家づくりコラム

2025.09.12

コラム【2025年版】注目の最新の住まいづくりトレンドは?デザイン・間取り編

2025年における注文住宅の最新トレンドはどんなモノ?デザイン住宅を得意とするYUIが考える間取りやデザインにおけるトレンド・流れを解説します。さらにトレンドをしっかり取り入れたモデルハウスや施工事例から、考え方やデザインのポイントを紹介。

 

今回は最新の住宅トレンドをピックアップして、ご紹介していきます。

 

どんな内容が流行っているのか?その流行っている理由も含めて解説していきます。

 

これから家づくりを始める方だけでなく、注文住宅を検討し始めて流行りの確認をしたい方まで、幅広い方に参考となる内容となっています。

 

それでは、今回のコラムの要点をみていきましょう。

 

 

・住宅トレンドは、モダンな家からシンプルかつナチュラル寄りのコーディネートが流行っている

 

・「後からアレンジしやすいコーディネート」がポイントで、シンプルに仕上げて家具や小物でアレンジをしていくスタイルが主流に

 

・富山は特に共働きが多いため、家事動線の中でも玄関からのアクセスを気にされる方が増加(時短・家事楽)

 

・富山では平屋が安定して注目度が高い一方、土地面積などの理由から1階寝室プランが間取りにおけるメイントレンドとなる

 

 

1. コーディネートのトレンド

ナチュラルとシンプルが調和する住宅デザイン

出典:広がる景色と暮らす家

 

昨今の新築におけるデザイン・コーディネートの主流は、ナチュラルとシンプルがミックスされたデザインがメインです。

 

工務店によっても得意・不得意があるとは言え、少し前はシンプルモダンが流行っていましたが、昨今はジャパンディに代表されるナチュラルの要素が入ったものが多くなっています。

 

いずれも共通している点は「シンプル」というキーワードですが、なぜシンプルが継続しているのか分析してみました。

 

1-1. 後からアレンジしやすいシンプルさ

アレンジしやすいシンプルなデザイン

出典:北から光が落ちる家|呉羽モデル

 

スマートフォンや衣類に代表されるように、今は住宅以外でもシンプルでスッキリしたものが好まれる傾向にあります。

 

好みの問題なので人それぞれではありますが、昨今は装飾でデコレーションするスタイルよりも、素材や質感などで高級感を出すスタイルが好まれています。

 

住宅でも同様の好みが引き継がれており、シンプルに仕上げて家具や小物でアレンジをしていくスタイルが主流です。

 

その大きな理由を分析していくと、家具もリアル店舗だけでなくネット通販で様々なものが選べる状況があり、住宅会社のコーディネーターの提案だけでなくご自身でも探しやすい環境も影響しているのではないでしょうか。

 

このような背景を考えていくと、山崎実業や無印良品のような収納小物やアレンジしやすいグッズが人気を得ている点とリンクしてくるわけです。

 

そのため、住宅側はコーディネートしやすいシンプルな雰囲気になっていくことは当然の流れでしょう。

 

1-2. シンプルでも上質感が出せる建材・設備が増えた

デザイン性の高い建材・設備

出典:北から光が落ちる家|呉羽モデル

 

別の視点として、昨今は住宅に使う建材・設備でもデザインに配慮された商品が増えてきており、シンプルでも上質なスタイルを実現しやすくなりました

 

キッチンや内装ドアなども、昔は画一的な雰囲気でしたが、今は幅広い色・素材感・スタイルが選べます。

 

例えば内装ドアでも各社、白色か薄い茶色〜濃い茶色しかありませんでしたが、今は黒・グレー・青など幅広い選択肢があります。

 

さらに印刷技術・加工技術なども発達して、素材だけで上質感を創れるようになってきています。

 

2. 間取りのトレンド

注文住宅の間取りは一品一様ですが、実はそれでもトレンドがあります。

 

要望の多いトレンドの中から2つピックアップしてご紹介します。

 

2-1. 玄関と水まわりのアクセス

時短と家事楽を叶える回遊動線

出典:ホテルライクな二世帯住宅

 

1つ目は玄関と水まわり(キッチン・洗面化粧台 / バス)へのアクセスおよび回遊性です。

 

富山は特に共働きが多いため、家事動線の中でも玄関からのアクセスを気にされる方が増加しています。

 

YUIでもプランニングの際に、玄関~洗面・キッチンといった水まわりへのアクセスを気になさる方が多い印象です。

 

その理由の多くは、時短・家事楽というキーワードに集約されていきます。

 

帰宅後すぐに買い物をした食料品などを収納する、もしくは手洗いやお風呂に入る等、帰宅動線は人によって様々です。

 

