家づくりコラム

2025.04.25

コラム専門的な視点から比較する、平屋プラン vs 1階寝室プラン

 

平屋と1階寝室プラン(平屋風2階建て)を比較検討して悩んでいる方も多いのでは。平屋や1階寝室どちらがよいか悩んでいる方に、選び方の基準や判断軸を指南するコラムになっています。コラム後半では、1階寝室のモデルハウスに関する情報も紹介します。

 

今回は、数年前より人気が急激に高まっている平屋プランと1階寝室プラン、それぞれのメリット・デメリットや選択する上での注意点などをお伝えします。

 

特に、デメリットや自分に合っているのはどっちか冷静に考えたい方向けの内容となっています。

 

ありきたりな比較に飽きてしまった方にもおすすめのコラムです。

 

それでは、まず今回の要点から見ていきましょう。

 

 

平屋が人気になっているとはいえ、北陸エリアでも2割以下(全国平均22%)

 

・平屋も1階寝室プランも、総二階に比べると坪単価換算ではどうしても割高になるが、全体費用を考えた時の現実的な選択肢としては「1階寝室」

 

・1階寝室でも、適正な取捨選択をして「やめるべきモノ」を決めないと、結局は平屋と同等のコストになってしまう

 

・YUIでは1階寝室プランのモデルハウスを2棟公開予定!(2025年4月下旬以降)

 

 

1. 平屋は人気。でも最終的には約2割に留まる

平屋建てを選ぶ割合

出典:リクルート・2024年 注文住宅動向・トレンド調査

 

昨今、SNSでも平屋が人気になっていることは事実です。

 

家づくりをはじめた方であれば平屋や1階寝室プランなど、平屋ブームを聞いたり感じたりされているのではないでしょうか。

 

ただ、現実的な視点から解説をすると、北陸エリアでは平屋の建築は全体の2割以下です。

 

エリアによってバラつきがあり、特に九州四国・北関東では採用率が高いものの、富山県を含む甲信越・北陸は平屋率は17%に留まっています。

 

全国平均から見ても22%であり、「みんな平屋を建てている」ということは決してありません。

 

ただし昔に比べると住宅寿命が伸び、住宅ローンを完済する35年以上住む前提で考えると、主寝室が1階にあった方がいいのは間違いないわけです。

 

そんな中、1階寝室プランと平屋で悩んでいる方も少なくないでしょう。

 

1-1. 結局はコストの問題にあたる

平屋建てを選ぶ割合

実際に平屋プランと2階建てを同時に見積依頼された方であれば、2階建てに比べて平屋の方が総費用が高い見積をもらったのではないでしょうか?

 

インスタグラム・YoutubeなどSNSでは「平屋推し」の風潮がありますが、前述のように最終的に新築の2割前後に留まっていることを考えると、コストを理由に諦めてしまう方も少なくありません

 

坪単価換算で言えば、基礎の大きさ・屋根の大きさが大きく異なることから、平屋は総二階に比べて割高になります。

 

感覚としては、同じ床面積の2階建てと比べて1.2~1.3倍と考えてもらえれば、大きく外さないでしょう。

 

1階寝室プランであっても、総二階に比べると坪単価換算ではどうしても割高になります。

 

昨今はインフレで住宅資材もあがっている中で、さらに割高になってくると、平屋・1階寝室プランは、まさに「高嶺の花」状態になってきていることは間違いないでしょう。

 

2. 平屋・1階寝室プランを考える上での現実的な提案

平屋・1階寝室の現実的プラン

まずは、コストや家づくりにおける優先順位として他の要素を踏まえても、平屋・1階寝室がいいか?家族でよく話し合うことが大切です。

 

話し合った結果、やっぱり平屋・1階寝室がいいと思う方は、土地探しから複数のハウスメーカーに相談することをおすすめします。

 

複数に相談すべき理由は、特に平屋は土地の形状次第でプランニングが難しく差が出やすいので、各社から提案を受けたほうがよいといえるからです。

 

2-1. 土地も含めた総予算に注意

土地も含めた総予算

まず土地から購入される方は、建物だけでなく土地の費用も必要になってきます。

 

富山でも平屋を建てられる土地を確保して、家を建てようと思うと、「それなりの費用」になってきます。

 

