家づくりコラム

2023.01.20

コラム新築のコストダウンで失敗しないためのコツ!予算計画の立て方

新築のコストダウンは何をしたらいいの?後悔しないための上手なコストダウンの方法やコツを紹介します。坪数を落とすことと同時に何に気を付けたらいいのか?坪数以外で、コストダウンできるポイントは?そして、コストダウンをするときの考え方も紹介。

 

家づくりをすすめていくと、「思ったより高かった…」「コストダウンで満足する家づくりにならなかった」という話がよくあります。

 

今回の記事では、資材費などが高騰している中でコストダウンさせつつも、ステキな家づくりにするためのコツや、家づくりを考えるときの指針をお伝えしていきます。

 

割安に理想の家に近づけたい、という方に必見の記事になっています。

 

それでは、まず今回の記事の要点からみていきましょう。

 

 

家の大きさをコンパクトにすること最も効果的なコストダウン

 

・設備や内装はコストを必要以上にかけなくても、デザインでカバーすることができ、そういったカバーできる住宅会社を選ぶこともコストダウンの1つ

 

・家の坪数を効果的に抑えるコツは本文中で紹介

 

・共通して重要なコツは、優先順位コストをかける部分のメリハリ

 

 

1. コストダウンができる箇所

考え方の違いも影響してきますが、コストダウンできるポイントをみていきましょう。

 

1-1. 家の大きさをコンパクトに

家の大きさをコンパクトにする新築コストダウン

出典:仕事と暮らしが調和する平屋

 

もっとも効果的なコストダウンの方法です。

 

富山県は全体的に家が大きい傾向にありますが、家の大きさを削ることで使用する部材が減ってくるため、数十万円~百万円単位で大幅にコストダウンできます。

 

ただし気を付けるポイントは、単純にサイズダウンするとバランスが崩れる可能性が高くなる、もしくは単調な家になることです。

 

また、当然面積を小さくしていくと窮屈な感じになりがちですが、間取りや設計上の工夫で狭く感じさせずにコンパクト化する方法があります。

 

詳しくは部屋を広く感じるために考えるべき3つのポイントと広く感じる事例3選もあわせてご覧ください。

 

1-2. 設備機器

設備機器選定での新築コストダウン

出典:「個」が心地よく過ごせる家

 

一般論として、キッチンやお風呂などの設備メーカーを揃えると仕入れにムダが少なくなります。     

 

また、必要に応じて現場造作と組み合わせることでもコストダウンが可能になる場合があります。

 

洗面やキッチンは、部材を組み合わせることで唯一無二のデザインになると共に、使う素材などに応じてコスト調整が可能です。

 

最近は、既製品でも造作っぽいデザインのシリーズもあります。

 

1-3. 内装の材料を抑える

内装の材料を抑える新築コストダウン

出典:アートを感じるインナーガレージの家

 

クロスは、こだわり過ぎなくともデザイン性を高めることができます。(シンプル イズ ベスト)

 

インテリアを左右するフローリングも、昨今はスタンダードなグレードでも木目がハッキリして高級感があります。

 

結では、お金を必要以上にかけずとも、デザイン性を上げるご提案をしており予算感と全体調和を図っていきます。

 

1-4. モデルハウスで使われているメーカーの設備を優先的に選ぶ

モデルハウスの設備を選ぶ新築コストダウン

出典:インナーガレージのある平屋

お客様邸ではなく、モデルハウスで使っているメーカーや仕様は、その会社の得意とする仕様になっていることが多いです。

それもコスト・デザイン・調和性などのバランスがいいモノを使っていることが多く、気になっている住宅会社のモデルハウスの仕様を詳しく聞いてみるのも良いでしょう。

あとは、住宅会社側にコーディネートをある程度任せるコトも、シンプルにコストダウンになる可能性があります。

 

 

2. 坪数を抑えるためのコツ

もっとも効果的な、家の大きさを抑えるコツを、さらに具体的にみていきましょう。

 

