家づくりコラム

2024.04.26

コラム平屋の間取り設計で知っておくべき考え方と対策方法をわかりやすく解説

平屋の間取り設計で、知っておくとよい考え方をお伝えしていきます。大きくは2つあり、暗くならないための設計における工夫と、廊下が多くならないための工夫です。同時に、間取りと相関性のある外観についてもおしゃれにするポイントまで抑えています。

 

注目度の高い平屋、昨今はYUIでもプラン依頼を受けたり、実際に平屋を建築される方が多いです。

 

北陸では、平屋の人気が高くなっており、その理由や秘密も探っていきます。

 

また平屋ならではのポイントで、間取りの設計を考える上で注意すべきポイントも解説していきます。

 

それでは、まず今回の記事の要点から見ていきましょう。

 

 

・平屋は統計上で見ても増加してきており、都市圏に比べて北陸をはじめとした地方に特に多くなっており、郊外の比較的大きな土地におすすめ

 

・平屋の間取りで注意すべきポイントは、暗くならない為の工夫と、廊下を多くしない工夫です

 

・平屋は廊下が多くなりがちで、2階建てに比べてより一層、家事動線や使い勝手を考えて設計しないと後悔につながりやすい

 

・平屋はオシャレに仕上げにくく、間取りだけでなく外観も注意点が多い

 

・平屋の間取り設計は、リビングと個室が隣接しやすいなどプライバシー・全体の建物の大きさ・動線とのバランスなど、部屋の配置が意外と難しく設計力の高いハウスメーカーに頼む方がよい

 

 

1. 平屋の建築率は全国的にも増加、その理由とは

平屋の間取りを選んだ割合のグラフ

出典:リクルート調査資料

 

上図のリクルートが実施した調査では、北陸で平屋を建築した方の割合は17.4%(2023年)となっています。

 

まだまだ多数派ではないにしても、コロナ禍前の2019年の6.1%と比べると、明らかに平屋にされる方が増えてきています

 

これは大手ハウスメーカーや地元のハウスメーカーでも同様の傾向となっており、全国的にも増加傾向なことは間違いありません。

 

1-1. 平屋が人気の理由は建物の長寿命化が背景に

老後の住まいとしても人気の平屋の間取り

出典:夫婦ふたりが心地よく暮らす平屋

 

平屋が人気になっている理由は大きく2つあります。

 

1つは建物の長寿命化に伴い、老後の住まいとして考えて建てる方が増えていることです。

 

ひと昔前の日本の住宅平均寿命は約30年と言われており、仮に30歳で新築しても定年頃には建て替えや住み替えをしないといけない仕様が多かったです。

 

現在の新築の場合、長期優良認定住宅など60年以上、住み続けることができることを前提に設計・建築されている家が多く、1回新築で建てれば老後まで住むことができます。

 

この理由から、老後に住むときも不自由が少ない平屋が人気となっています。

 

もちろん、平屋ならではの動線計画や大きな空間が取りやすいといった要素もあり、建物の長寿命化だけではない側面もあります。

 

1-2. 平屋は家族の雰囲気がわかりやすい

ファミリー世帯におすすめの平屋の間取り

出典:読書好きがつくるスキップフロアの平屋

 

2つ目の理由は、平面で暮らすことで家族の一体感が出やすいというメリットです。

 

お子さんと親とのつながりなど、教育・子育て様々な観点から、お子さんが小さいうちはメリットが大きいのではないでしょうか。

 

また、リビング内階段が子育てで推奨されるような話もよくありますが、平屋においては自動的にリビングに家族が集まりやすく、家族を大切にしていきたい方にはおすすめの建物でもあります。

 

同時に家事動線なども短くなりやすく、ファミリー世帯にとってはおすすめの家とも言えます。

 

1-3. 一方で平屋は大きな土地が必要

平屋の間取りに適した土地探しをする男性

一方、平屋はメリットばかりでなくデメリットも存在します。

 

平屋は、2階建てに比べて大きな土地が必要となるため、富山でも富山市中心部などは、土地の大きさや金額などの観点から難しいケースが考えられます。

 

