家づくりコラム

2026.05.15

コラムお値段以上。ハイドアが魅せる空間デザインの違いとは?

ハイドアで叶える上質な空間づくりのコツを解説します。単にドアを高くするだけでは不十分で、枠の納まりや視線の抜け感など、プロ視点の設計ポイントが入って初めておしゃれに。費用対効果を高める賢い取り入れ方を知り、理想の住まいを実現しましょう。

 

今回は、室内ドアの高さに関するポイントを深堀していきます。

 

そこまでお金をかけずとも、上質な空間を創るために必要な「ハイドア」。

 

ハイドアの魅力だけでなく、ハイドアにすることによる気になる実際の価格差や、単純にハイドアにすればいいというわけではない、奥深いポイントまで紹介していきます。

 

それでは、まず今回のコラムの要点から見ていきましょう。

 

 

・ハイドアにすることで、空間の「抜け」と「つながり」がスッキリし、上質な雰囲気を創り出すことができる

 

・一般的な高さのドアとの差額は、メーカーのシリーズ等にもよりますが、1.2倍~2倍以上になることもある ※定価ベース / 高さや特注種類等により大きく変動

 

高さを天井に合わせるだけでなく、建具の「枠」や「周辺の納め方」次第で、同じようなハイドアでも “残念なハイドア” と “スタイリッシュなハイドア” にわかれる

 

・ただし、納め方などについては、家を購入する方が「注文しようがない建築の専門的な分野」であり、“ キレイに、うまいことやっといてくれる会社 ” を選ぶしかない

 

1. ハイドアがもたらす空間デザインの魅力

洗練された雰囲気を演出するハイドア

出典:静かな時が流れるアトリエハウス | 株式会社 YUI

 

室内ドアの高さを天井まで伸ばしたものを、一般的にハイドアと呼びます。

 

標準的なドアは約2メートルの高さであることに対し、ハイドアは約2.4〜2.5メートルです。

 

この数十センチの差が、部屋の印象を大きく変える「違い」になります。

 

1-1. 空間の「抜け」と「つながり」による開放感

開放的なハイドアのデザイン事例

出典:街中の白いデザイナーズハウス

 

ハイドアの最大の魅力は、空間に「抜け感」を生み出せることです。

 

ドアを開けた際に天井のラインが途切れることなく隣の部屋へと続きます。

 

これにより、視線が奥まで抜け、実際の面積以上に広がりを感じられます。

 

廊下とリビングをつなぐドア、玄関から見える最初のドアなどに採用すると、開放感がアップします。

 

1-2. スッキリとした上質な雰囲気の演出

ホテルライクな洗面空間

出展:ホテルライクな二世帯住宅

通常のドアの上部にある垂れ壁(壁の一部)がなくなるため、空間の余計な線が減ります。

 

建築デザインにおいて、目に入る線を減らすことは洗練された空間づくりの基本です。

 

建具の存在感が薄れ壁と一体化することで、まるでホテルのようなスッキリとした上質な空間を演出できます。

2. 気になる価格差とコストパフォーマンス

デザイン性が高く魅力的なハイドアですが、やはり気になるのは価格の差です。

 

一般的な高さのドアと比べると費用はどうしても高くなりますが、実際いくらぐらいなのか?解説していきます。

 

2-1. 一般的なドアとの価格差の目安

標準ドアとハイドアの価格差

一般的なドアとハイドアの価格差は、目安としては約1.2倍~1.5倍、高価なガラス戸などであれば時に2倍以上の価格差になることも

 

メーカーや選ぶシリーズ、特注サイズにするかどうかによって、元々の価格は大きく変動しますので、一概に〇万円とは言い切れませんが、少なくとも数万円~十数万円に至ることも。

 

ガラスが大きく入ったデザインや、後半で紹介する枠をスッキリ見せやすい種類の建具などは、通常のドアの2倍以上の価格差になることもよくあります。

 

2-2. 賢く取り入れるためのメリハリ

ハイドアを取り入れるべき場所

すべての室内ドアをハイドアに変更すると、予算を圧迫してしまいます。

 

そこでおすすめなのが、場所を絞って採用する方法です。

 

ご家族が長く過ごすリビングまわりのドアをハイドアにするだけでも、空間の質は大きく引き上がります。

家全体のコストからすれば、建具1本の金額差は割合としてはそこまで大きくないですが、“塵も積もれば” なので、全体の予算からバランスを考えていくことも大事です。

3. ただ高くするだけではNG?奥深い設計のポイント

ただし、予算をかけてドアの高さを高くすれば、必ずおしゃれになるとも限らない点が建築の難しいところです。

 

実は、高さを天井に合わせる以外にも、空間を美しく見せる大切な要素が隠されています。

 

3-1. 建具の「枠」が与える影響

空間を美しく見せるポイント

ドアの周りには、ドア本体を固定・移動させるための「枠」が取り付けられていることが一般的です。

 

一般的な住宅では、施工のためにある程度太さがある枠を使用します。

 

しかし、せっかく背の高いドアにしても、枠が太く目立つと野暮ったい印象になりかねません。

 

枠を極力細く見せる工夫や、枠のないタイプの内装ドアを選ぶことが重要です。

 

3-2. 天井や壁との美しい納まり

ハイドアの美しさを決めるポイント

出典:仕事と暮らしが調和する平屋

 

特にハイドアの場合、天井の納め方(引き戸でも開き戸でも)や、壁と枠との段差の納め方なども仕上がりを大きく左右します。

 

さらに細い枠を採用する場合、職人さんの高い施工精度も求められます。

 

これら細かい部分の設計次第で、同じようなハイドアでも「残念なハイドア」と「スタイリッシュなハイドア」に分かれてしまいます。

4. 理想の空間を実現するための会社選び

枠の太さや納め方については専門的な知識が必要となりますが、家を購入する一般の方が、「ドアの枠を何ミリに仕上げてほしい」と注文するのはあまり現実的ではありません。

 

それでは、どうすればいいのか?ここからが大事なポイントです。

 

4-1. きれいに仕上げてくれる会社を見極める

設計力と施工力が高い住宅会社

美しいハイドアのある空間を実現するには、住宅会社の設計力と施工力が問われます。

 

普段から細部までこだわり、「きれいに、うまいこと仕上げてくれる会社」を選ぶことが一番の近道です。

 

効率が優先されて細かい納まりが省かれることもあるため、実績のある会社を見極める必要があります。

 

4-2. 見学会でチェックしてみよう

住宅会社選びのコツ

モデルハウスに足を運んだ際は、全体のインテリアだけでなく細部にも目を向けてみてください

 

ドアの枠は太すぎないか、天井とのラインは揃っているかなどをチェックすることで、設計に対する姿勢が見えてきます

 

こうした細かな配慮ができる会社であれば、安心してお任せできるはずです。

5. まとめ

理想の暮らしをデザインする住宅会社

今回は、上質な空間デザインに欠かせないハイドアの魅力についてお伝えしました。

 

空間に抜け感と広がりをもたらすハイドアは、工夫次第でお値段以上の価値を感じられるアイテムである一方、枠の納まりなど細部の設計が仕上がりを大きく左右してきます。

 

費用とのバランスを見ながら、どこにこだわるべきか迷われた際は、YUIでも設計士がアドバイスしながらいっしょに考えていきます。

 

デザイン性にこだわった新築をお考えであれば、ぜひ富山市のYUIへお気軽にご相談ください。

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