1. 富山市の「まちなか」と「郊外」のちがい

富山市では概ね富山駅周辺を「まちなか」、そして「郊外」と言ってもある程度、交通のアクセスがよい ” ベッドタウン ” のようなエリアについて深堀していきます。
昨今は郊外と言えども長く住む住まいが基本となっており、将来的に車に乗れなくなってからも住み続けることができる土地が人気です。
具体的に人気が高い土地は、ライトレールの駅まで歩いて10分以内の土地です。
また、まちなか・郊外共通している富山県民ならではの気になるポイントは「立山連峰が見えるか否か」という点も大事ですね。
1-1. 富山市のまちなかエリア(富山市駅付近)

昔はなかなか土地自体が出てこなかったエリアですが、最近は富山駅周辺でも土地が出てきています。
郊外エリアに比べて土地の坪単価としては20~30万円台と比較的高く、大きな土地は出にくい点が特徴です。
しかし富山駅に近いことから、通勤・通学など交通アクセスを優先する方にはおすすめと言えます。
昨今特に人気のエリアは、富山駅の北エリア(環水公園~国道8号線の間の通称:奥田エリア)になっています。
富山駅周辺では、環水公園がある北側のエリアは開発も進んで、まちなみも綺麗になってきていることから、人気が高いです。
1-2. 富山市の郊外のエリア

富山市の街中と郊外の中間エリアでは、東富山駅・新富山口駅(新駅)・呉羽・秋吉・堀川周辺が人気エリアとなっています。
共通している点としては、
・国道バイパスのインターが近い or 駅が近い
・スーパー、ドラッグストア、飲食店が多い
・田舎過ぎない
このように、程よくまちなかのエリアが、子育て世代には人気が高いと言えます。
また、車で行きやすい土地が昔から人気が高いですが、最近では郊外でも駅まで歩いていけるぐらいの土地の人気が高まっています。
ファボーレ(ショッピングモール)の周辺も、ひと昔前は人気がありましたが、公共交通機関の駅が歩ける距離にないため、最近は落ち着いてきました。
そして一方、呉羽駅・西富山駅(寺町)付近には新しい造成団地ができており、子育て世帯で新築を考えている方に人気が高まっています。
ライトレール・市電エリア、または富山地方鉄道・あいの風とやま鉄道の富山駅まで1~2駅の距離が人気の理由でしょうか。
子育てを考えて庭が欲しい、といった要望の優先順位が高い場合、郊外の方が予算とのバランスは取りやすく、ゆったりとした家づくりが可能です。
1-3. 住む場所によっては富山市から補助金が出る

富山市では住む場所によっては補助金が出ます。
富山駅周辺のまちなかエリアでは最大50万円、そして公共交通機関沿いの郊外エリアでは最大30万円の補助金がもらえます。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
富山市へオトクに移住・新築。富山市の住宅補助金をわかりやすく解説