家づくりコラム

2025.02.28

コラム美しい家とは?性能とデザイン性の両立ができて成り立つ真の美しさ

美しい家とはどんな家を指すのか?似たようなコーディネートにしても、なんか理想と違うといった後悔・失敗をしないために気を付ける部分を解説。そしてデザインとトレードオフになりがちな性能との両立方法や、両立を実現したYUIの施工事例まで紹介。

 

今回は、「美しい家」とは? その定義や考え方、美しい家にするためのポイントやコツなどをお伝えしていきます。

 

そもそも、美しい家とそうでない家の違いとは?

 

さらに、目で見えないポイントである住宅性能とのバランス・トレードオフの関係性をどう解決するのか?この住宅設計における大きな課題を考察していきます。

 

それでは、今回のコラムの要点からみていきましょう。

 

 

・家の美しさは2つあり、デザイン上の美しさと、デザインをジャマしない内面としての性能の美しさ

 

・デザイン上の美しさは、コーディネート・納まり・設計上のノイズの少なさがカギ

 

・性能の美しさは、数値上のレベルを “言い訳” にしないデザイン上の美しさとの両立

 

・性能との両立は難しいものの、デザイン・設計でカバーできるかどうかがポイント

 

・トレードオフになる性能とデザインを、設計で両立させた事例を後半で2件紹介します

 

1. 美しい家とは

細部までこだわったリビング

出典:静かな時が流れるアトリエハウス

 

美しい家とは、個人の価値観に左右されるため正解はないものの、YUIで考える美しい家とは「細部にこだわる家」です。

 

それはカラーコーディネートだけでなく、間取り、入ったとき・座ったときの風景など、その「たたずまい」も含めたデザインの全てで「美しさ」を創り出すと考えています。

 

私たちYUIが家づくりで大切にしていることは、お客さまの思い=LOVEをかたちにすることです。

 

美しさを出すためには、全体を統一するコンセプトから細部までを丁寧に設計する必要があり、住宅会社によって大きく差が出てきます。

 

1-1. 美しさで差が出やすいポイント

美しさで差が出やすいポイント

出典:セカンドライフを叶える平屋

 

カラーコーディネートでは、色合いなどを合せれば希望の家と似たような雰囲気にはなります。

 

ただ、建築では同一の条件はなく、間取りや外の風景、住まわれる方のニーズや状況なども踏まえると全く同じものが最適とは限りません

 

また、同じようなコーディネートをしているつもりでも、「なんか違う」という時には、細部の納まりに大きな差があることが多いです。

 

笠木と呼ばれる、キッチン前のカウンター1つとっても、その厚み(見付)・壁からの出っ張り寸法(チリ)などを、コーディネートに合わせる必要があります。

 

例えば、カントリー調のコーディネートであればカウンター厚も分厚めに、モダン・スタイリッシュな雰囲気を出すのであれば薄めに、といった調整が必要です。

 

そういった細かな調整がされているか否か、でデザイン上の美しさは大きく異なってきます

 

2. 目に見えない美しさとは

性能と見た目のデザインの両立

さらに家における美しさとは、人と同じように見た目だけでなく、その中身も大事ですよね。

 

人で言えば性格・人格などにあたりますが、住宅で考えると「性能」となってきます。

 

しかし、この性能と見た目のデザインの両立は “ 非常に ” むずかしいです。

 

これは、YUIの家だけでなく建築全般に共通している点で、住宅を設計する人すべてにあてはまることであり、設計における「差」が出やすいポイントでもあります。

 

2-1. 住宅の性能

コストと住宅性能のバランス

住宅での代表的な性能と言えば、耐震性能・断熱性能です。

 

耐震性は家族・資産を守るために気になるポイントではありますが、耐震性として家の強度を上げていくと、柱や壁が増えたり開口部(窓)が小さくなる側面があります。

 

もちろん、建築基準法で決まっている規定があるものの、昨今は北陸でも地震の心配が大きくなっています。

 

一番のおすすめは、構造計算による耐震等級3を取得することですが、大きな開放空間を設計しにくくなるため、このあたりはどちらを優先するかは難しい判断です。

 

また、ZEHやGX志向型住宅で注目されている断熱性能・省エネ性能も、大きな窓や吹き抜けがあることで不利に働きます。

 

