3. プランニングの観点
見どころがたくさん詰まっているモデルハウスですが、代表的なポイントを紹介していきます。
3-1. 開放感を最大化する工夫

カーテンをあけてもストレスがないよう、外部からの視線を遮る設計でプライバシーと開放感を両立しています。
リビングと外部デッキとの段差を極力抑えて、リビングの延長のような雰囲気を創り出して得られる視覚的効果と開放感は、体感していただきたいポイントです。
尚、YUIでは防水上の配慮など、フラットにすることによる懸念点はしっかり対策を行なっており、設計上の注意点も押さえていますのでご安心を。
そして、リビングのもう1つのポイントは「下がり床」です。
この下がり床は、広さの効果だけでなく、キッチンやダイニングと空間を分離する意味も計算して下がり床にしています。
この下がり床 × 高天井による広さの感覚も、来場いただいて体感いただきたいポイントとなっています。
3-2. 家事動線での工夫

プランニングで触れておきたいポイントは「家事動線へのこだわり」です。
直線的・回遊的かつコンパクトな動線を、床面積35坪の中で実現しています。
家事動作を止めずに行える、家事ラクを叶えている動線は実際の生活を思い浮かべながら、歩いてみてください。
特にサンルームとFCLの間仕切りを無くしたことにより、開け閉めの動作を行わなくていいことと、コストダウンを意識しています。
そして、家事動線に沿った収納をあちこちに散りばめることにより、必要な場所に必要なものをしまうことができる収納設計となっています。
2階には大きな小屋裏収納があり “大きなモノを置く収納” として、2階廊下の棚には本や生活用品などを収納でき、充実したプランニングが魅力です。
3-3. 1階寝室での工夫
今回のプランニングの大きなポイントである1階寝室です。
敷地条件から配置の検討を重ねた結果、リビングとの間に階段や収納を挟むことで音のリスクを軽減しています。
動線の観点では、寝室から水まわりで少し距離があるように見えますが、洗面室前に建具を設けておらず、寝室 → 洗面へ2枚の建具を開けるだけで行けるようになっています。
今回、建具を少ない設計にしていましたが、建具は空間の分離だけでなく、動線や空調との関係なども考慮して必要の有無を判断していきます。
さらにファミクロを小さめにしていますが、寝室と子供室それぞれに奥行きのある収納をしっかり確保してバランスをとっています。