家づくりコラム

2023.06.23

コラムおしゃれな家への第一歩。注文住宅の照明で失敗しないためのコツ

おしゃれな家に共通している特徴は、照明がおしゃれであること。当記事では照明の種類や機能面の基本的なポイントを抑えつつ、注意すべきポイントを紹介。失敗しないために知っておくとよい内容になっています。後半では施工事例も紹介しますので是非参考に。

 

今回は、おしゃれな家の基本となる「照明計画」について、失敗しないためのコツを紹介していきます。

 

YUIでの施工事例も交えつつ、注文住宅をより一層際立たせるための豆知識や、デザイン性だけでなく使い勝手への配慮に至るまで解説します。

 

それでは、今回の記事のポイントをまず抑えていきましょう。

 

 

・照明は商品数も非常に多く、色・種類・機能など様々なタイプがある

 

・照明器具そのもの以外に、壁面や天井面とのバランスなどを考慮してセレクトしないといけないため、照明は難しいと言われる

 

・記事後半ではYUIの施工事例の中で、おしゃれな照明が魅力的な事例を紹介

 

 

1. 照明で失敗しないための基本の ” アレコレ ”

奥が深い世界と言われる照明ですが、まずは基本的なポイントを紹介します。

 

1-1. 照明の色

おしゃれな家を目指す上での照明の色

出典:パナソニック・カタログ

 

照明には白っぽい色から、オレンジっぽい色まで様々な色があり、色温度という名称で表現されます。

おしゃれな家を目指す上での色温度

出典:パナソニック・カタログ

 

電球色はオレンジ色に近い色合いをしており、あたたかみを感じることができる色として一般的には暖色とも言われます。

 

一方で、昼光色もしくは寒色とも言われる照明は、青白い色合いをしており、暖色に比べて明るさを感じられる色です。

 

どちらが良い・悪いではなく、適材適所に設計することが大事なポイントです。

 

寝室などの落ち着きたい部屋には暖色、明るさを確保したい書斎やリビングなどには寒色の照明を使うことが一般的ですが、インテリアや部屋全体のコーディネート次第でフレキシブルに変更しています。

 

1-2. 照明の種類

おしゃれな家を目指す上での照明の種類

出典:オーデリック

 

種類 特徴
1 シャンデリア 装飾性が高い華やかな照明
2 シーリングファン付ライト 部屋の上下温度差を緩和するためのファンが付いた照明
3 シーリングライト 天井に取り付ける部屋全体を照らす照明
4 ペンダントライト テーブルの上などに吊り下げる形で取り付ける照明
5 ブラケットライト 壁などの垂直面に取り付ける照明
6 スタンドライト 家具のような形で、部屋に置くタイプの照明
7 フットライト 足元を照らす照明で、廊下や階段などに採用される
8 スポットライト 照らす方向を変えることができる照明
9 ダウンライト 天井に埋め込む形で設置する照明
10 エクステリアライト 玄関や庭に設置する照明
11 ライティングダクトレール プラグタイプの器具で、自在に配置変更できる照明
12 間接照明 光源が直接見えにくくして壁面や天井を照らす照明

 

照明には上記のように、種類が豊富にあります。

 

一般的には、LDKなどにフロアの明るさを確保するダウンライト、キッチンやダイニングなどに向きを変えられるスポットライト、子供部屋などにシーリングライトが使われることが多いです。

 

間接照明も、このような照明の種類の1つであり、「正解のない世界」と言えます。

 

これらの照明計画も、インテリアテイスト・目的・使い勝手・コストなどを総合的に考えて適材適所に配置することが大事です。

 

特に人気の間接照明は、こちらの記事でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

 

住まいの価値を高める照明のポイントと、こだわりの施工事例

 

1-3. 調色と調光

おしゃれな家を目指す上での調色と調光

出典:パナソニック

 

LED照明は、調色(暖色~寒色へ自由に変更)・調光(光の強弱を調整)がしやすい照明でもあります。

 

部屋の雰囲気をパッと変えたい方、もしくは寝室などで光を落としてくつろぎたい方におすすめです。

 

