1. 結でのガレージ採用事例

結で建築いただいたお客様の中でガレージを採用頂いた5つをピックアップしました。

お施主様の要望に対する ” 答え ” である写真を参考にしながら、設計のポイントなどを見ていきましょう。

1-1. 薪ストーブで叶えるスローライフの家

出典：結　施工事例

こちらの実例は、比較的大きいインナーガレージを採用頂いた事例で、車2台とバイクを収納できるガレージになっています。

お施主様のご意向としては、「バイクを安全に保管したい」といった要望からインナーガレージを設計させていただきました。

車やバイクが趣味の方は、防犯上の観点からガレージの優先順位が高い方が多いです。

実際の設計としては、3枚目の写真でご覧いただくと、左側にバイク・右側に車といった配置で、室内との出入りもしやすいような設計にしています。

外観上で気を付けたポイントは、道路面から正面に見えるファサードにガレージがあると目立ってしまうため、あえて側面に出入口を設けることでモダンな印象を損なうことなく仕上げています。

こちらの事例は、外壁もスタイリッシュなグレーのガルバリウム鋼板で統一されたモダンな印象をさらにスマートに仕上げるための工夫です。

竣工／2021年

建築地／ 富山県富山市

延床面積／ 1 9 7 . 0 8 ㎡ （ 5 9 . 6 1 坪）

施工面積／ 2 1 2 . 8 2 ㎡ （ 6 4 . 3 8 坪）

1-2. 素材を楽しむガレージハウス

出典：結の注文住宅｜施主様インタビュー♯02【射水市N様邸】

こちらの事例は、バイク、そしてご友人との時間を楽しむため、秘密基地のようなガレージを要望されていたお施主様の実例です。

車やアウトドアが趣味の方であれば、このようなガレージが憧れではないでしょうか。

これだけ広い空間を確保できると、車を格納する以外に「おうちアウトドア」を楽しむことができたり、友人とバーベキューなどをする際にも天候を気にせず楽しむことができます。

壁面はパーチクルボードのような木調の素材と、シャッター・天井をブラックで仕上げることで人気のクラフト調の印象を強くしています。

また、車庫の断熱材には、静音性も高いロックウールを使用することで、シャッターを閉めれば冬はストーブ一つで暖かく、夏はエアコンで涼しく快適に過ごすことができる空間になっています。

もちろんガレージから室内へと出入りも可能で、天候に左右されず趣味に没頭できるガレージとして参考になる事例の1つです。

竣工／ 2020年

建築地／ 富山県射水市

延床面積／ 1 6 4 . 7 0 ㎡ （ 4 9 . 8 2 坪）

施工面積／ 1 8 9 . 8 4 ㎡ （ 5 7 . 4 3 坪）

1-3. 愛車を眺めるビルトインガレージの家

出典：結　施工事例

こちらの実例は、ダイニングから愛車を眺めることができる設計になっており、車好きの方には憧れの設計と言えるでしょう。

こちらのお施主様も、車を眺めながら暮らしたいという要望を結で叶えていただきました。

ダイニング空間の全面には大きな窓を設けて、中庭を介して愛車を日常の風景として楽しむことが出来ます。

また、ガレージのガラス扉は開放することができ、インナーテラスと一体の広々とした屋外空間に変身させることも可能です。

家全体としては、ヴィンテージテイストのコーディネートに仕上げており、まるでガレージカフェに訪れたような心地にさせてくれる事例です。

竣工／ 2 0 1 8 年

建築地／ 富山県中新川郡舟橋村

延床面積／ 1 6 2 . 6 4 ㎡ （ 4 9 . 1 9 坪）

施工面積／ 1 7 9 . 2 0 ㎡ （ 5 4 . 1 9 坪）

1-4. エステサロン併用住宅の実例

出典：結　施工事例

4つ目の実例は、店舗併用住宅（エステサロン）に採用いただいたインナーガレージの実例です。

元々、防犯上の理由や在宅の有無を分かりにくくしたい、といったご要望がありインナーガレージを検討されていました。

そして、こちらの実例で見ていただきたいポイントは、木目調のシャッターです。

シャッターは大きく分けて2種類あり、1つが「巻き上げ式」と、今回の事例で採用頂いている「オーバースライダー式」の2つです。

オーバースライダー式は、シャッターが天井に沿って格納されるタイプのシャッターで、開閉スピードが静かに早いことと、外観を損なうことがない点がメリットです。

一般的に多い、上部にくるくるとロール状にして開閉する「巻き上げ式」は、コストを安く抑えることができますが、どうしても上部にシャッターを格納するボックスが目立ちます。

店舗併用住宅でファサードも片流れ屋根のシンプルな形状に、グレーとホワイトでまとまったデザインになっており、ここのガレージのボックスがあるとデザイン的にも目立ってしまいます。

そのため、オーバースライダー式のシャッターを選択され、さらに閉めたときのデザインも考慮し木目調のシャッターで落ち着いた外観を演出しています。

1-5.和風の建物でも採用できるインナーガレージ

出典：結　施工事例

5つ目の実例は和風住宅に合わせたインナーガレージです。

和風の住宅でも、このような大きなガレージを採用しても外観を損なうことなく仕上げました。

特に和風の住宅では屋根、特に下屋とよばれる1階部分の屋根を大きく設計することで、高級感や重厚感を演出することができます。

もっとも、下屋でも角度や見え方、全体の色合いなどの観点から設計していく必要がありますが、今回の事例は下屋とインナーガレージを組み合わせてファサードに大きな屋根を印象的に創り出しています。

そして、こちらのガレージでもシャッターは「オーバースライダー式」を採用し、外観上にシャッターのボックスが目立たないような配慮もしています。