1. ウォークイン型 / ウォークスルー型 どっち?
作成:YUI
寝室にはほぼ100%と言ってよいほど収納を併設しますが、YUIではウォークインクローゼットが比較的多い傾向にあります。
また、間取りをヒアリングしている際も、ウォークインクローゼットを要望される方が多いですが、ウォークスルー型という選択肢もあります。
まずは、「寝室にはウォークインクローゼット」という先入観を置いておいて、ウォークスルー型との違いを見ていきましょう。
1-1. ウォークイン型は収納力重視
ウォークイン型は上図のような収納形式であり、一昔前は納戸(なんど)と呼ばれていました。
コの字型、二の字型が主流ですが、その理由は空間の収納量を最大化させるためで、とにかく収納量を多く確保したい方におすすめです。
また行き止まりになっているがゆえに、収納棚に入りきらないモノまで、多少入れこんでも気になりにくい点がメリットです。
しかし、デメリットとしては動線が行き止まりであるが故に、間取り上の配置場所が限られてくることや、窓・換気が取りにくい点です。
1-2. ウォークスルー型は動線重視
ウォークスルー型とは廊下を兼用したような収納タイプで、通り抜けることができるタイプの収納形式です。
廊下を兼ねることができるため、建物全体をコンパクト化しようとした際にも有意義な選択肢です。
さらに、昨今人気のファミリークローゼットを採用したい方や、生活動線に回遊性を持たせたい方はウォークスルー型がおすすめになります。
また、ウォークスルー型のクローゼットを寝室に隣接させる場合(収納を通過して寝室に入る)、寝室の窓やテレビなどの配置が比較的設計しやすくなる側面もあります。(※入口と収納が兼用になるため)
さらに換気や通気も比較的取りやすいので、収納の中の湿気などが気になる方は、ウォークスルー型にしてみるとよいでしょう。
一方、デメリットとしては収納力がウォークイン型に比べて減ること。
そして寝室に隣接している場合、収納を通って寝室に行くことになんとなく抵抗を覚える方もいらっしゃいますが、ここは考え方次第で正解・不正解はありません。