2025.09.05

富山に移住を検討されている方が増えています。今回はそんな移住先で新築を検討されている方に、リモート打合せの注意点および、住宅会社や土地の選び方をお伝えします。さらには移住での新築の「考え方」も解説しますので、移住検討中の方は必見です。
富山へ移住されて、当社で新築を建てて頂く方が増えています。
そこで、リモートが中心になる打合せを様々なお客様で重ねてきた経験をもとに、リモート打合せの注意点、そしてリモートならではの「考え方」を解説していきます。
元々、富山に土地勘がある方のUターン・Iターンであれば、地域柄に関する失敗は少ないかもしれませんが、土地も含めて気を付けるべきポイントがたくさんあります。
富山だけでなく、その他のエリアの方でも、移住を考えている方に参考となる内容となっていますので、ぜひ参考にしてスムーズに家づくりをすすめてください。
それでは、早速今回のコラムの要点から見ていきましょう。
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・間取りやコーディネートの打合せは意外と伝わりにくいため、リモート打ち合わせに慣れている住宅会社を選ぶことが重要
・サンプル・図面なども郵送での対応が必要になるため、比較的細やかなフォローができる会社かどうか?を見極めることが一番難しい
・土地選びは、地元の不動産に精通している住宅会社を通じて探すことが一番の近道
・打合せが頻繁にできないご家庭などの場合、「ある程度おまかせ」でも満足度の高い家を設計施工してくれる会社でないと、特に移住の方は注文住宅検討は難しい
・そこまでこだわりがなければ、注文住宅よりも建売やモデルハウスを購入する選択肢もおすすめ
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1. 移住の時の住宅会社選び
間取りやコーディネートの打合せは意外と伝わりにくいため、リモート打ち合わせや細やかな配慮に関してこちらで紹介するポイントを抑えておきましょう。
1-1. リモートに慣れている会社かどうか
コロナ禍以降、リモート打合せが比較的「普通」になってきました。
ただ、家づくりの打合せはサンプルなどの現物を見ながらコーディネートを想像したり、間取り・納まりを説明したりする時など、もちろん対面の方が伝わりやすいです。
ただ、移住を考えている方は基本は移住先の住宅会社に相談することから、リモート打合せが基本となります。
まず第一ステップとして、ホームページなどでリモート対応をPRしている会社かどうか?を確認しましょう。
もちろん、どこの住宅会社も対応できると思われますが、積極的にやっているかどうか?や「対応の慣れ」という部分で、打合せのスムーズさも異なってくるでしょう。
ただし、最近はコーディネーターなどを「外注」している住宅会社もあり、外注であるが故に居住地域関係なく打ち合わせ自体がリモートになる、というケースも増えているようです。
外注の方の場合、その工事業者との連携や責任の所在などが曖昧になってトラブルになるケースも容易に想像されますので、一概にリモートに積極的でも注意すべきポイントがあります。
1-2. 対面より細やかな対応が求められる
リモート打合せは手軽なように見えて、対面打合せより準備をしっかりしていないと、スムーズに進めることができません。
また、平面図を中心に間取りなどの打合せをすすめる形になりますが、初めての家づくりで想像しにくい部分もあり、打合せではサンプル・イメージ画像などを使って説明をします。
また、お施主様側も「こういったイメージにしたい」という要望も、言葉だけではなかなか伝わりにくいので、インスタの保存した画像等で伝えて頂くことが多いですが、そのような場面においても住宅会社側が「ちゃんと」受け取ってくれるかどうか?
