家づくりコラム

2023.08.18

コラム完成見学会を有効活用するための見るべき・聞くべきポイント

完成見学会に行こうと思った時、何を見たらいいのか、何を聞いたらいいのかよくわかりませんよね。何を聞いたらいいか分からず、気まずい雰囲気になった方もいるのではないでしょうか。完成見学会やモデルハウスの見学で何をしたらいいか?を解説します。

 

家づくりをスタートしたときに、現場見学会は実際のサイズ感などを確認するために役立ちます。

 

しかし、実際なにを聞いたらいいのか?何を見たらいいのか?ココは意外と難しいポイントです。

 

実際に見学に行ったものの、ボーっと見てきただけ、になっているケースが多いのが現実。

 

今回の記事を参考に、現場見学会で見るべき・聞くべきポイントを事前に知っておくことで、より有意義な見学にできるでしょう。

 

それでは、まず今回の記事の要点からお伝えしていきます。

 

 

・部屋の大きさや坪単価などは、現場見学会で聞いてもあまり意味がなく、もっと聞くべき・見るべきポイントがある

 

・営業マン側からすれば、どんな家づくりがしたいのか?が初対面では分からないため、希望や不安を伝えると、有意義な会話がしやすい

 

・イメージが固まっていない段階であれば、家の雰囲気を一通り見てから、自分たちが漠然と思っている不安を伝えて、その返答・対応を見極めましょう

 

・最終的には、自分たちの理想の家づくりを実現できる会社・営業マンであるか?を見るべきで、それを判断するために、聞くことよりまずは自分たちの希望をしっかり伝えてみましょう

 

 

1. 見学会で聞いても実はあまり意味がないコト

よくある、聞いてもあまり意味がないコトから見ていきましょう。

 

・部屋の大きさ

・坪単価

・キッチンなど設備機器のメーカー

 

1-1. 部屋の大きさ

出典:青空を切り取る、陽だまりテラスの家

 

まず見学会のご案内スタート時点では、お施主様側は「何を聞いたらいいかわからない」、営業マン側は「どんなお客様なのか見極めたい」というそれぞれの思惑があります。

 

「何を聞いたらいいかわからないから」、とりあえず部屋の大きさを聞く、という掴みどころが分からない雰囲気から始まる “見学会あるある ” で聞いてしまうことも。

 

お互いが様子見をして妙な空気感になることもしばしば、結局ほとんど会話もせず、ふわっと見て帰ってきた、という経験をした方もいるのではないでしょうか。

 

いずれにしても、特にリビングの大きさの感覚は床面積だけで決まるわけではないため、あまり意味のない会話になってしまいがちです。

 

◆部屋の大きさに対する「感覚」は聞いても良い

ただ一方、子ども部屋や主寝室は部屋の大きさの感覚をつかむための指標として、帖数を聞くとよい場合もあります。

 

この時、その住宅会社が設計で考えている傾向(子ども部屋の大きさ・狭く感じないような工夫)も同時に聞いてみると、部屋の大きさに対する「考え方」がわかって参考になることが多いでしょう。

 

このような広さ・サイズに対する「考え方」や「感覚」を、他の会社と比較検討して自分たちの感覚と合った会社を選ぶとよいでしょう。

 

(例:A工務店)主寝室は7帖で十分広く設計できる

(例:B工務店)主寝室は最低でも8帖必要です

 

1-2. 坪単価

見学会で聞いても実はあまり意味がない坪単価

つづいて、みなさんが気になるポイントである坪単価、意外と聞いてもあまり意味がないポイントです。

 

坪単価は、企画住宅や半注文住宅の会社であれば話は別ですが、フルオーダーが前提のハウスメーカーの場合、曖昧な回答しか出てこないでしょう。

 

このことから気になる価格については、「価格設定は企画型 or フルオーダー?」と聞く分には後々の判断材料にできるものの、安い・高いの目安にはなりにくいです。

 

その理由は、実際に選ぶ設備や内装、間取りなどの建築条件によって、建物の価格は当然変わってきます。

 

また昨今は坪単価を固定して見積を作っている会社も減ってきたり、資材費の高騰で一定の金額に決めてしまうことができにくくなっている側面もあります。

 

そのため、坪単価は目安にはなりつつも、意外と参考にならない質問になってしまうでしょう。

 

