2. 平屋・1階寝室プランを考える上での現実的な提案

まずは、コストや家づくりにおける優先順位として他の要素を踏まえても、平屋・1階寝室がいいか?家族でよく話し合うことが大切です。
話し合った結果、やっぱり平屋・1階寝室がいいと思う方は、土地探しから複数のハウスメーカーに相談することをおすすめします。
複数に相談すべき理由は、特に平屋は土地の形状次第でプランニングが難しく差が出やすいので、各社から提案を受けたほうがよいといえるからです。
2-1. 土地も含めた総予算に注意

まず土地から購入される方は、建物だけでなく土地の費用も必要になってきます。
富山でも平屋を建てられる土地を確保して、家を建てようと思うと、「それなりの費用」になってきます。
そのため、建物の価格だけでなく土地の価格を抑えたりするバランス感覚も大事です。
2-2. 現実的な選択肢は「1階寝室」

次に、コストをできるだけ抑える必要がある方は、最初から1階寝室プランですすめることがおすすめとなります。
家のいわゆる坪単価としては、「 平屋 > 1階寝室 > 総二階 」となることが、ほぼ明確だからです。
そしてコストを抑えつつも満足感のある1階寝室を実現するには、間取りの要素を欲張りすぎないことも大切な要素です。
1階に大きなFCL・広々LDK・アイランドキッチン・回遊動線など、SNSで魅力的なキーワードが踊っていますが、優先順位をしっかり決めて「やめるべきもの」も選んでいきましょう。
2-3. 1階寝室でも取捨選択次第で平屋と変わらなくなる

流行りの要素をどんどん取り込んでいくと、結局平屋を建てるコストと大差がない、ということになりかねないため、必要な要素だけにしぼって検討しましょう。
また、家の形状によっては平屋並みのコスト感になることも想定されるため、プランニングがコストに大きく影響をしてきます。
そのため、1階寝室プランを採用する場合は、複数の会社からの見積・プランニング提案を受ける方が無難です。
1階寝室は実質的には平屋と同じような使い方になりますが、長く住むことを考えるなら、日射や音問題なども重要なストレスファクトとなるため、慎重にプランニングの検討を重ねましょう。