家づくりコラム

2023.11.24

コラム完成見学会は協力するだけのメリットあり?知られざるオトクポイントとは

完成見学会に協力すると値引きやサービス等を期待しがちですが、実はそれ以外にも様々なメリットがあります。今回は、見に行く立場ではなく、住宅会社側や見学会に協力する側から見た見学会の裏側も少しお見せします。見学会を有効活用するオトクポイントも。

 

新築を本格的に検討し始めている方の中には、今まで完成見学会(現場見学会)に行ったことがある方も多いでしょう。

 

今回は、自分の新築を完成見学会に貸し出す協力をした時に、どんなメリットがあるのか?に焦点をあててみます。

 

また、完成見学会に協力する時の注意点なども含めて、“少し違った視点 ”から 完成見学会について知っておくと良いポイントをご紹介します。

 

それでは、今回の記事の要点からみていきましょう。

 

 

・完成見学会はコロナ前に比べると全体的にオープンな形では減っているが、予約制での見学会が増えている

 

・住宅会社側も、様々な理由・事情から「完成見学会を開催できる案件」を探している場合が多く、完成見学会に協力する見返りが期待できる場合もある

 

・完成見学会を開催する案件は、完成時期やプランニングなどから総合的に考えることが多いため、「魅せられる案件」であることと、タイミング次第

 

・見学会ありきでの値引きや追加サービスは、その会社のタイミングとプランニング次第となり、必ずしも期待できるものでもない

 

 

1. 完成見学会をめぐる裏事情

完成見学会をめぐる裏事情の解説

出典:アクアリウムを楽しむ住まい

 

完成見学会は、巨大なモデルハウスではなく実際に建てられた物件を見に行けることから、具体的に検討している方にとっては有意義なイベントでもあります。

 

本格的に検討している会社の、完成見学会は契約前に必ず足を運ぶべきイベントとしても、重要度の高いイベントとなっています。

 

この完成見学会を、少し違った視点(協力する側・住宅会社側)から見てみましょう。

 

1-1. 協力する側(貸し出すお施主様)からみた完成見学会

協力する側からみた完成見学会の考え方

まずは自分の新築を、完成見学会に貸し出すことを想像してみましょう。

 

一般的にモデルハウス(常設展示場)はその住宅会社の所有物なので、そこまで気にする必要もありませんが、完成見学会はその時点でお施主様がいらっしゃいます。

 

そのため、建築主からすれば見学に来られる方には色々と配慮してもらえると嬉しいですよね。

 

お子さん(幼児)と一緒に見学したい時は、会社ごとに対応が様々なので予約時に相談しておいてもらえると安心です。

 

また床材の種類によっては、擦り傷を防ぐためにスリッパをあえて用意していない場合もあり、足裏の汗の付着も考えられるので見学の際には靴下を履いておくと良いでしょう

 

1-2. 住宅会社側からみた完成見学会

住宅会社側からみた完成見学会の考え方

YUIでも、集客・ご案内を目的としてお施主様に協力を頂くことがあります。

 

他の住宅会社でも同様、完成した物件を一定期間お借りして見学会を催すこともしばしばあります。

 

住宅会社が完成見学会を行うことを考えていくと、「魅せるポイント」が多い物件をお借りしたいわけです。

 

そのため、完成見学会のためにわざわざサービスすることは稀にしても、魅せるポイントがたくさんあるステキな物件には相談を持ち掛けることがあります

 

ただ、声が掛からない物件は魅力度が低いわけではなく、タイミングや集客したいエリアから外れているといった事情の方が多いです。

 

2. 完成見学会に協力するメリットとデメリット

それでは、実際に声が掛かった際に完成見学会に協力するメリットやデメリットを見ていきましょう。

 

2-1. メリットはやはり協力する「見返り」

完成見学会に協力するメリット

完成見学会に協力するメリットは、一般的にその「見返り」です。

 

見返りとは、値引きの場合もあれば、追加の工事や家具の一部などをサービスで付ける、といったことが一般的に行われています。

 

住宅会社側も、魅せるためにコーディネートにも一層の力が入りやすく、モデルハウスプランに近い形に仕上がるという、隠れた魅力もあります。

 

