2024.01.05
家づくりのスタートでは、何をどうしたらいいか分からないことだらけですよね。最初に家づくりを失敗させないための重要なコツとして、家族内で整理すべき価値観や考え方をまとめました。家づくりをこれからスタートする、スタートしたばかりの方は必見です。
お子さんが産まれたり、学区のことを考え始めたり、家づくりを始めるきっかけは人それぞれ。
家づくりをスタートする時点においては、多くの方が「初めての家づくり」ではないでしょうか。
何から調べればいいの?新築って何から始めればいいの?
こんな疑問を持っている方に向けて、住宅会社を選ぶ最初の一歩として、インテリアや外観なども大事ではありますが、まずはご家族内での意見・価値観をまとめる参考になさってください。
それではまず、この記事の要点を抑えていきましょう。
・土地は住宅とセットで考えないと、費用や間取りもイメージがつきにくく、住宅ローンの組み方も含めては住宅会社へ相談することがおすすめ
・家族内での優先順位を決めておきましょう。選別する内容は本文中で表形式で紹介しますので、それをもとに家づくりの軸を決めていきましょう
・家づくりはメリット / デメリットで表裏一体のことが多く、住宅会社を選ぶとき、間取りやデザインを決める時など、優先順位をもとに「引き算」というキーワードを意識するとよい
・家を、「売却時でも資産として売れる資産」として考えるか、「自分たちの価値観を優先した楽しむ場所」として考えるか、で選択が大きく違ってくる
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1. 土地だけで探し始めるのはNG
まず土地から探す家づくりの場合、土地探しから入る方も多いのではないでしょうか。
もちろん間違いではありませんが、最終的に建てる家のイメージまで落とし込まないと、本当にいい土地かどうか?は判断できません。
よく一番良いとされる「東南の角地」でも、間取りや周辺環境次第では、「後悔」につながってしまうことも。
例えば、日当たりが良すぎる、前面道路の人通りが気になってカーテンを開けることはまずない、といった後悔が東南の角地では起こりやすいです。
一方、北側の土地も間取りや設計次第では、すばらしい土地になることも日常茶飯事であり、土地と建物をセットで検討して初めてわかることも多いです。
また、土地だけを見ていると “だれかに取られるのでは… ”と不安になったり、焦ってしまいがちですが、これは失敗のもと。
住宅会社を通して、不動産屋にあらかじめ話をしておくことで、他に検討されている方がいるか?など、ある程度は融通や情報をくれるため、住宅会社経由で土地探しをされる方がおすすめです。
※参考記事
北向きの土地はハズレ?プラン次第でオトクな土地にするためのコツ
1-2. 土地から考える資金計画
土地だけでは住宅ローンは組めないため、結局建物とのセットの総額から検討することになります。
そして、土地は見えている価格以外に、大幅に費用がかかる場合があり注意です。
住宅会社でも土地の調査も行ってくれるため、いずれにしても土地と建物セットで探すことが無難と言えます。
※参考記事
富山で後悔しないための土地の選び方とは?4つのポイントから解説
2. まずは家族内の優先順位を決めよう
家づくりを進めていくと、アレもコレも良く見えてきます。
一生に一度の買い物、後悔したくない、という気持ちが強くなりがちな買い物であるが故に、少し無理をしてしまう方もいらっしゃいます。
結では、まずは家族内の優先順位を決めておくことをおすすめしており、その優先順位を守って家づくりを進めていくことで、「思ったより高かった」「こんなはずではなかった」という失敗・後悔のリスクを減らせると考えています。
2-1. 注文住宅だからなんでもできる?