・必要な床面積の固定概念をなくす

・廊下と収納を共用したり、廊下およびホールを減らす

・ダイニングとリビングを重ねて最小限にする(窮屈に感じない設計が必要)

・階段の位置を調整することで2階の廊下を減らせる

・収納は適材適所でだだっ広く取らない

・引越時に断捨離する

 

2-1. 固定概念をなくす

固定概念をなくすことでの新築コストダウン

1つ目は、例えば「リビングは20帖はないと…」といった固定概念を取り払うことです。

 

これも設計次第では、リビングは9帖あれば十分に設計できるとも言われています。

 

ただし家具・窓の配置などでも感じ方が変化するため、9帖でも開放感が感じられる設計をしないといけません。

 

広さの感覚は床面積だけでなく、「高さ」「視線の抜け」「色使い」など様々な要素から成り立ちます。

 

色々な会社のモデルハウスを見学する際、同じような床面積でも広さの感じ方の違いに注目してみるのもよいでしょう。

 

また、富山県は全国一、家の平均床面積が大きい県ではありますが、35坪前後の住宅の間取りを取り上げたこちらの記事も参考になさってください。

 

【1階の構成編】35坪の注文住宅における、時代に合った間取りの考え方

 

2-2. 間取りのテクニック

坪数を抑えて新築コストダウンするためのテク

出典:シンプル&ナチュラルに暮らす家

 

ここからは間取りのテクニック的な要素です。

 

事例写真のように、廊下 兼 ウォークインクローゼットといった技もあり、「廊下 × 収納」「ホール × 書斎」などスペースを有効活用していくと坪数を抑えることができます。

 

そしてダイニングとリビングを重ねて最小限にすることでも、全体の坪数を抑えるコトにつながります。

 

また、階段の位置を調整することで2階の廊下を減らせたり、収納は適材適所でだだっ広く取らないこともコツの1つと言えます。

 

3. 優先順位とメリハリ

新築コストダウンで大事な予算のメリハリ

そして、コストダウンで大事な事は、「予算のメリハリをつけること」です。

 

住宅会社に予算感を伝えて、メリハリをつける部分をあらかじめ決めておくと、打合せが進むにつれて削る部分で迷うことが少なくなります。

 

ただし ” そもそも設計力のある会社かどうか ” は重要なポイントで、削っていく際に設計力の差が出てきます。

 

予算ダウンで一気に普通の家になってくる、ということもよく聞く話です。

 

コンパクト × デザイン性 × コスト、この3つの要素を上手く叶えることができる住宅会社を見極めることもコストダウンに繋がる手法でもあります。

 

間取りを検討する上で、重要な要素をこちらの記事でも紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

注文住宅の間取りの決め方のコツとは?間取りを話し合う時の考え方を伝授

 

4. まとめ

このように、まずは優先順位を家族内で決めておくことで、コストのメリハリがつきます。

 

坪数を抑えていくときにも悩みにくく、また打合せをすすめる中で、自分たちの理想を汲み取ってくれる会社かどうか?の選定もコストダウンの1つとなってきます。

 

間取りのテクニックは、住宅会社側の力量の問題もあるため、冷静に見極めてご自身の希望に合った会社選びの参考になさってください。

 

なお、結では土地・建物から立体的な提案を行っており、23年5月には富山市永楽町に30坪台前半の比較的コンパクトなモデルハウスがオープンします。

 

LDKがコンパクトではあるものの、高天井などで開放感を演出して、床面積以上の開放感を出しているモデルハウスになっており、完成までお楽しみに。

      

延床面積と施工面積の関係まで考えた間取りで構成しており、面積以上の広がりと固定概念を変える事ができるかもしれません。

 

「デザインや設計も大事にしたいけど、コストも必要以上にかけれない」とお悩みの方はぜひ結までお気軽にお問い合わせください。

この記事に関連するタグの一覧を見る

アーカイブ

ページトップ