これらの調色があることで、朝食のときは明るい色で目覚めをスッキリさせたり、夕飯時には暖色の照明でゆっくりと食事を楽しむ、といったシーンごとの切り替えが可能となります。

スイッチをひとまとめにするとおしゃれな家に。

出典:パナソニック

 

ただ一々照明器具を調整して、実際は面倒でやらないのでは…?と思う方も多いのではないでしょうか。

 

そういう方には、スイッチをひとまとめにするコントローラーもあり、シーンに応じた色・照度を記憶させておくと便利です。

 

1-4. センサー等の機能

廊下やトイレなどによく使われるセンサー付き照明です。

 

使用頻度の割には、スイッチの位置がどうしても使いにくくなる廊下では、センサーを活用した照明を導入することでスイッチ位置や使い勝手のストレスが解決できます。

廊下やトイレで使われる照明のセンサー機能

ただ、トイレでセンサー照明が消えて真っ暗になったことはありませんか?

 

公共のトイレの場合、センサーの反応から短時間で消灯する設定になっていることもありますが、ご自宅で入れる場合はその時間設定を変更できるため、使用状況に合わせて変更可能です。

 

1-5. 壁や天井・インテリアとの調和性

照明と壁や天井・インテリアとの調和性

出典:お気に入りを集めた住まい

 

特に間接照明では、壁をどう演出するか?がおしゃれポイントでもあります。

 

間接照明は現場での ” 納まり ” でも見え方が左右されてくるため、照明にこだわりたい方はデザイン性に優れた住宅会社とコーディネートをすすめていきましょう。

 

また一方、ペンダントライトなどはキッチンのワンポイントになりますが、気分によっても変更ができる点はいいですよね。

 

定期的に新しい照明を導入してみたい方などは、スポット・ペンダント・スタンドなどの形態を組み合わせてもおもしろいでしょう。

 

照明はメーカー品から一般の市販品に至るまで、把握できないぐらいの種類があります。

 

YUIでも当社からのおすすめ品以外で、お施主様の方からご指定いただくことや、持ち込みをされる方も多くおり、自由自在にアレンジ可能です。

 

2. YUIの施工事例

 

2-1. ダイニングのペンダントライトの例

ダイニングを照らすペンダントライト

出典:子供と楽しむ暮らしのある家

 

1階のオープンなアイランドキッチンに隣接するダイニングテーブルの上部にストレートな形状の照明を設けました。

 

食事中にも圧迫感がなく、まっすぐテーブルを照らすような照明器具になっており、目元の眩しさを抑えています。

 

キッチン側・リビング側、どちらから見てもスタイリッシュなデザインでスッキリしています。

 

2-2. キッチン上のスポット照明の例

自由度の高いキッチン上のスポット照明の例

出典:仕事と暮らしが調和する平屋

 

スポット照明は、気分・シーン・使い方などによって、照らす位置を変えたい方にもおすすめです。

 

こちらの事例でもキッチン上に採用している事で、キッチンの作業スペースを直接照らしたり、カウンターを照らしたり調整できます。

 

また、レールがあることで位置を自在に変更できるだけでなく、照明の種類・光源の色や照度などが後から変更できる点もメリットです。

 

そしてYUIはそのまま天井に付けるのではなく、掘り込みを作ることでレールがむき出しにならず、空間におけるノイズをなくしていきます。

 

2-3. キッチン上のペンダントライト

キッチンカウンター上部のペンダントライト

出典:「個」が心地よく過ごせる家

 

キッチンカウンター上部のペンダントライトの事例です。

 

グレーとメープル木調をベースにしたインテリアに合わせた透き通った照明を合わせました。

 

さりげない照明のオシャレは、ステキな空間を創り出す要素の1つとなります。

 

3. まとめ

照明は器具だけでなくインテリア全体から

出典:静かな時が流れるアトリエハウス

 

照明は非常に奥が深く、正解はありません。

 

どんな照明を入れるか、という部分も大事ですが、その空間で照明器具自体の見え方や納め方も意外と重要な要素です。

 

新築のコーディネートを考える際には、器具だけでなくインテリア全体から落とし込んで考えてみましょう。

 

YUIでは、専任の照明コーディネーターもいますので、照明などをこだわりたい方もお気軽にご相談ください。

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