そのため、建物の価格だけでなく土地の価格を抑えたりするバランス感覚も大事です。

 

2-2. 現実的な選択肢は「1階寝室」

コスト重視の方におすすめの1階寝室

出典: 北から光が落ちる家|呉羽モデル

 

次に、コストをできるだけ抑える必要がある方は、最初から1階寝室プランですすめることがおすすめとなります。

 

家のいわゆる坪単価としては、「 平屋 > 1階寝室 > 総二階 」となることが、ほぼ明確だからです。

 

そしてコストを抑えつつも満足感のある1階寝室を実現するには、間取りの要素を欲張りすぎないことも大切な要素です。

 

1階に大きなFCL・広々LDK・アイランドキッチン・回遊動線など、SNSで魅力的なキーワードが踊っていますが、優先順位をしっかり決めて「やめるべきもの」も選んでいきましょう

 

2-3. 1階寝室でも取捨選択次第で平屋と変わらなくなる

1階寝室でもプラン次第でコスト増に

流行りの要素をどんどん取り込んでいくと、結局平屋を建てるコストと大差がない、ということになりかねないため、必要な要素だけにしぼって検討しましょう。

 

また、家の形状によっては平屋並みのコスト感になることも想定されるため、プランニングがコストに大きく影響をしてきます

 

そのため、1階寝室プランを採用する場合は、複数の会社からの見積・プランニング提案を受ける方が無難です。

 

1階寝室は実質的には平屋と同じような使い方になりますが、長く住むことを考えるなら、日射や音問題なども重要なストレスファクトとなるため、慎重にプランニングの検討を重ねましょう。

 

3. 1階寝室モデルハウス紹介

YUIでは、2025年に富山市内で1階寝室を採用したモデルハウスのご見学が可能となっています。

 

3-1. 富山市呉羽モデルハウス

1階寝室を採用したモデルハウス

1階寝室のモデルハウス

1つ目のモデルハウスは、富山市呉羽の大型分譲地内にある1階寝室のモデルハウスです。

 

LDK全体に大きな吹き抜けを取りつつ、構造計算による耐震等級3を取得したモデルハウスになっています。

 

当モデルハウスの寝室の設計ポイントは、LDKとの程よい距離感。

 

そして、ファミリークローゼット・洗面・サンルームへのアクセスがよいことです。

 

洗面を起点とした生活動線が特徴のパーソナル空間と、家族が憩うパブリック空間に分け、住心地にこだわったゾーニングが見どころです。

 

詳細および予約 ▶ https://yui-mode.net/archives/model/23554

 

3-2. 富山市寺町モデルハウス

コンパクトでも豊かに暮らせる家

2つ目は富山市寺町に、2025年5月にオープンするモデルハウスとなっています。

 

寺町モデルのコンセプトは「ミニマムリッチ」、すなわちコンパクトでも豊かに住まうことを目指したモデルハウスになっています。

 

上質なものを必要とするだけ持つライフスタイルを、住宅として表現しました。

 

効率的な家事動線や豊富かつ適材適所の収納設計、床面積以上の広さの感覚など、コンパクトながらも見どころが満載のモデルハウスです。

 

ぜひ、家づくりの参考としてご見学ください。

 

寺町モデル グランドオープンイベントの詳細はこちら。

 

4. まとめ

平屋・1階寝室に豊富な実績がある住宅会社

今回は平屋と1階寝室プランで迷っている方向けに、現実的な視点から様々なことをお伝えしてきました。

 

考え方ひとつで賢い選択ができるのが建築の面白いトコロでもあります。

 

せっかくの家づくりの機会であれば、ぜひ色々な会社から提案を受けてみるとよいでしょう。

 

YUIでも平屋・1階寝室それぞれで豊富な実績がありますので、気になった方はお気軽にご相談ください。

 

きっと期待以上のご提案になるでしょう。

 

 

 

最後に、平屋・1階寝室に関連するコラムも併せてご覧ください。

 

1階寝室の知られざる魅力と、後悔しないように注意すべきことは?

 

1階寝室プランのデメリットとは?コスパよく1階寝室にするためのコツも

 

平屋風2階建てのメリット・デメリットを徹底解説

 

この記事に関連するタグの一覧を見る

アーカイブ

ページトップ