家づくりコラム

2022.04.15

コラム貴方に合ったガレージの形態は?車好きに理想のガレージのメリット

車やバイクの保管として理想のインナーガレージ・オープンガレージ。

新築で注文住宅をするのであれば、ガレージもほしい方が多いです。

それぞれのメリットとデメリットをふまえて自分に合っているガレージは?カーポートとの違いは?を掘り下げていきます。

 

雪が多い富山県だからこそ導入したいガレージについてです。

 

家と一体になっているガレージは大きく分けると、オープンガレージとインナーガレージの2つがあります。

 

この2つのガレージのメリットやデメリット、またそれぞれを導入する時に考えるべきポイントも紹介していきます。

 

それでは、まず今回の記事のポイントです。

 

 

・オープンガレージは、車を雪・雨からしっかり守れるが、オープンなため防犯上はカーポートとそこまで差はない。

 

・インナーガレージは車庫を建物内に取り込んでおり、より一層バイクや車の防犯性が高まることはもちろん、不在・在宅が分かりにくい点もメリット。

 

・結では建物全体の雰囲気・デザイン・統一感を重視しており、駐車場計画についても建物と一体型のガレージ、カーポートどちらでもトータルコーディネートでご提案します。

 

 

1. オープンガレージとインナーガレージの違い

   結のオープンガレージを採用した注文住宅注文住宅のテイストとマッチしたオープンガレージ

出典:結・施工事例(オープンガレージ)

 

   スローライフを期待させる注文住宅のインナーガレージ 注文住宅のテイストとマッチしたインナーガレージ

出典:結・施工事例(インナーガレージ)

 

違いを一言で言うと「シャッターを閉めて室内空間のようになるかどうか」が一番の違いです。

 

家と一体のガレージではあるものの、シャッターなどがなく常に屋外空間になっているパターンが「オープンガレージ」です。

 

一方で、ガレージが建物の中に組み込まれ、シャッターを閉めると室内と同じような空間になるパターンが「インナーガレージ」です。

 

どちらも建物の屋根の下に、車やバイクを保管できることから、外観デザイン上・防犯上の理由から人気の高い設計になります。

 

いずれのガレージも、カーポートに比べて雨や雪から車をしっかり守れて、天候に左右されず車~家の移動が気軽にできる点が特徴です。

 

冬季の雪かきの手間も減らせ、富山ではガレージもしくはカーポートは必須アイテムですが、カーポートは隙間も多く雪も入り込んできてしまいます。

 

そして建物と一体になっていることから、雨に濡れずに車の乗り降りができ、小さいお子さんや高齢者の方までストレスなく移動ができます。

 

それでは、ガレージとカーポートの違いを引き続き確認していきましょう。

 

1-1.カーポート(外構工事)との差

駐車場にエクステリアとして後付けとなるカーポート、ガレージとの一番の差は建物との一体感です。

 

どうしても駐車場は道路側に設計するため、道路側から見るとカーポートを設けることで、せっかくこだわって設計した新築でも、カーポートで隠れてしまいます。

 

一方、ガレージでは建物と一体感があるため、外観上もジャマになるものがなく、スッキリした納まりになります。

 

カーポートも家の外観との色・素材がマッチすれば良いですが、後付けのカーポートはどうしても ” 浮き ” やすい傾向にあります。

 

また2つ目の違いとしては、土地の大きさや制限によって、駐車場を設けることができない場合があり、建物に駐車場を取り込む形で設計することもあります。

 

駐車場を単独で作ることができない狭小地では、カーポートで囲う駐車場ではなく、インナーガレージによって駐車場を確保することもできます。

 

そのため、土地の制限といった要素もカーポートとガレージを選ぶ基準になりえます。

 

2. オープンガレージの特徴

シャッターのないタイプのオープンガレージ

出典:結施工事例/ストレスフリーで創造性豊かな住まい(東富山の家)

 

つづいて、ガレージの中でもシャッターがないタイプのオープンガレージについて掘り下げていきましょう。

 

2-1.オープンガレージのメリット

オープンガレージのメリットは2つです。

 

1点目は、インナーガレージに比べて安価に仕上げることができる点です。

 