そのため、平屋を考える場合は郊外で比較的大きな土地面積(目安として最低でも50坪程度)が確保できることが条件になってきます。

 

どうしても土地が小さいと、部屋が近く密集するようなプランニングになってしまい、プライバシーからも後悔に繋がってしまう恐れもあり、平屋では土地の余裕をみておきましょう。

 

2. 平屋の間取りで注意すべきポイント

つづいて平屋の間取りで大きく注意する点は、暗くならない為の工夫と、廊下を多くしない工夫の2つです。

 

2-1.暗くならないためのポイント

平屋でも採光が取れる間取りプラン

出典:インナーガレージのある平屋

 

平屋は2階建てに比べて建築面積が大きくなり、北側および中央付近の採光が取りにくくなります

 

また、建物の高さを確保できないことから南面に2階建てが建っていると、南面でも少し暗くなりがちではあります。

 

この平屋ならではのデメリットの解消方法は、間取りプラン設計でカバーしないといけないケースがあります。

 

どうしても明るさが取れない場合、コートハウス※にしたり天窓を設置したりと様々な対策方法がありますので、土地や周囲の状況に応じて十分、採光が取れる設計に落とし込みましょう

 

※コートハウスとは

開放感あふれる平屋間取り

出典:インナーガレージのある平屋

 

建物や塀に囲まれた庭、もしくは中庭を持つ家のことを指します。

 

カーテンを閉めずとも外から見えないようになっており、開放的な空間を創り出します。

 

2-2. 廊下を多くしないためのポイント

平屋間取りで叶える理想の住まい

出典:のびやかな暮らしが叶う北欧モダンの平屋

 

平屋は1フロアにLDK、そして各家族の個室があります。

 

リビングからそのまま個室に行けるような動線もありますが、音の問題やプライバシーの観点から、なんとなく廊下などを挟みたくなるものです。

 

そのため、一般的には平屋は廊下が多くなりがちです。

 

この廊下を空間として上手く活用したり、動線と収納を併用するウォークスルー収納などを活用しながら空間設計をすることが望まれます

 

そのことから、平屋は2階建てよりプランニングが難しく、設計士やハウスメーカーによって差が出やすい建物でもあり、住宅会社を選ぶときには注意が必要です。

 

なお、平屋のプランについては、その他のポイントも含めて知っておくといいポイントも、過去の記事で触れていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

 

平屋のプランで待ち受ける現実・デメリットとそれを上回る魅力とは

 

3. 平屋はオシャレにするための難易度が高い

スタイリッシュで実用的な平屋間取り

出典:のびやかな暮らしが叶う北欧モダンの平屋

 

平屋は使い勝手や機能面から考えると、人気が出るのも納得です。

 

しかし、平屋は建物の高さが確保できないことなどを考えると、まず外観をおしゃれにするのは難易度が高いです。

 

中の間取りだけ考えていると、間取りと相関のある外観がおざなりになり、ファサード(道路正面からの見え方)がダサくなってしまうことも。

 

外観をおしゃれにするためのコツなどは、こちらの記事で紹介していますので、気になる方は合わせてご覧ください。

 

結の建築事例から見る外観デザインをカッコ良く設計するポイント 

 

おしゃれな平屋の外観デザインにするためのコツとは。注意すべき点も紹介

 

4.まとめ

新しいライフスタイルを提案する平屋間取り

出典:仕事と暮らしが調和する平屋

 

平屋は昨今、人気があり検討している方も多い建て方でもあります。

 

しかし、今回の記事で紹介したような、暗くならない為の工夫や、廊下を多くしない工夫など平屋ならではの注意点が存在します。

 

多くの住宅会社では、2階建ての設計が主流なので、このようなポイントをしっかり抑えている会社に依頼しないと後悔・失敗につながることも容易に想像できます。

 

富山市の結では、平屋の相談も承っていますが、みなさんの生活スタイルなどをしっかりヒアリングさせていただき、本当に住んでから使いやすくスタイリッシュな家を提案しています。

 

施工事例名などが、気になった方はお気軽にご相談やモデルハウスの見学などにお越しください。

 

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