2. ホテルライクな家にするための方法
まずは、ご家族で話し合って好きなインテリアテイストや、高級ホテルの雰囲気などを出しあってみましょう。
ホテルライクと言っても、想像するイメージは人それぞれです。
ただ、ホテルライクに近づけるためのコツは、下記のような方法が一般的です。
・トータルでのコーディネート(間取り、外観、など含めて)に非日常感を醸し出すこと
・素材や色味に統一感を出すこと
・背景となるコーディネートはシンプルに仕上げること
・使う色は少なくして部屋全体の彩度は下げつつ、インテリアを主役にすること
2-1. ノイズが少ない「納め」にこだわる会社を選ぶこと
実際に皆さんが新築を考える時、クロスの色やキッチンのシリーズなどは決められますが、「納まり」については一般の方で指定されることは難しいです。
納まりとは、建築を構成する部材の接合する部分の細部や状態を指します。
かなり細かい部分で、建築の専門知識が必要なこともあり、注文住宅でもそこまで指示することは現実的ではありません。
そこで皆さんができることは、「標準的に納まりにこだわって仕上げてくれる会社」を選ぶことです。
これは、施工事例などから判断していくしかありませんが、「なんとなくスッキリしたデザインだと思う」という直感を大事にすると良いでしょう。
2-2. 空間の「重心」を低く設計すること
空間の重心を低くすると、高級感と共にホテルライクな家になりやすいです。
重心とは、パッと部屋を見たときに ” 中心 ” となる部分のことですが、家具・窓・設備機器・クロスや床材の色など様々な要素で左右されます。
この重心の高さを低く設計すると、ホテルライクな家になりやすいです。
このような部屋に入った時の「感じ方」も考えてセレクトすることが重要ですが、ここまでご自身で対応することはかなり難易度が高いです。
最終的には、そこまで考えてくれる会社自体を選ぶこと、がみなさんにできることでしょう。
2-3. 家具のデザインにもこだわる
非現実感のあるホテルライクな家は、家具でも大きく左右されます。
高い家具でなければ実現できないわけではなく、色・大きさ・デザインといった様々な要素で合うモノを選べるかどうか?です。
ホテルライクな家ではコーディネートの統一感やセンスが大事ですが、家具までいっしょに考えて住む状態をトータルで考えていきましょう。