家づくりコラム

2022.04.08

コラム結の建築事例から見る外観デザインをカッコ良く設計するポイント

外観デザインをカッコよくするポイントをお伝えしていきます。

窓の配置や形、外壁の色など様々な要素がある外観ですが、全体のバランスは非常に大事です。

今回の記事では結の施工事例の中でも外観が特にオススメの物件をピックアップして設計のポイントも解説!

 

 

 

今回は、注文住宅において重要な要素の1つである外観についてみていきましょう。

 

外観がカッコいい!と思う住宅に共通していることは?といった一般的な要素、結の施工事例からデザインのポイントをお伝えしていきます。

 

外観は間取りがあっての ” カタチ ” になることや、個人によって好みが分かれるため一概にカッコ良い外観が必ずしもこの法則に当てはまっているとは限りませんが、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

それでは、今回の記事のポイントです。

 

 

・外観をカッコよく設計するポイントは、色・形状・配置の全体のバランス感が大事。

 

・特にファサード(正面から見える外観)に窓を少なく、軒の出を短くすることでモダンなスタイルの住宅にはマッチしやすい外観になる。

 

・最終的には設計士にある程度お任せして頂く方が、結果的に満足度の高いデザインに仕上がることが多い。

 

 

1. 外観の設計についてのポイント

注文住宅の外観をカッコよく仕上げていくために、結で考えている設計の考え方をご紹介していきます。

 

1-1. カタチとしてのバランス感

住宅の外観は、外壁・屋根・窓・軒・玄関などの開口部、そして外構や周囲環境まで含んで出来上がります。

 

ただ、カッコいい外観で共通して言えるポイントは、特に道路側から見えるファサード(建物を正面から見たときの外観)の形状のバランスが整っています。

形状のバランスは凹凸を少なくしたり、生活感が出るような部分をうまく隠す設計になっていることでスマートな雰囲気を演出します。

 

また屋根形状の設計、そして軒の出についてもバランスが整っていることが、カッコいい外観を創り出す方法の1つであると言えます。

 

結で採用が多いモダン系の住宅の場合、軒の出を短くすることと、雨樋をファサードから見えない位置に設計することで、スッキリした印象を創ります。

 

一方、注文住宅においてデザイン性は重要な要素ではありつつ、デザインを求めていくと機能面との両立が難しくなる点も重要です。

 

軒の出を短くすることでスッキリした印象になる反面、窓に直接雨が当たるなどのデメリットがあることも知っておきましょう。

 

1-2. 窓の設計は重要

特にファサード側の窓の配置は配慮して設計します。

 

一般的に窓と言うと、引き違いの窓が想像されますが、結では外観として見える部分に引き違い窓の採用はほとんどありません。

 

代わりにFIX窓(固定された窓)や、縦滑り窓(縦に細長い窓)の配置を工夫しながらファサード面を整えていきます。

 

窓の形状・配置によっても大きく外観が影響されます。

 

1-3. 色の配色は少なく

外壁や屋根などの色についても、全体の配色バランスとしては多いと整えていくことが難しくなっていきます。

 

また、建物の凹凸まで考えて配色をすることも大事ですが、ここはセンスの問題も出てきますので、要望だけお伝えしてコーディネーターなどにお任せする方が上手くいくことが多いでしょう。

 

外壁の素材や色は住宅だけでなく、家全体としてのバランス、特にエクステリア(植栽・シンボルツリー・駐車場・庭・テラス)と組み合わせた外観全体にも影響してきますので、全体最適を考えながらの設計が重要です。

 

2. 結での建築事例から見る外観ポイント

それでは結での施工事例の中から、外観デザインでオススメな物件のポイントを紹介していきます。

 

2-2. 開放的で美しいデザインの家(富山市)

開放的で美しい外観デザインの注文住宅

出典:結 施工事例

 

富山市の施工事例ですが、海外のホテルをイメージしたグレーを基調としたモダンな仕上がりにしています。

 

ファサードの左手前側はインナーテラスを活用して、道路からの視線を遮ると同時に、開口部を見えなくして外観のスマート感を演出しています。

 

色合いも家の外壁は吹き付け塗装でグレーにしていますが、テラスの壁は同系色ではあるものの、ジョリパット(壁面仕上げ用の塗材)の塗り壁を採用し、テラスの壁面~基礎まで同じ色に塗って建物との一体感を創り出しています。

 

そして、窓はFIX窓を1面にするのではなく、4つに分割して差し込むことでモダンなデザインを創り出し、ファサードのアクセントになっています。

 

窓枠部も、外壁で枠をとっているため一般的な窓に比べて奥行き感があります。

玄関の格子戸にこだわった注文住宅

出典:結 施工事例

 

 

細かい部分でこだわった箇所は、玄関の格子部です。

 

格子の裏側は植栽を植えることができるようになっており、同時に玄関に光を取り入れる開口部の目隠しとして機能しています。

 

2-2.柔らかな光に包まれた家

柔らかな光に包まれた外観デザインの注文住宅

出典:結 施工事例

 

2点目の事例は間接照明を使った事例です。

 

デザインとしての配慮したポイントは、白と黒のツートンを凹凸とうまく組み合わせた点と、道路側の縦長の窓も揃えて魅せる2つのポイントです。

 

リビングに赤い壁紙を採用していますが、縦型ブラインドで外からの見え方を調整できるようになっています。

 

こちらのお施主様は間接照明が好きな方だったので、外構も照明による演出で華やかに仕上げていきました。

 

植栽も照明を使って家全体のトータルで演出しており、モダンな住宅ではあるものの昼間だけではなく夜間もデザインを楽しむことができる事例です。

 

2-3. 家族が心地よく暮らす家

アウトドアテイストの外観デザインの注文住宅

出典:結 施工事例

 

3例目は、ブラックのガルバ外壁と木目調を組み合わせた、アウトドアテイストの安定した人気があるデザインの事例です。

 

特徴的なポイントは、モダンな雰囲気を出すため軒の出を短くしているポイントはもちろんですが、玄関部のオーバーハング(手前に突き出て屋根のようになっている部分)の部分です。

 

オーバーハングさせていることで、スクエア型の形状を崩すことなく玄関ポーチとしての役割を果たしており、デザイン性と機能性を兼ね備えていると言えます。

オーバーハングさせた注文住宅

出典:結 施工事例

 

また、こだわったポイントがこちらのテラスです。

 

テラス屋根の軒天部分が木目調の仕上がりになっていますが、室内の天井も同系色の木目でデザインを統一することで繋がって見えます。

 

素材の色合いで内~外の繋がりを表現しており、単純に木目を使うコーディネートからさらに洗練されたデザインとして設計しています。

 

3.まとめ

ここまで様々な視点からカッコよく設計するポイントをお伝えしましたが、最終的に外観は、外観だけで創り上げるものではなく、間取りや土地の形状などがあっての最終的な出来上がりです。

 

窓の位置や形状・色などは調整しますが、センスと全体最適が大事なポイントです。

 

外観に関しては、自分たちのイメージ(例えばモダン系のグレー)をお伝えいただいて、設計士にお任せする方が正直、満足度の高い家づくりができると考えています。

 

もちろん、様々なポイントで打合せを重ねながら一緒に創り上げていきますが、外観を含めてデザイン優先の場合は一度、結にお任せで委ねてみて下さい。

 

期待にお応えできる仕上がりのご提案をさせて頂きます。

 

まずはぜひ、お気軽にご相談ください。

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