ポイントは「資金計画」です。
注文住宅の打合せでは、当初考えていた予算からオーバーすることが多いですが、果たしてそれは失敗なのでしょうか?
ローンはいくらにすればいいのか?といった不安や疑問をお持ちの方に、最新の経済状況も踏まえた参考になる内容になっています。
それでは、早速今回のコラムの要点をみていきましょう。
・家族の今後の計画を話し合うところがスタートになります。共働き?転職など考えている?こんな根本的な話し合いが一番大事
・予算は建物本体を含む総額で考えるべきですが、ランニングコストも同時に考えていくことで、家計の収支をコントロールできる(過去コラム振り返り)
・昨今の経済状況で、賃金が少しずつアップしていく要素もある一方、為替状況や世界的なインフレを考えると、原材料のアップ率の方が早く、コンパクトな家の需要が高い
・ひと昔前に比べると補助金も充実しており、このような制度を上手く活用して上手く家づくりをすすめていきましょう
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1. 将来計画の家族会議が家づくりのスタート
新年を迎えて、家づくりをそろそろどうしようか?といった話題も出るのではないでしょうか。
家づくりは、家族の今後の計画を話し合うところがスタートになります。
間取りをどうする?どんなインテリアがいい?といった内容ではなく、まずは共働きにするかどうか?転職・転勤などの可能性があるか?このような家族の根本的な話し合いが一番大事です。
家づくりは注文住宅でも分譲建売でも、資金が多く必要になることや、不動産という名の通り簡単に動かせないものを所有することになります。
そのため、住宅会社をどこにするか?どんな家が…の前に、しっかり「家族計画」と「家を建てていいかどうか」を話し合うことが大事です。
むしろ、この話し合いがしっかりできていれば、家づくり・家族計画の8割方は成功したと言えます。
1-1. 建築費用だけでなくロングスパンの資金計画を
つづいて、新築を考える上で大事な資金計画です。
予算は建物本体金額を含む総額で考えるべきですが、ランニングコストも同時に考えていくことで、正しい家計をコントロールできます。
家は建てたら終わりではなく、住み続けていくもので、建ててからのコストの方も考慮した計画にしないといけません。
住んでから必要になる資金は、主には下記のようなものです。
・光熱費(断熱性能や省エネ性の効果と、イニシャルコストのバランス)
・外壁材のメンテナンス周期(メンテナンスを考えるならガルバリウム鋼板がおすすめ)
・設備(エコキュート・エアコン・トイレ・食洗機など)は、家電と同様10年単位で買い替え・メンテナンスが必要
・固定資産税
今住んでいる賃貸住宅の家賃をベースに考える方が多いですが、賃貸の頃にはかからなかった上記のようなメンテナンス・税金がかかってきます。
住宅ローン控除のようなオトクな制度も同時に利用できますが、このようにロングスパンでの資金計画を考えていきましょう。
なお、本件に関しては別記事でも紹介していますので、気になる方はこちらのコラムもご覧ください。
2. 2025年の家づくりのキーワード
つづいて2025年、新年のコラムならではの家づくりにかかわる重要なキーワードから、2025年の住宅市場を考察していきます。
2-1. インフレの影響
1つ目のキーワードは、インフレの影響です。
昨今の経済状況で、賃金が少しずつアップしていく要素もある一方、為替状況や世界的なインフレを考えると、原材料のアップ率の方が早いです。
各設備メーカー・躯体の原材料になる材木価格などは高止まり・値上げが、コロナ禍以降に断続的に発表されています。
一時期に比べて少し落ち着いたとはいえ、値上げ基調は今年も変わらない傾向であることに間違いはないでしょう。
富山県は昔から全国1位の、新築の床面積が大きい県として有名ですが、昨今は値上がりの傾向を受けて家もコンパクト化してきています。
2-2. コンパクトな家
出典:立ち止まって感じる心地よさ|永楽町モデル
2つ目のキーワードは、上記のインフレの話をふまえたコンパクトな家です。
総額を抑えるために、どうしても家の面積を削減する方向になっており、富山県でも床面積は急激にコンパクトな志向になっています。
この「コンパクトな家」として床面積を削減する中で注意すべきポイントは「設計力に差が出やすいこと」です。
大きな家であれば、自動的に窮屈さを感じにくいのですが、床面積を削減していくと、開放感を出すためには設計力での工夫が必要です。
また、家事動線・生活動線もプランニングが難しくなっていくため、コンパクトかつ使い勝手がいい家、狭さを感じにくい家は、住宅会社での差が大きく出るでしょう。
さらに、平屋・1階寝室というキーワードも、このような流れを汲んでのブームになっており、より一層プランニングが難しくなります。
2-3. 1階寝室 / 平屋
出典:【施工事例】木の心地よさを感じる平屋
3つ目のキーワードとして、1階寝室・平屋があげられます。
住宅自体が長寿命となっていることや、居住者が長く住み続けることを考えている背景もあり、富山県以外でもコロナ禍以降、全国でブームになっています。
ただし、平屋は大きな土地が必要(できれば60坪以上)なこと、さらに同じ床面積であれば、2階建てに比べて割高になることもあり総額としては高額になりがちです。
2-4. 子育てグリーン住宅支援事業
24年11月末に、新たな補助金制度「子育てグリーン住宅支援事業」が発表されました。
2025年に家づくり、リフォームなどを検討されている方にとっては朗報です。
新築では最大160万円、リフォームでは最大60万円の補助金が受けられる制度で、新築・リフォームともに活用できる制度になっています。
詳しくは別記事でご紹介しますが、こういった補助金や優遇制度を上手に活用して家づくりをすすめましょう。
3. コンパクトになると設計プランに差がやすい
上記のキーワードの2つ目で少しふれた話を深堀していきます。
昨今は富山県でも比較的コンパクトな家、すなわち20坪台~30坪前半の家が増えています。
4LDKもしくは3LDKをプランニングしようと思ったとき、30坪前後になってくると一般的には間取りが似たり寄ったりになりがちです。
ここで、設計士による間取りの組み方、さらには空間を立体的に捉えて同じ床面積でも狭さを感じさせない工夫が大事になってきます。
3-1. YUIはプランニングの良さで選ばれている
富山市のYUIは、良質なプランニングやデザイン性で多くの皆さんに選ばれて事業を行なえています。
比較的大きな建物はもちろんですが、コンパクトな床面積の建物でも、開放感を体感できる間取り設計を得意としています。
窓の配置・外からの見え方、さらにはスマートに見えるデザイン上の細かい配慮などを総合的に組み合わせることを強みにしています。
予算は抑えめにしながらも、開放的な家にしたい・デザイン性にこだわって家づくりをすすめたい、という方はぜひYUIの施工事例などをご覧ください。
また、気になった方はモデルハウスにご来場いただくと、さらにそのデザインが創り出す空間を体感いただけます。
4. まとめ
2025年は、ひと昔前に比べても補助金が充実した年になっている反面、値上がりなどが気になる年でもあります。
補助金制度や税制優遇などを上手く活用して、上手く家づくりをすすめていきましょう。
YUIでは、25年1月に富山市・呉羽に構造計算による耐震等級3で設計したモデルハウスをオープンしています。
さらに、25年の契約から躯体の品質保証が20年標準となり、さらにサービスが充実した家づくりを展開していきます。
まずは資料請求や、モデルハウスの見学に気軽にお越しください。
最後に、家づくりをスタートする上で大切なコトをお伝えしている、同様のコラムもあわせてご覧ください。
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