1. 平屋の外観をオシャレにするためのコツ
平屋は高さが低い分、おしゃれな家にすることは正直簡単ではありません。
昨今、平屋住宅が住みやすさの観点から人気となっていますが、この外観をしっかり設計しておかないと失敗のモトでもあります。
今回は、YUIでの事例も参考にしながら外観をおしゃれに仕上げるコツを紹介していきます。
1-1. 土地が広め、かつ接道間口が長い形状がオシャレにしやすい
外観はファサードと呼ばれる、道路正面から見たときのイメージがポイントになってきます。
このファサードの印象を左右するポイントは、建物よりも土地の大きさ、そして接道面の長さ。
土地の大きさについては、面積がコンパクトになってくると建物の重厚感が出しにくく、外観をかっこよく、おしゃれにもしにくくなってきます。
また、面積よりも重要な要素は接道面の長さ(間口)です。
接道とは、その土地が道路に面している部分のことを指しますが、この接道の長さのことを間口と言います。
間口が長い土地は建物も横への広がりを出しやすく、重厚感と共にオシャレな外観を設計しやすいです。
間口が狭いと、昔の長屋のように似たような外観になってしまうこともあり、建物の設計以前に土地条件にも大きく外観が影響を受けます。
1-2. 外観のデザインを左右する要素は「形」「色」「素材」
こちらは平屋に限った話ではありませんが、住宅の外観を左右する要素は「形」「色」「素材」の3つです。
いずれも、コレにしたらよいという決まったモノはありません。
家は、その土地に対しての見え方、形もその家が持つ雰囲気に合った形状、色がマッチしているのか?
また、外壁や屋根の素材でも大きく変わってきます。
和風の家であれば瓦、昨今のシンプルやモダンな住宅であればガルバリウム鋼板と、デザインとマッチした素材を使わないといけません。
しかし、単純に例えばガルバリウム鋼板を使えばモダンな雰囲気になるわけでもなく、住宅会社ごとに若干異なる「納め方」によっても、同じ素材の「活き方」が変わってきます。
そのような納め方や、素材の活かし方を熟知している住宅会社を選ぶことが、むしろ外観デザインをよくする近道かもしれません。
1-3. 富山では駐車場設計も考えて設計
富山では頑丈なカーポートを必須項目としてあがってくることが多いです。
カーポートは一般的に、正面となるファサードにくることが多いため、平屋の場合は外観に被ってしまいます。
駐車場との兼ね合いを予め考えて設計しなければなりません。
YUIでは事前のヒアリングを徹底的に行ってから、全体を俯瞰的に設計していくため、どのようなカーポートが来るのか?カーポートの素材や色まで考えてマッチするように設計していきます。
またカーポートが気になる方であれば、インナーガレージという選択肢もあります。
車好きな方だけでなく、おうちアウトドアやお子さんを遊ばせる場所としても有効活用できる場所として昨今は人気が高くなっています。
外構エクステリアは後からでもいい、と考える方も少なくありませんが、後からの設置で外観をマッチさせようと思うと難易度が上がってきますので、予算も含めてまずは住宅会社に相談してみましょう。
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1-4. 屋根の設計でも大きく影響
2階建ても同様ですが、住宅の外観でオシャレさを左右する割合が高い部分は屋根です。
住宅は屋根の大きさや、見え方によってかっこよさ・デザイン性が変わってきます。
屋根をあえて大きく魅せる方法もあれば、上の施工事例のように片流れ屋根や切妻屋根など、サイドからの見え方がスマートに見えやすい屋根形状にすることもよいでしょう。
もっとも、屋根は間取りプランおよび構造、方位や周囲環境、太陽光発電の有無など様々な要因で決めていくため、デザイン性だけで決定することは難しいです。
総合的に家として大事な部位である屋根は、特に平屋では間取りにも影響を受けやすいため、トータルのバランスを調整できる設計力が最終的には重要になってきます。