2023.12.08
デザイン住宅と言ってもどの会社も同じように見えてしまいます。今回はYUIの特徴を細かすぎるポイントから解説しつつ、他社にはない強みまでお伝えします。またデザイン住宅を選ぶときの参考にもなる内容で、デザインにこだわりたい方は必見の記事です。
今回は、YUIのモデルハウスである富山市・永楽町にあるモデルハウスを、パッと見では気づかないような、「こだわりポイント」を詳しく解説していきます。
デザイン住宅を考える上で、かなり大事なポイントになっていますので、デザインにこだわった新築にしたい、と考えている方は必見の内容です。
また、永楽町モデルハウスだけではない、後悔しないための普遍的なコツも同時にご案内しますので、どうぞ最後までご覧ください。
それでは、まずは今回の記事の要点から見ていきましょう。
・デザイン住宅の「カッコイイ」「ステキ」は、細かい “ 納まりへのこだわり ”の集合体で創られている
・造作と言われる、窓枠・幅木などの部材を、いかにどれだけ目立たせることなくスッキリした納め方にできるか?が大事で、これは設計と工事の連携で初めて成り立つ
・空間における「ノイズ」をできるだけなくす(パッと見で分からなくする)ことで、
・最終的には、皆さんがこの細かい納まりまで “ 注文住宅 ” として注文することは困難なので、「納まりや空間的な見せ方を施主以上に考えてくれる会社を選ぶこと」が大事
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2. 永楽町モデルハウスの細かすぎるポイント
見て頂きたいポイントを5つ、順番に紹介していきます。
2-1. 視線の抜けがあちこちに
視線の抜けとは、空間に居る時に窓や廊下など、視線が遠くまで行くポイントのことを指します。
延床面積が約31.5坪と、富山では比較的コンパクトな大きさとなっていますが、窮屈さを感じさせないために、視線の抜けを要所要所で活用しています。
リビングにおいても、玄関ホール~ダイニングの間には、細見付けのアルミフレームに一枚の大判ガラスをはめ込んだ《クアドロスリム(サンワカンパニー)》を採用し、光の入り具合によって、扉を閉めていても視線が抜けて広さを感じるようになっています。
また、洗面スペースとの壁の上部を開けて天井を共有させることで、同じ部屋だと感覚的に認識し、空間に広がりを創り出します。
また、玄関ホールの壁には天井との取り合い部分にミラーを設置しています。
ミラーが創り出す奥行き感によって、天井があたかも続いているように見え、玄関ホールの広さを演出します。
このような「言われないと気づかないような工夫」を、トータルバランスも考えながら積み重ねていきます。
2-2. 造作を目立たせないように徹底
造作とは、家において「納まり」を構成する部材で、例えば窓と壁を合わせるために使う木材(窓枠)や、壁と床を合わせるために使う木材(幅木やドア枠)のことです。
この造作部材の選び方、そして納め方によって「同じモノ」を使っていたとしても、完成時の見え方が「違ってきます」。
トータルコーディネートに合わせる形で、住宅会社側が細かい部分まで配慮してコーディネートしてくれるか?が大事なポイントになってきます。
◆幅木の場合
造作で全ての部屋に使う「幅木」1つをとっても、一般的なものと大きな違いがあります。
永楽町モデルハウスのリビングに採用している幅木は、全体コーディネートに合う色と高さに設定しています。
また、一般的に多い幅木は、施工の凹凸を隠すためのゴム付き幅木が多いですが、YUIではゴムで隠す必要がないレベルまで施工精度を向上させています。
そして出隅・入隅と呼ばれる90度の「角」の納め方も、一般的にはキャップで合わせている部分を隠すように使っていますが、YUIでは幅木同士を大工さんがピッタリに繋いでいます。
このような細かいポイントのこだわりが、全体の空間のシャープさにつながります。
2-3. 使い勝手との両立
YUIではデザイン性はもちろんですが、使い心地にもこだわって設計を行います。
永楽町モデルでは、ダイニングで焼肉やホームパーティーなどを楽しめるよう、コンセントを目立たないキッチン下に設置しています。