1-3. 設備機器のメーカー名など

見学会で聞いても実はあまり意味がない設備のメーカー名

出典:立ち止まって感じる心地よさ

 

該当モデルハウスのキッチンが、すごく気に入った!ということであれば別ですが、多くがこれも聞くことが分からないから、とりあえず聞く質問の1つになっています。

 

キッチンやお風呂などは、設備メーカーのショールームに見に行ったほうが、様々なタイプが見学できるので、設備にこだわりたい方は気軽にショールームにも足を運んでみるとよいでしょう。

 

2. 聞くべきポイント

 

実際、現場見学会に行ったとき、聞くべきポイントはその家の仕様ではなく、逆にみなさんの家づくりの希望・不安をお伝えすることです。

 

伝えたその希望・不安を解決解消できる会社なのか?を聞くべきだと言えます。

 

2-1. 自分たちの家づくりでやりたいことができるか

見学会で聞くべき家づくりの理想

最近の方はインスタグラムやホームページなどで事前にリサーチをされて、見学会の予約をされる方が多くなっています。

 

家の雰囲気など、その会社がある程度気に入った状態で予約されると思います。

 

皆さんのやりたいことが、ある程度イメージできている状態であれば、「聞く」より「伝えて」その回答をしっかり「聞く」方が有意義な見学会になります。

 

その見学会の家そのものも大事ではありますが、建売としてその建物を購入する以外は、みなさんの希望などを叶えることができる会社かどうか?を見極める場所にしましょう。

 

2-2.自分たちが家づくりで不安に思っていること

見学会で聞くべき家づくりの不安

一方、まだイメージが固まっていない方も多いでしょう。

 

そういった方は、家づくりで不安に思っていることを「伝えて」、その回答を今後の会社選びの参考にしてみましょう

 

現場見学会だからと言って、その家のことを聞かないといけないわけではなく、雰囲気を一通り確認して、気にいる雰囲気であれば、実際に自分たちの状況に合わせたことを聞く方が有意義な時間になります

 

3. 見るべきポイント

つづいては、そうは言っても実際に見学会で見るべきポイントも紹介します。

 

3-1. 雰囲気・デザイン

見学会で見るべき家づくりのデザイン

出典:ダイナミックな吹抜けがもたらすリゾート空間

 

細かい部分はプロではないため細かく見るのではなく、直感的に「好きな雰囲気」と思うかどうか?ファーストインプレッションは大事にしましょう。

 

また、ある程度インターネットで下調べしておいたほうが良いでしょう。

 

そうすると、自分たちが見たい・聞きたい内容が予めわかった状態でいくため、なんとなく行ったけど、よくわからなかった、という事態を防げるでしょう。

 

3-2. 営業マン

見学会で見るべき営業マン

自分たちはこんなコトがしたい、こんな感じの家づくりをしたい、というヒントを話した方が、それにあった箇所を重点的に案内してくれるでしょう。

 

ここで営業マンの力量差が出てくるため、自分たちのやりたいことを話すことで、営業マンの差を見やすくなってきます。

 

また、会社としてのコンセプトやデザインなどが気に入っている場合で、なんとなく営業マンと相性が合わないこともあるでしょう。

 

その場合は、言いにくいかも知れませんが、思い切って担当変更を申し出ることをおすすめします。

 

4.まとめ

まずは見学会を見に行こう

自分たちの希望や不安を伝えたら、ガツガツ営業されるのでは?と不安に思う方もいますよね。

 

しかし最近は頻繁に訪問営業などをかけることは稀になっており、YUIの営業スタンスとしても強引な営業なども行っていません。

 

また、自分たちが建てる時期を明確に伝えておくことでも不必要な営業も受けにくいです。

 

見学会やモデルハウスの実情と、みなさんのこれから考える家づくりは、どこまで行ってもイコールではありません。

 

そのため自分たちの希望・状況を伝えて、その要望を一番叶えることができそうな会社選びの場がモデルハウスや現場見学会です。

 

まずは、ホームページやインスタグラムで気になった会社の現場見学会・モデルハウスは気軽に足を運んでみましょう。

 

また、モデルハウスと現場見学会の違いや見るポイントも紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

完成見学会とモデルハウスの違いと見る・聞くべきポイントとは? | 株式会社 YUI

 

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