2. 資金・デザイン・性能・土地・間取り
注文住宅だけでなく建売を選ぶ場合も同じですが、この5つの要素に対してパーフェクトな家は「ない」と思って頂いた方が良いでしょう。
特に、要望を詰め込んでいくと「資金」がオーバーしてくるため、このバランス感をパーフェクトにすることが至難の技です。
また住宅は、一般的にスーパーなどで売っている商品とは異なり、単純に安い家を選ぶことが “ 安さ ” に直結しない懸念も吟味しないといけないことからハードルが高い商品でもあります。
この5つの要素を、うまくアテンドしてくれる会社が、まさに皆さんに合っている会社であり、信頼性が高い会社・担当者であると言えます。
2-1. 安い家は結果的に安くないことがある
資金・デザイン・性能・土地・間取りの中で、注意すべきポイント1つ目として「資金」をピックアップしてみます。
家づくりにおいて知っておいてほしい大事なポイントは、耐久性の低い素材(≒安い素材)を使っていると、特に外まわり(屋根・外壁)にメンテナンス費用がかかりやすくなります。
家は建てた後、ランニングコストとして光熱費・メンテナンス費用がかかってきます。
見積時点の価格の高い・低いだけに捕らわれずに、長い目でのコストを考慮して判断しましょう。
太陽光発電も、ランニングコストを考えるとおすすめなアイテムで、これも最初の見積金額の見た目に惑わされないようにしましょう。
2-2. 性能値は効果とコストのバランスを見極めよう
家は「住宅性能」として、耐震性や断熱性能を数値化できます。
住宅性能も、数値が高いものが魅力的に見えることがありますが、これもその数値で得られる「実際の効果」や「違い」について、しっかり検討することが大事です。
昨今はZEH水準の断熱性能が一般的になっているものの、さらに断熱性能が高い家も増えています。
どっちがいいか悩むことがあると思いますが、これも単純に数値だけ見ると断熱等級7、HEAT20・G3という数値がすごく見えると思います。
しかし、富山の気候において断熱等級5・6・7の効果の違いが、そのコストの差が納得できる内容であればいいですが、本当にそうでしょうか?
もちろん、性能が良くなれば効果はあがるものの、実態の効果とのコストバランスまで伝えてくれるような住宅会社を選びましょう。
2-3. デザインや間取りは目に見えるモノ
5つの要素の中で、目に見えるモノはデザインと間取りです。
特に間取りは使い勝手を左右するものであり、普段のちょっとしたストレスに直結します。
デザインや間取りといった目に見える部分を優先したい方は、施工事例をしっかり見て吟味して住宅会社を選んでいきましょう。