このあたりは慣れでの差が出やすいところでしょうか。
さらにサンプル・図面なども郵送での対応が必要になってくるため、打合せ以外でも比較的細やかなフォローができる会社・担当者かどうか?を見極めることが一番難しいところです。
2. 土地から探す場合)地元の不動産に精通しているか
次に移住の場合、土地から探す方も多いでしょう。
土地がない場合、土地選びや交渉事・書類対応といった住宅以外の部分まで一気通貫の対応ができる住宅会社でないと苦労します。
つまり土地選びは、地元の不動産会社ではなく、土地に精通している住宅会社を通じて探すことが一番の近道です。
住宅会社であれば、その土地に関する法規制なども調べた上で建てられる家の提案、さらに土地・建物での総額提示など費用に至るまで アテンドできます。
2-1. “地域柄” まで知っている会社が安心
不動産情報であれば、一般の方でもインターネットですぐ調べることができます。
U・Iターンの場合は、ある程度土地勘があるので、このあたりがいい!という目星が付いている方も多いかもしれません。
ただ、それでも元々実家として住んでいた場所以外であれば、昔と今とでは様相が少し変わっていることも。
さらに移住先が地元でない場合、検討している住宅会社に購入予定の土地周辺の地域柄などもしっかりヒアリングしておきましょう。
また土地関係も、不安に思っていることなどは全てぶつけて、不安要素を少しずつなくしていくよう相談しましょう。
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2-2. 人気の新規分譲地は建築条件付き?
土地探しは不動産会社だけと思いがちですが、実はハウスメーカーが自社で保有する土地にも魅力があります。
造成済みの団地や人気エリアなど、条件の良い土地が多く、建築条件付きの場合も「いい土地だからこそ条件付き」ということが少なくありません。
しかし建築条件は、ハウスメーカーによっては坪単価を少し上乗せすることで外せることもあります。
少し割高な買い物になってしまう気持ちになりますが、それでも富山の土地価格は元々が割安なので、都市部で新築することを考えれば圧倒的にコスパは良いでしょう。
このエリアの建築条件は、「交渉できそう / 無理そう」という地元事情までに精通した会社に相談するのが安心です。
3. おまかせでも「理想通り」が実現できる会社を
最後は、建物に関する部分です。
まずは注文住宅にするか建売にするか、ここでも大きく変わってきます。
ここまでは注文住宅を想定した解説をしてきましたが、建売はできているがゆえに、打合せ等の手間は省くことができます。
ただ、希望するエリアで目にかなう建売がない場合、注文住宅という選択肢になります。
移住の場合、打合せも頻繁にできるわけではないことを考えると、「ある程度おまかせ」でも満足度の高い家を設計施工してくれる会社がよいでしょう。
注文住宅は例えば床の色やクロスを選ぶことはできますが、窓の納まりやカウンターの厚みといった細かい部分まで網羅することは非常に難易度が高いです。
そのため、大枠はみなさんの要望を汲み取ってくれることは当たり前の前提ではありますが、細かい部分についてはプロの視点から「上手いこと」仕上げてくれる会社を選ぶことが満足度が高い家づくりの一歩です。
3-1. 割り切って建売・モデルハウスを購入する選択肢も
しかし、このような配慮まで行き渡る設計ができる会社は限られています。
そのため、そこまでのこだわりがなければ、注文住宅よりも建売やモデルハウスを購入する選択肢もおすすめです。
「建売」と聞くと画一的な雰囲気が想像されますが、例えば住宅会社がモデルハウスとして展示していた物件を建売として売り出すことがよくあります。
一般的な建売に比べて数が少ないものの、まちなかに展示場を建てている会社であれば、展示入替をするタイミングでモデルハウスを売却します。
そのタイミングにモデルハウスをそのまま買うのもおすすめです。
建売に比べて、コーディネートや設計がプロ目線でこだわっているため、「建売感」も少なく居住性も満足度が高くなる可能性が高いでしょう。
4.まとめ
富山は北陸新幹線の開通もあり、関東からの移住先としても比較的選ばれるエリアとなっています。
ぜひ今回のコラムを参考に、移住先の住まいを任せる住宅会社を選んでみてください。
なお、YUIでも過去に何件も移住された方の新築を注文住宅として担当させて頂いており、気になる方はどの施工事例が移住された方の建物なのか?などは個別でご案内可能です。
また2025年9月時点で、半年ほど展示したモデルハウスを販売していますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
▶土地情報 : 富山市・環水公園近く(富山市奥田町) | 株式会社 YUI
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