家づくりコラム

2022.08.26

コラムおしゃれは入口から。失敗しないための玄関まわりのデザイン性と事例5選

注文住宅では、玄関まわりのさりげないおしゃれで、家のデザインや見え方も大きく変わってきます。シンプルなものからおしゃれに創り込むものまで多様なスタイルがあります。デザイン以外に取り入れるポイントやコーディネートのコツを事例を交えながら紹介。

 

玄関アプローチや玄関まわりのデザインは、家の外観・見栄えを大きく変えます。

 

また外観を変えるだけでなく、玄関まわりのデザインはその家の「顔」として家の格式まで左右していきます。

 

今回は、玄関アプローチやポーチといった玄関まわりにフォーカスし、予算をかけ過ぎずちょっとした工夫でおしゃれに見せるコツなどを紹介していきます。

 

それでは、今回の記事のポイントです。

 

 

・玄関アプローチは家の内外をつなぐエリアで、予算やデザイン次第では難しく考えずにシンプルに納める選択肢もあります

 

・玄関ポーチは、「それだけ」で設けると違和感が出やすく、建物と一体化することでデザインを損ないにくくなります

 

・玄関ドアは建物正面から見える見えないで、それぞれの特徴があります

 

・デザインだけでなく、富山ならではの防雪等の機能も兼ね備えた玄関まわりにすることで、満足度の高い玄関になります

 

 

1. 玄関まわりの外構と役割

注文住宅での玄関の役割出典:柔らかな光に包まれた家

 

玄関まわりは、駐車場または道路から家に入ってくる際の「お迎えの場所」です。

 

また外観・内観とコンセプトの調和を合わせておくことで、内外のスムーズなつながりを演出することができる場所でもあります。

 

最近は小さめの分譲地が増えているため、アプローチや外構をしっかり作る人は昔に比べて減りましたが、それでも玄関まわりを小ぎれいにしておくことで家の格式をグッと引き上げることができます。

 

このように玄関まわりはお出迎えの場所でもあり、家の全体のスタイルをまとめる役割を担っています。

 

一方で、しっかりした外構を作ろうと思うと予算が比例してきます。

 

予算をかければ高級な家の雰囲気を演出できますが、実際はここまで予算が回らない方が多いことが現実です。

 

結では予算を考慮しつつ、ちょっとした工夫でおしゃれが創れるようアテンドしていきます。

 

 

1-1. 玄関アプローチ

注文住宅での玄関アプローチとは出典:柔らかな光に包まれた家

 

道路・駐車場から玄関までの ” 通り道 ” を、玄関アプローチと言います。

 

玄関アプローチは家の入口で、役割としては外と中のつながりを創り出すエリアです。

 

上図のように雰囲気から創り込む場合もあれば、シンプルに仕上げる場合もあり、敷地の形状・接道状況・デザイン・配置で多種多様です。

 

ただ、特に土地面積が約50坪以下の場合、富山では駐車場の台数を優先される方も多く、アプローチ単独での作り込みができないこともあります。

注文住宅でシンプルに仕上げた玄関アプローチ出典:「個」が心地よく過ごせる家

 

駐車場兼アプローチとなる場合、シンプルに仕上げるとスタイリッシュに仕上がります。

 

結では比較的モダンなデザインの住宅が多いため、アプローチはシンプルに仕上げる方が多い印象ですが、家の全体バランスや予算を考えつつ組み立てていくことが大事でしょう。

 

 

1-2. 玄関ポーチ

注文住宅での玄関ポーチとは 玄関ポーチ出典:家族が心地よく暮らす家

 

玄関ポーチとは、玄関ドアの上の庇(ひさし)のことを指します。

 

結では、玄関ポーチ単独で設けることは少なく、建築と一体化して玄関ポーチだけ浮かないようなデザインで仕上げています。

 

玄関ポーチ「だけ」で設けてしまうと外観上も違和感が出てくる可能性が高く、外観デザインを崩しやすいポイントの1つでもあります。

 

下屋と一体化させたり、建物をオーバーハング(2階が張り出している形状)して、躯体そのものを玄関ポーチ代わりにすると良いでしょう。

 

