1. オープンガレージとインナーガレージの違い
出典:結・施工事例(オープンガレージ)
出典:結・施工事例(インナーガレージ)
違いを一言で言うと「シャッターを閉めて室内空間のようになるかどうか」が一番の違いです。
家と一体のガレージではあるものの、シャッターなどがなく常に屋外空間になっているパターンが「オープンガレージ」です。
一方で、ガレージが建物の中に組み込まれ、シャッターを閉めると室内と同じような空間になるパターンが「インナーガレージ」です。
どちらも建物の屋根の下に、車やバイクを保管できることから、外観デザイン上・防犯上の理由から人気の高い設計になります。
いずれのガレージも、カーポートに比べて雨や雪から車をしっかり守れて、天候に左右されず車~家の移動が気軽にできる点が特徴です。
冬季の雪かきの手間も減らせ、富山ではガレージもしくはカーポートは必須アイテムですが、カーポートは隙間も多く雪も入り込んできてしまいます。
そして建物と一体になっていることから、雨に濡れずに車の乗り降りができ、小さいお子さんや高齢者の方までストレスなく移動ができます。
それでは、ガレージとカーポートの違いを引き続き確認していきましょう。
1-1.カーポート(外構工事)との差
駐車場にエクステリアとして後付けとなるカーポート、ガレージとの一番の差は建物との一体感です。
どうしても駐車場は道路側に設計するため、道路側から見るとカーポートを設けることで、せっかくこだわって設計した新築でも、カーポートで隠れてしまいます。
一方、ガレージでは建物と一体感があるため、外観上もジャマになるものがなく、スッキリした納まりになります。
カーポートも家の外観との色・素材がマッチすれば良いですが、後付けのカーポートはどうしても ” 浮き ” やすい傾向にあります。
また2つ目の違いとしては、土地の大きさや制限によって、駐車場を設けることができない場合があり、建物に駐車場を取り込む形で設計することもあります。
駐車場を単独で作ることができない狭小地では、カーポートで囲う駐車場ではなく、インナーガレージによって駐車場を確保することもできます。
そのため、土地の制限といった要素もカーポートとガレージを選ぶ基準になりえます。