大きな違いは「シャッターの有無」ですが、シャッター1つ取っても費用的に小さな金額ではないため、コストをできるだけ抑えつつガレージを設けたい方にもオススメです。

 

また延べ床面積に算入されないため、固定資産税の面からも有利と言えます。

 

2つ目は、外観上の建物との一体感によって高級感があるという点ももちろんですが、大雪の際も屋根が潰れるリスクがないことです。

 

富山では多くの地域で、積雪用カーポートでないと確認申請も下りませんが、積雪用でも安価なタイプでは数年~10年に1度程度の大雪の際には不安です。

 

2-2.オープンガレージのデメリット

一方、オープンガレージのデメリットを2つ見ていきましょう。

 

1点目は、建築コストがカーポートに比べると高いことですが、一概に〇〇万円と言えないため、まずは見積をみて優先順位を付けながら調整していくと良いでしょう。

 

2つ目は、ガレージを設ける方の多くが「防犯面の不安」からガレージを採用します。

 

オープンガレージの場合、外から入り込めてしまうため、イタズラや車両盗難などのリスクはカーポートとそこまで差はありません。

 

ただし、カーポートに比べて建物の屋内空間に近い感覚になるため、泥棒なども侵入しにくいとは言えます。

 

 

3. インナーガレージの特徴

シャッター付きのインナーガレージ

出典:結 施工事例

 

それでは結でもガレージを採用される方で、比較的多いインナーガレージについて見ていきましょう。

 

3-1. インナーガレージのメリット

1つ目は、「在宅・不在がわからないこと」です。

 

青空駐車やオープンガレージだと、車の有無で在宅・不在が分かってしまいます。

 

警備会社のALSOKでも、

「ガレージに車があるかどうかで留守を見分ける窃盗犯もいます。シャッターがあるガレージなら、日頃から閉めておくようにしましょう」というアドバイスもあります。

 

ガレージを普段から閉めておくことで防犯リスクを減らせるとのことで、インナーガレージは車を守るだけでなく、泥棒などのリスクも減らせます。

 

2点目は、外観も統一感が出て、高級感のある住宅になります。

ダイニングから車を眺められるインナーガレージ

出典:結 施工事例 / 愛車を眺めるビルドインガレージの家

 

室内からも車を見れるような設計にしたい、といった車やバイク好きの方にもオススメのガレージです。

 

3点目は、シャッターを閉めると防犯上も安心感が高く、オープンガレージに比べて防犯面でも安心なことです。

防犯対策になるインナーガレージ

出典:ウエラ名古屋様(日本損害保険協会)

 

お持ちの車両によっては、盗難のリスクも高く、実に車両盗難の約4割が自宅の駐車場から盗難されているデータもあります。

 

特に窃盗犯に人気の車種は、プリウス・ハイエース・ランクル・レクサスといった一般市場でも人気の車種です。

 

これらに乗っている方も多いので、防犯を気にする方はインナーガレージがオススメです。

 

また昨今は電気自動車も増えてきており、インナーガレージは自宅充電も安心してできるメリットがあります。

 

3-2. インナーガレージのデメリット

デメリットは2つです。

 

1つ目はコストで、カーポート・オープンガレージに比べて建築コストが一番高くなります。

 

シャッターも、「電動 or 手動」、「オーバースライダー or 巻上げ式」でかなり金額が変わるため、コスト感は結でも打合せを重ねながら調整していきます。

 

2つ目は、屋内空間に近いことから固定資産税の評価上、床面積として算入されます。

 

そのため実際の建物の面積より大きい家として評価額が決定され、毎年の固定資産税に影響してきます。

 

具体的な評価額は路線価・間取り・仕様によっても異なります。

 

4. まとめ

まとめですが、最終的には優先順位を決めていく中で、ガレージの形態やカーポートの選択、土地の場所も踏まえつつ決めていきます。

 

コストの問題もあるので、多くの方は憧れはあるものの、なかなか全員がガレージを採用できない現実もあります。

 

結では建物全体の統一感を重視していますが、外構(植栽・エクステリアも)を含めた建物のトータルコーディネートでご提案していきます。

 

ガレージを採用した結の建築事例を詳しく解説した記事を引き続きご覧ください。

 

▶ガレージを採用した結の施工実例でデザイン・機能を両立した事例5選

 

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