見学会を行う家は、プランニングがいいことが前提ではあるものの、見学会を想定したコーディネートを行うので、ステキな家として提案してもらいやすいとも言えます。

 

そのため、完成見学会をやる家は “いい家 ” により一層近づき、満足度が更に上がる可能性があります。

 

ただ、このあたりは会社によっても事情が若干異なるため、サービスが期待できるかどうかは、見学会の打診をされた時に確認しておきましょう。

 

◆値引きやサービス以外の「副産物」

・親戚や友達などに家を見せないといけない場合、自分たちの私物が入る前に気兼ねなく見てもらうことができる(生活感がない状況で、お披露目会として)

 

・見学会用に家具や小物が置かれているので、お施主様自身がこれから購入するインテリアの参考にできる

 

・「見てもらいたい人」は、実際に見てもらった人からの感想が聞けたり、SNSでシェアされて反響が可視化できるという今どきなポイントも

 

2-2. デメリットは不特定多数に見られること

完成見学会に協力するデメリット

デメリットは不特定多数の方が来る可能性があることです。

 

よく聞く一般的な見学会では、一般の方も多いため、様々な予期せぬトラブルも考えられます。

 

「小さいお子さんがトイレを使った」「近所の人が興味本位で見に来た」「傷つけられた」といったことが少なからず世間一般ではあります。

 

YUIでは、ご案内にスタッフが同行するのはもちろん、お借りした家には必ず補修やメンテナンスを入れてからお引き渡しを行っております。

 

また、HPに掲載してオープンに行う場合と、ご要望次第で管理名簿の方のみにご案内する場合と、建築主の方のご意向などに寄り添って決めております。

 

3. 見学会に協力することで“いい家”になる?

見学会に協力するといい家になるのか

出典:ホテルライクで機能的な家

 

見学会に使いたくなる いい家 ” とは、住宅会社側から見れば「特徴」が引き出されている建物(=集客で反響がありそうな家)です。

 

注文住宅なので、お施主様の要望を盛り込んでいきますが、ある程度コーディネートを任せることで、良さを引き出してくれて “ いい家 ” に近づく可能性が高いです。

 

見学会の開催の有無に限らず、「見学会に使うこと」が、結果的に人に見せても恥ずかしくないコーディネート ≒ 理想に近いコーディネートになっていくでしょう。

 

また、ここでの注意点は「コーディネートを任せられる会社か?」という点です。

 

3-1. 注文しなくても標準的にやってくれる会社?

注文しなくてもこだわってくれる会社か

注文住宅の場合、キッチンの色などをご自身で選ぶことができますが、細かい納まり部分等まで自分たちで「注文」することはできませんよね。

 

このような細かい点も、標準的に整えてくれる会社でないと、本当にデザイン性の高い家を実現することは難しいです。

 

家のデザインはクロスや床材の色だけではなく、全体の色見・窓や景観とのバランス、使い勝手などが複雑に絡んでいます。

 

この調整ができるレベルの会社かどうか?は、専門的な知識がないとwebで施工事例を見るだけではわからない場合が多いので、実際に見学して判断していきましょう。

 

 

4. まとめ

完成見学会に協力することの考え方のまとめ

出典:高天井のあるモダンハウス

 

まとめとしては、完成見学会に協力する / しないは、ご家族の意向が大きいですが、協力するコトで様々なメリットは期待できます。

 

また、見学会ありきでの値引きや追加サービス交渉は、その会社のタイミングとプランニング次第となり、必ずしも期待できるものでもないことも気に留めておきましょう。

 

サービスがあったとしても、内容等は住宅会社によっても異なるため、このあたりは期待しすぎず、コーディネートが整うことを期待しておくとよいでしょう。

 

お金をかけた割にトータルコーディネートがいまいちになることもありますので、契約時に担当営業としっかり相談しておくと、メリットが大きい家づくりになるのでしょう。

 

また、見学会に行く時に読んでおくと役に立つ記事もありますので、こちらも合わせてご覧ください。

 

完成見学会を有効活用するための見るべき・聞くべきポイント

 

4-1. YUIで見学できるモデルハウス

YUIで見学できるモデルハウス

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