性能値は、富山の気候や方位なども考えた最適値、そしてその性能で発揮される「実際の効果」をしっかり見極めて考えましょう

 

数値上は断熱等級7が最高と聞くと、等級7にしたくなるものですが、コストも制限も大きくなります。

 

ZEH水準として2030年の基準とされる等級5、さらにレベルが高い等級6を超える性能が必要な理由や、そのコスト感も合せて判断しましょう

 

3. デザインと性能の両立した美しさの難易度

デザインと性能の両立

住宅設計では、このデザインと性能の両立具合で、住宅会社・設計者の差が大きく出てきます

 

性能を重視すると、例えば吹き抜けがなくなったり、窓が小さくなったりとデザインと「トレードオフ」の関係になりがちです。

 

しかし、性能値をとるため、その数値を “言い訳” にしているケースも少なくありません。

 

性能の数値を確保した上で、それを感じさせない設計が「真の美しさ」と言えるでしょう。

 

性能との両立は難しいものの、デザインや設計でカバーできるかどうかがポイントであり、さらにそこにコストも加わってくるため、専門的な知識が無いと判断が難しくなってきます。

 

ここは、施工事例をホームページやインスタグラムで見ているだけでは、なかなか見極めが難しく、実際にモデルハウスなどに体感しにいく、間取り設計をお願いしてみて分かる部分になります。

 

4. デザインと性能を両立した施工事例

性能とデザインを両立し、かつ美しさが際立つYUIの施工事例を紹介します。

 

4-1. 北から光が落ちる家 |富山市呉羽モデルハウス

開放感を体感できるリビング

出典:北から光が落ちる家|呉羽モデル

 

1つ目に紹介する事例は、25年1月にオープンしたモデルハウスです。

 

呉羽モデルでは、構造計算(許容応力度計算)での耐震等級3の取得、ZEH水準の断熱性・省エネ性を備えています。

 

このような、これからの住宅における基本的に抑えておくべき性能値を満たした上で、開放感を体感できるリビングが魅力です。

 

さらに、開放感と「トレードオフ」になりがちなプライバシーを確保しており、体感しないとわからない不思議な感覚になるモデルハウスになっています。

 

ぜひ、一度は訪れていただきたい唯一無二の事例です。

 

◆モデルハウス見学予約

 

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富山市呉羽・新モデルハウスを先取り紹介!驚きと設計上のこだわりが満載

 

富山市呉羽モデル・北から光が落ちる家の細かすぎる解説とYUIの強み

 

4-2. 立ち止まって感じる心地よさ|永楽町モデル

プライベート感と開放感のある家
出典:立ち止まって感じる心地よさ|永楽町モデル

 

2例目は2024年まで、YUIのモデルハウスであった施工事例を紹介します。

 

富山市の中心部に近い場所で、住宅密集地の立地ですが、中に入るとそのような外の状況を感じさせないプライベート感のある設計になっています。

 

住宅性能としてはZEH水準の性能を有しており、開放的なLDKとリビング内階段であっても、四季の温暖差を和らげる設計になっています。

 

断熱性能がよくても開放感がない、開放感があっても寒い・暑い、または隣地との関係が気になってカーテンを開けることができない、といった住んでからのネガティブに繋がらないような点まで配慮されています。

 

建築は、平面図や性能値だけで判断できるものではなく、立地や中に入ったときの“たたずまい”まで計算されているのか?がポイントです。

5. まとめ

デザインと性能を両立できる住宅会社

今回は、YUIでの共通するコンセプトである「美しい家」にフォーカスして、目に見えない性能との両立に関する内容をご紹介してきました。

 

昨今、どこの住宅会社でも性能値(耐震性・断熱性・省エネ性など)は国の基準を超えるレベルになってきています。

 

性能値の数値だけで比較すると、このような自分たちが理想とするデザインとの両立が難しくなってきますが、このデザインと性能をしっかり両立できる住宅会社を選ぶことが、もっとも理想形への近道と言えます。

 

今回のコラムで紹介したような性能を確保しつつ、美しさにこだわった施工事例を、E-BOOKSからダウンロードしてご覧いただけるようになりました。

 

美しさにこだわった施工事例

さらに、YUIのコンセプトや工法・性能などが気になる方は、資料請求からお問い合わせください。

 

美しさにこだわる、YUIの家づくり

 

 

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