1. おしゃれに見えるトイレと、そうでないトイレの差

トイレという空間は、家の中でも特に狭く限られた面積しかありません。
だからこそ少しの工夫でおしゃれな空間にもなり、逆に工夫をしないと全く印象に残らない部屋にもなります。
まずはその決定的な差を生むポイントについて解説していきます。
1-1. 「視覚的ノイズ」が隠されているか

おしゃれなトイレを目指す上で最も大切なのが、視覚的ノイズ(目に入ると生活感を感じさせてしまうモノ)を隠すことです。
ノイズの代表的なものは、トイレの掃除用具・トイレットペーパーの予備などであり、これら生活感を醸し出すモノがそのまま見えていると洗練された印象からは遠ざかります。
言い換えると、生活必需品がきちんと収納できないと、“おしゃれではないトイレ” になります。
壁面の厚みを活用した収納スペースや、トイレの外の収納スペースを利用した収納計画などで、トイレ空間内をスッキリとさせましょう。
見せたくないものを美しく隠す設計が、空間づくりの第一歩となります。
1-2. シンプルにまとめる法則

狭い空間を美しく見せるには、シンプルにまとめることが大切です。
よくある失敗例として、トイレのクロス選びで変な冒険をしてしまうケースがあります。
カタログを見ると様々な柄があり、トイレくらいは遊び心を取り入れたくなるものですが、大柄なクロスや派手な色を少しでも入れると、空間が雑然と見えてしまいます。
ただし、全面を無地の白にして無機質にしすぎると、少し殺風景になるのも事実です。
狭い空間だからこそ、壁全体の色や柄を多用しすぎず、アイテムで個性を出しましょう。
質感のあるクロスをアクセントにしたり、トイレットペーパーホルダーやカウンターで選ぶ方法などで上質な雰囲気になります。
なおアクセントクロスを取り入れる場合は、一面のみに留めることでスマートな印象になりやすいです。
1-3. 照明でおしゃれ感を出しやすい空間

トイレは、家の中でも照明による演出効果が最も分かりやすい空間の一つです。
一般的なトイレでは、天井の中央にダウンライトが1つ配置されることが多いですが、ワンランク上のおしゃれな空間にするなら、照明器具の選び方もポイントになります。
例えば、ダウンライトでも壁際を照らすように配置すると、壁の質感が美しく浮かびます。
また、照明器具そのものをデザインとして見せるペンダントライトも人気です(掃除が必要ですが)。
ペンダントライトなどは、光と影のコントラストを生むことから、奥行きのある落ち着いた雰囲気もつくれます。
明るさを確保する機能面と、空間を彩るデザイン面のバランスを考えることで、おしゃれなトイレに近づきます。