また、ガス乾燥器の乾太くんの下には引出しを設けて、洗濯物をササっと畳めるようになっています。(普段は引出しを収納しておくことでフラットに)
このように普段の使い勝手も考えて、いかに生活感をデザインに融け込ませるか、が建築設計における難しくも面白いポイントです。
2-4. 空間ノイズを消す&調和
ここまで細かい点に焦点をあてて解説してきましたが、YUIの家の特徴・違いは空間のノイズが少ない、広がりを感じる自然な抜けと広がりです。
また、コーディネートも色選び・素材選び・設備選びなど全てが調和して完成します。
YUIでは、お客様の想像を上回るということを企業理念に掲げているため、住まいのコンセプトから全体を考えて、皆様の期待を超えるコーディネートをご提案しています。
2-5. 敷地設計によって外からの視線をカット
最後は外との繋がりについて紹介します。
永楽町モデルハウスは北側に道路があり、大きな開口窓を設けています。
昼間はやさしい光が入り込む大開口ですが、ある程度交通量のある道路がゆえに、カーテンを開け放とうと思うとプライバシーとの両立が難しいです。
永楽町モデルでは、少し建物自体の高さが上げてあり、道路からそのまま見えないような工夫をしています。
これにより、上図のようにアップダウンスタイルのハニカムスクリーンを下部に軽く下ろすだけでダイニングキッチンの空間のプライバシーが確保でき、同時に開放感を得ることができます。
気になる方は、このようにブラインドを全て閉じることもできるため、シーンによっても使い分けができるような設計になっています。
3. 注文せずとも標準的にこだわってくれる会社選び
ここまで「細かすぎるポイント」を紹介してきましたが、お伝えしたいポイントはこれをマネしてみましょう、ではありません。
このような細かい部分まで、こだわってくれる会社を選ぶことが大事なポイントです。
今回紹介した永楽町モデルハウスは、この建物だからこそ取り入れている要素が多く、他の家で単純にマネをしても変になる可能性すらあります。
トータルコーディネートで、みなさんの思い描く理想のコーディネートに合わせて、都度都度設計をして創り上げていくもののため、同じこだわりが使えるとは限りません。
3-1. 「安心して任せることができるヘアサロン」のような住宅会社
YUIでも、お施主様にクロスや床材などの色・素材などを選んでいただきます。
しかし、例えば幅木の寸法や窓枠の納め方まで注文できる方はいらっしゃいません。
もっとも、仮にその指定があったとしても、建築の都合上できる・できないといった要素もあるため、その指定自体も現実的な話ではありません。
そのため、いかにキレイに・トータルデザインに合うように「当たり前のように」やってくれるか?が大事になってきます。
それはまさに、安心して任せることができる美容院のよう。
好みの髪型にしてもらうことはもちろん、細かい部分も丁寧かつ自分好みに仕上げてくれるかどうか?が大事ですよね。
YUIでは、家のコーディネートも同様、お客様の住まいに対する思いに寄り添った上で、より良いものを提案させていただきます。
4. まとめ
一般的な住宅会社の場合、標準仕様として使う造作部材は決まっていることが多く、モデルハウスや施工事例を何ヵ所か見学頂くと、その会社の細かい部分へのこだわりが見えてくるでしょう。
YUIの特徴・違いとしては、より空間のノイズを少なく、自然な広がりを感じる心地いいコーディネートです。
建築士自体がコーディネートまで担当し、納まりまでわかった上で色・素材などを選んでいくため、色の調和だけでなく、建築としても調和させて完成させていきます。
YUIは、「細かい部分まで安心してお任せできる注文住宅」を目指して、日々皆様の要望をしっかり聞き取りながら、みなさんの想像を超えるデザインを提供していきます。
今回ご紹介した永楽町モデルハウスが気になった方は、このデザインへの細かいこだわりが創り出す「空間を体感」しにきてください。
きっと、写真やブログでは伝わらない「心地よさ」が伝わるでしょう。
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