選べる階段素材
◆木材
階段は、素材によって雰囲気が異なります。
注文住宅で、一般的によく使われるのが木材。
木材は加工がしやすく種類も多いので、床材とテイストを合わせやすく、
部屋全体の統一感を出しやすいのが特徴です。
無垢の木材は、自然の風合いと温かみ、素材がもつ高級感があるので、
階段自体を家具のように楽しむことができます。
木の種類によっては傷や凹みが付きやすく、
節があったり反ったりといった無垢ならではの個性もありますが、
そんな経年変化やお手入れも、愛着として楽しみながら過ごせる素材です。
無垢材の他にも、合板の表面に木目のシートを張った建築材があります。
こちらは様々なメーカーから販売されており、選択肢も多く、
無垢材よりも価格を抑えることができます。
色味や仕上がりが均一で、施工もメンテナンスもしやすいメリットがあります。
また、合板の表面に薄くスライスした無垢材を貼った突板材や、
無垢の集成材などもあります。
こちらは無垢材の良さと、木調建材の扱いやすさを併せ持つ材料です。
木材といっても様々な種類があるので、注文住宅では、
デザインや室内のコーディネートに合わせて選ぶ楽しみがあります。
◆鋼製
最近増えているのが、骨組みや手すりを鋼製にした階段。
鋼とは、鉄により強度を出すため意図的に炭素量を増やした合金のことです。
木材よりも強度に優れているため、自由度の高いデザインを実現することができます。
また、塗装を施すことで、様々な色味やマットに仕上げることも可能です。
金属特融のクールな素材感が、
オシャレでモダンな住まいを、さらにブラッシュアップしてくれます。
◆×異素材
踏み板の表面に麻や織物調ビニールシートなど、
足触りが良く肌と馴染む生地をラグの様に敷いたりすることもできます。
木材や鋼とはまた違う仕上がりになるので、
選ぶものによって空間に馴染ませたり、アクセントにしたりと、
コーディネートの幅が広がります。
階段も造作家具と同様一から設計して作るので、
素材の違いで人と違う個性を演出できます。