1. 1階寝室の考え方とは
1階に主寝室を設計する考え方には、2つの大きなメリットがあります。
1つが、平屋のように上下移動が少なくなるため「長く安心して過ごせること」。
そして2つ目は「動線の短縮化」です。
1-1. 長く安心して過ごせるメリット
新築を検討している方の多くが、20代~40代でまだ小さいお子さんがいらっしゃるご家庭ではないでしょうか。
一般的に最初の新築を検討される世代であれば、階段の昇り降りは日常茶飯事の話ですが、家は建てて終わりのものではなく、建てて長く住むものです。
これが30年・40年後になってくると、人間はどうしても衰えがきてしまいます。
そのとき、毎日寝るために階段の昇り降りをするのも大変ですが、それだけの理由で平屋に建て替える訳にもいかないのが現実です。
このように将来的な長い目で考えると、1階に寝室があることは安心感の高い設計であると言えます。
結の家は長く住める設計になっており、30年・40年後も安心して住んでいただくためのご提案です。
1-2. 動線を短縮するメリット
2つ目のメリットである動線の短縮化について、です。
こちらは、結の施工事例を見ながら解説していきます。
1階に寝室を配置した場合、隣接するクローゼットをウォーク「スルー」クローゼットにすることがあります。
ウォーク「イン」クローゼットではなく、通過できるような設計にすることで、水まわりに隣接するメリットを最大化します。
「洗濯する・干す・仕舞う」、この洗濯にかかる作業を隣接する場所でできるため、作業動線としてはスムーズにできるようになります。
また、寝室からの使い勝手もウォークインクローゼットと何ら変わりません。
起きてからすぐ、洗顔や歯磨きをされる方もクローゼットを通過していくことで、アクセスしやすいメリットがあります。