お金があれば、様々なことを両立させることが可能な建築の世界。
しかし、多くの方がそういった状況ではないので、注文住宅であってもどこかで取捨選択を迫られることになります。
そんな中で、軸を決めておくことで “ いろいろなムダ ” を減らせることができる上に、統一感のある家づくりがしやすくなるでしょう。
実はアレもこれもと「足し算方式」で家づくりをしていくと、どんどん理想形から離れていくことがあります。
2−2. 新築時に持っておくとよい軸とは
家に求めること | 使い勝手(機能性) | 居心地(デザインや間取り) |
家のコンセプト | 省エネ性や耐震性 | デザイン性 |
費用の割合 | 立地や土地・家の大きさ | 建物側へのこだわり |
住む場所 | 資産として売れることも考える
(老後なども見据えて) |
今の価値観・やりたいことを優先する |
住宅会社選び | 保証やネームバリュー
→ 大手ハウスメーカー系 |
設計の自由度やオリジナリティ
→ 地元の会社系 |
補助金 | 確実に狙いたい
→ 様々な制約・焦りは出てくる |
日程や性能値を気にせず自由に選びたい |
ここに挙げた項目で、左右になっているものは、おおよそですが「対」になりやすい項目です。
もちろん、両方を満たす土地や住宅会社が見つかれば、それに越したことはありませんが、費用という要素が入ってくると、かなり難しい選択になっていきます。
どちらが「良い・悪い」ではなく、ご家族の「価値観の見える化」に使ってください。
これらを家族内で決めて「軸」を作っておくことで、コストだけでなく時間や労力を減らすこと、そして住宅会社選びの基準にも繋がっていくのではないでしょうか。
2−3. 引き算の重要性
注文住宅は、文字通りフルオーダーですが、思いつきのようにオーダーをしていくと、最終の完成形が歪(いびつ)になることも巷ではよくあります。
よくある例は、リビング・寝室・子ども部屋のすべてのテイストを変えて、まさにカラフルな家になってしまう事例です。
統一感を持った形に完成させていこうと思うと、思い切ってコンセプトを絞るといった形で、あれこれ加えていくのではなく、引き算をしていく方が最終的に満足感の高い家になっていくでしょう。
会社選びでも、コストも安くてデザインのいいところ、性能も大事にしたい…と考えていると、迷ってしまうでしょう。
全てにメリット/デメリットがあることを踏まえて、上手に引き算で優先順位をつけていきましょう。
3. どんな暮らしがしたい?
そして、家づくりにおいて大事なポイントとして、どんな家がいいか?ではなく、どんな暮らしが理想か?を考えていきましょう。
どんな風景を眺めながら暮らしたいか、どんな時間を大切にしたいか、を家族内で考えてみましょう。
ご家族の中で譲れないポイントや、好みの雰囲気・インテリアスタイルを伝えてもらって、あとは「おまかせ」でもOKです。
使い勝手・居心地いずれかに比重を置くことで、間取りや家づくりの選択に基準ができます。
間取りなどが決められない、という方は注文住宅の間取りの決め方のコツとは?間取りを話し合う時の考え方を伝授も合わせてご覧ください。
YUIでは、デザインの中に居心地の良さがあり、さり気ない使い勝手もブレンドした提案を得意としており、理想の暮らしから新築をいっしょに創り上げていきます。
4. 資金計画は家計全体から見直すキッカケ
家賃逆算方式での予算の決めつけは、自ら選択肢を絞っています。
ファイナンスのアドバイスも受けつつ、ライフプランにおけるメリット・デメリットを理解して慎重に選択していくべきでしょう。
また、住宅ローンは「借金」ではなく「資産形成」でもあります。
考え方の1つとして挙げた、「売却時でも資産として売れる資産」として考えるか?もしくは「自分たちの価値観を優先した楽しむ場所」として考えるか?で、家づくりは大きく変わってくるでしょう。
4-1. 思い立ったが吉日
そして、100点満点の土地が出ればと思っていると、スタートを切ることは正直難しいでしょう。
「思い立ったが吉日」というように、冒頭でも触れたような家族内のきっかけが来た時点で家づくりのスタートをしてみることをおすすめします。
まずは気になった会社から話を聞いて、いろんな考え方を聞いて、考え方・価値観がマッチする会社を選んでいきましょう。
もし、満足できない会社が見つからない、やっぱりタイミングじゃないのかな?と思えば、一旦家づくりをやめるという選択肢もあります。
4. まとめ
結では、家づくりを「暮らしを豊かにするためのもの」と考えています。
家づくりの初期段階において、家族内で考えるとよい「価値観・考え方」を記載しましたが、こちらをもとに家族会議をしてもらえるとよいでしょう。
その上で、疑問点や譲れないポイントが出てくるでしょう。
結では土地や建物だけでなく、ライフプランや価値観も理想形に近づくようサポートさせて頂きます。
このような家族会議が済んだら、常設展示場などに足を運んでご家族のライフプランからお気軽にご相談ください。
YUIでは、モデルハウス や イベント で随時ご相談を承っています。
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