1. 洗面化粧台の種類とメリット・デメリット
まず洗面化粧台は、大きく分けてメーカー既製品・造作洗面化粧台の2種類があります。
機能的で、価格帯も選びやすいものから揃っているメーカー既製品に対して、こだわりを持つとどこまでもアレンジできてしまう造作洗面、それぞれのメリットやデメリットを最初におさえていきましょう。
1-1. メーカー既製品
【特徴】
・機能面に重点が置かれた商品が多く、高級ゾーンの商品でないとデザイン性は高めにくい
・メーカーによっては、キッチン等とデザインを合わせやすい(LIXIL・パナソニック等)
・パーツ毎に発注することもでき、ボウル部分は造作でも既製品を活用することが多い
【価格】
・10万円程度~100万円超えの商品までありますが、価格を抑えやすいのは既製品
1-2. 造作洗面化粧台
【特徴】
・造作洗面化粧台は、天板カウンターやボウル・水栓・ミラーまで全て組み合わせることで無限の組み合わせがあり、アレンジが自由にできる
・ベッセルボウルとの組み合わせが人気が高い一方、水ハネのお手入れを冷静に考えましょう(大きめのボウルにしないと、水ハネが気になり思いっきり使いにくいです)
【価格】
・価格はバラバラに組み合わせることから、既製品のスタンダードなセット品から比べると少し高くなりがち(数十万円ほどの差額になることも)
1-3. 「デザイン性」か「機能性」か
既製品と造作を比べると、一般的には機能性重視の場合は既製品、デザイン性重視の場合は造作洗面となります。
もちろん上の写真のように、既製品を使っても周りの空間との調和を図れば、そこまで違和感や安っぽい雰囲気にはなりません。
また、洗面化粧台は他の設備機器に比べ、オリジナルで組み合わせがしやすい設備でもあります。
家族が毎日よく使うスペースなので、コストとのバランスは考えつつも、こだわって損はない場所ではないでしょうか。