ちなみに、敬遠されがちな北向きの土地では、日当たりを確保しつつ、この2つの要素を近づけやすい側面があります

 

総予算を抑えつつ、間取りの使い勝手を最適化し土地選びからしっかり間取りに落とし込んでいくと、納得度の高いプランニングができるでしょう。

 

2-2. 1階寝室プラン

人気の高い1階寝室プラン

出典:ゆとりの暮らしに辿り着く家

 

2つ目は1階寝室プランです。

 

富山では平屋が安定して注目度が高い一方、土地面積などの理由から1階寝室プランが間取りにおけるトレンドとなっています。

 

都心部に比べて土地の坪単価は安価であるものの、平屋で土地・建物のフルローンにすると地元の住宅会社でも “それなりの金額” になってしまいます。

 

そのため、建物本体価格をできるだけ抑えることを考えていくと、平屋→1階に寝室だけ持ってくるプラン、となることは必然の流れでしょう。

 

住宅の耐久性が向上し、家が長期間使い続けることができることを考えれば、少し割高であっても将来的な住み替えなどが不要なことを考えれば賢明な選択でもあります。

 

3. トレンドを反映した施工事例

それでは、前章で紹介したトレンドを反映したYUIの施工事例をみていきましょう。

 

3-1. 寺町モデル(玄関アクセス・1階寝室・シンプルナチュラル)

開放感のあるリビング

出典:ミニマムリッチに暮らす家|寺町モデル

 

寺町モデルでは、今回紹介したトレンドをふんだんに取り入れています。

 

モデルハウスのため、YUIで設計・コーディネートを行なった建物となっており、専門家の考え方のみで構成されています。

 

まずはリビングの開放感が一番の魅力となっています。

 

窓から抜ける視線だけでなく、天井高がアップ+一段下がったリビングで、リビングに座ったときの縦の開放感と組み合わせた、シンプルナチュラルのコーディネートは抜群です。

回遊性が高い間取り

さらに使い勝手では、玄関から入ってすぐにシューズクロークがあり、そこを通過する形でキッチン・洗面へ直行できます。

 

パントリーが玄関から近い位置にあるため、買い出したものの収納性に優れています。

 

キッチンを中心として回遊性にも優れており、見学いただいたお客様からも取り入れたい要望の上位にあがってくる間取りです。

 

また寝室の位置にもこだわり、リビングからは階段・収納を挟む形で配置されています。

 

1階寝室で注意したい音問題も、階段・収納を挟むことで軽減することができます。

 

なお、こちらで紹介した寺町モデルハウスは展示終了後に売却予定です(2025年8月時点)。

 

気になった方は見学と共に、こちらのモデルハウスの購入もご検討ください。

 

寺町モデルの細かすぎる解説。洗練されたデザインはどこから漂う?

 

富山市寺町にオープンするリアルサイズの分譲モデルハウスの見どころ公開

 

富山市西部では超お買い得物件!?寺町モデルを買う理由を紹介

 

3-2. 縦横に広がる空間を楽しむ家

ナチュラルとシンプルがミックスされたモデルハウス

出典:縦横に広がる空間を楽しむ家 

 

YUIの施工事例の中でも、“基準” にされるお客様が多い事例がこちらです。

 

3年ほど前の事例ではありますが、吹き抜けでの開放感に加えて、ジャパンディのようなやさしいグレーを基調とする施工事例です。

 

デザイン・コーディネートの主流として紹介した、ナチュラルとシンプルがミックスされたデザインの代表例です。

 

ちなみに、こちらの事例も1階寝室プランになっており、水まわり・ランドリー・寝室とのアクセスがいい設計になっています。

 

収納を通り抜けて寝室に入るプランになっており、衣類などをランドリー側から収納できる動線も特徴の1つです。

 

こちらの事例もシンプルなコーディネートでまとめていますが、細かい部分など徹底的にこだわった設計になっており、味気がない雰囲気にならないような工夫が詰まっています。

 

4. まとめ

YUIが提案する、洗練された家づくり

今回は2025年時点の最新住宅のトレンドの中から、抑えておくべきポイントをピックアップして紹介しました。

 

家づくり、特に注文住宅の場合はせっかくの機会だからと考えて、あれもこれも入れ込みたくなってしまうものです。

 

しかし、最近のトレンドはいかに引き算でそぎ落としてシンプルにして、洗練された美しさをだせるか否か?

 

ここに注文住宅のよさが詰まっていくのではないでしょうか。

 

今回紹介した寺町モデルは見学と共に購入検討も可能となっていますので、気になる方はぜひ両方の視点で訪れてみてください。

 

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