1. ランドリールーム収納の基本とメリット

富山県では年間を通して降水量が多く、天候が変わりやすい特徴があります。
特に冬の雪などを考慮すると、室内干し専用のランドリールームは必須に近いアイテムと言えます。
しかし、単に干すだけの空間にしてしまうと、乾いた服を各部屋へ運ぶ手間が発生するため、さらに大切なポイントが収納スペースを確保することです。
「洗う・干す・しまう」の動線を一つの空間にまとめることが、家事負担の軽減につながります。
収納を考える時、まずはご自身の生活スタイルを言語化しておくことをおすすめします。
1-1. 生活スタイルの言語化とは

家事動線を最適化するためには、日々の洗濯物をどう扱うかを整理することが第一歩です。
通勤着はスーツかオフィスカジュアルか、制服や作業服などの種類によって、ハンガーに掛けて収納すべき衣類の量が決まります。
お子さんがいる場合は、私服登校か制服登校か、スポーツなどの習い事はしているかも衣類の量を左右します。
泥汚れの洗濯物が多い場合は、下洗い用のスロップシンクの設置も検討するとよいでしょう。
また、寝巻きと家着は同じかどうかなども収納計画に大きく影響します。
1日に何回洗濯機を回すのか、将来お子さんが増えることで洗濯量が変わるかどうかも見据えておくことが大切です。
休日にまとめて洗濯をするスタイルの場合は、一時的に洗濯物をストックしておく大きめのスペースが必要になります。
1-2. 干す派と干さない派の違い

生活スタイルに合わせて、「干すのか干さないのか」を決めることが次のステップです。
乾燥機の使用有無によって、必要なスペースや設備が大きく変わります。
以下の表を参考に、ご家庭のスタイルを確認してみてください。
| 項目 |
干す派
(=乾燥機を使わない)
|
干さない派
(=ドラム式 or 乾太くん)
|
| 必要な
スペース
|
洗濯物を干すための
広いスペースが必要
|
干すスペースは最小限でOK |
| 設備の
ポイント
|
サーキュレーターや
除湿機の設置とコンセント
|
ガス配管・給排気計画、
専用コンセントの事前計画
|
干す派の場合、干した洗濯物が極力通行の妨げにならないよう注意しましょう。
また、布団などの大物を干したい場合は、外干し用のテラスや内部バルコニーへの動線も確保しておくと便利です。
さらに、どちら派であっても「どこで洗濯物を畳むのか」という問題は共通して発生します。
立ったまま畳めるカウンターを設けるのか、リビングに持ち込んで畳むのか、日々の暮らし方からイメージしておくことが重要です。
1-3. 衣類収納を目的とした可動棚の重要性

ランドリールームの壁面には、衣類収納を目的とした可動棚を充実させておくことをおすすめします。
固定された棚ではなく、高さを自由に変えられる可動棚にすることがポイントです。
タオルや家族の部屋着などを一箇所にまとめることで、干した洗濯物をその場でサッと片付けることが可能になります。
毎日の「畳んで運ぶ」を減らす効果が期待できます。
1-4. 市販の収納ボックスを活用


可動棚を設置した後は、IKEAや無印良品などで販売されている収納ボックスを上手く活用することがポイントです。
扉付きの造作収納を依頼すると建築コストが上がりがちですが、オープンな棚に統一されたデザインの箱を並べるだけで、スッキリとした空間が完成します。
使う人ごとに箱を分けたり、季節ものと日常使いのものを分類したりと、カスタマイズしやすい点も魅力です。