富山では雪の問題もありますので、玄関ポーチはある程度大きく取りたいところです。

 

1-3. 玄関ドア

全体デザインに影響する注文住宅の玄関ポーチ出典:ホワイトモダンの家

 

ファサード(正面道路からの家の見え方)から、玄関ドアを見せる・見せないでも、家の全体デザインに影響してきます。

 

玄関ドアを見せる場合は、比較的大きな家で重厚感のあるスタイルを取る場合や、玄関ドアをデザインの1つとして魅せる場合は良いでしょう。

 

玄関ドアを見せない納まりであれば、スマートな印象でさりげないおしゃれさも演出しやすいです。

 

 

2. 玄関まわりにこだわった結の事例

それでは結の建築事例の中から、玄関まわりにこだわった事例を紹介していきます。

 

結では建物全体を俯瞰的に捉え、外構を含めた提案もしています。

 

2-1. ストレスフリーで創造性豊かな住まい

豪華に仕上げた注文住宅での玄関出典:ストレスフリーで創造性豊かな住まい

 

結の家のなかでも、豪華に仕上げた玄関まわりになっています。

 

玄関まわりでは無垢材を使ってデザイン性を高めるとともに、玄関ドアも重厚感のある木製ドアを採用しています。

 

アプローチは芝とモルタルを市松模様のような配置にしており、さりげないおしゃれを創り出しています。

 

2-2. 静かな時が流れるアトリエハウス

砂利と飛び石でデザインした玄関アプローチ出典:静かな時が流れるアトリエハウス

 

アプローチを砂利と飛び石で構成したスタイルです。

 

内観・外観ともにシンプルモダンで統一したデザインになっているため、アプローチもスッキリした仕上げにしています。

 

遊び心のあるデザインだけでなく、土間やタイルより安価というメリットもあります。

 

このようにお金を必要以上にかけなくとも、おしゃれな雰囲気はつくることができます。

 

2-3. ゆとりの日常・片付く暮らしがつづく家

建物をオーバーハングさせた注文住宅の玄関ポーチ外からの視線に配慮した玄関出典:ゆとりの日常・片付く暮らしがつづく家

 

3つ目の事例は、玄関ポーチまわりに注目頂きたい事例です。

 

建物が2方向にわたってオーバーハングしており、玄関ポーチがわりの役割を果たしています。

 

天候を気にせず2方向から玄関へアクセスできる、ストレスフリーな動線が特徴であると同時に、自転車などを置くことができるマンションのような造りになっています。

 

壁があることで、前の道からの視線をカットできることに加えて、雪がたまりにくいという機能的な側面もあります。

 

2-4. 借景のある2階リビングの家

玄関ドアの前に壁を設けた注文住宅の施工事例

おしゃれ風除室風の注文住宅の玄関出典:借景のある2階リビングの家

 

城川原モデルでも、玄関ドアの前に壁を設ける「建物内アプローチ」を採用しています。

 

アプローチも建物に取り込むことで、おしゃれな風除室っぽい雰囲気を創り出します。

 

外から玄関が直接見えないモダンなデザインと同時に、自転車を止める事ができたり玄関前に雪が積もりにくい機能的なメリットがあります。

 

外構も含めた提案をする、結ならではのアイデアでもあります。

 

2-5. 内と外の「つながり」が豊かな暮らしを育む家

植栽で豊かに見える注文住宅の玄関出典:内と外の「つながり」が豊かな暮らしを育む家

 

玄関まわりに植栽スペースを設けている事例です。

 

植栽を少し設けるだけでも、素敵なデザインにすることができます。

 

さらに間接照明と植栽を組み合わせると、夜間に一際目立つおしゃれな雰囲気と共に、防犯上の役割にもなります。

 

 

3. まとめ

玄関まわりは、家のスタイルに応じて様々です。

 

デザインだけでなく、富山ならではの機能面も兼ね備えた玄関まわりにすることで、満足度の高い玄関になるのではないでしょうか。

 

特に結では、玄関まわりだけで考えるのではなく、家の間取り・外観・コンセプトから全体俯瞰的にトータルで組み立てていきます。

 

事例などからモデルハウスの見学など気になった方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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