家づくりコラム

2022.07.08

コラム内装コーディネートとは?注文住宅で抑えておくべきポイントを解説

内装コーディネートは注文住宅において難所でもあります。自由に選ぶことの楽しさの反面、全体を考えてのコーディネートは専門家でも大変です。今回は内装における抑えておくべきポイントや、結での施工事例を交えながら失敗しないためのポイントを解説。

 

    

 

間取りなどを決めていく段階で、内装のコーディネートという悩みに多くの方が当たります。

 

細かい部分は建築業者側で調整するにしても、どうしても「ご自身のイメージ」を叶えたいですよね。

 

まずは、そもそも内装コーディネートとは?といったキホンから、後悔しないために知っておくべきポイントを紹介していきます。

 

それでは、今回の記事のポイントを冒頭に紹介します。

 

 

・内装コーディネートは、ベースとして統一感を持ったスタイルを決めることが重要な要素です

 

・ただし単調な空間にならないように、配色は少な目に素材も考慮しつつプランニングしていくことが重要

 

・標準グレードのメーカー住宅設備で揃えるとオシャレ感を創り出すことが難しく、(コストや機能性なども考慮しながら)造作を組み合わせたりすることでオリジナル性を高めて空間と調和させていく工夫が必要

 

・コーディネートを洗練していくためには、細かい納まり部分の調整も必要なため、住宅会社の過去のコーディネートやデザイン性を見て選びましょう

 

 

 

1. 内装コーディネートとは

注文住宅における内装コーディネートの概念

出典:暮らしの表情を楽しめる家

 

コーディネートとは、室内外の「仕上げ(色・素材)」をまとめるだけではなく、どんなインテリアを置くか?までイメージして決めていくことが大事です。

 

また、床材の色・クロスの色など一部にフォーカスして決めがちですが、部屋の全体を俯瞰的に、そして外観まで含めた全体コーディネートまで考えましょう。

 

結が目指しているポイントは、「外構・家具まで含めたトータルコーディネート提案」で、空間としても、使う素材の雰囲気・仕上げ感を部屋ごとに変えたりする工夫などを行っています。

 

まさに、内装コーディネートとは空間コーディネートと言っても良いのではないでしょうか。

 

しかし実は、注文住宅を建てる会社全てでコーディネートが自由に選べるわけではありません。

 

1-1. 「標準仕様」の善し悪し

注文住宅における標準仕様の罠

一般的なハウスメーカー等では、「標準仕様」という決まった仕様があります。

 

考え方によっては簡単に選ぶことができる反面、唯一無二のコーディネートは難しくなってきます。

 

建売住宅で似たような雰囲気になるのは、この標準仕様の良くも悪くもある功罪ではないでしょうか。

 

そして昨今ではインスタグラムなどを見て、好みのスタイルを探す方も増えています。

 

好みのスタイルを選ぶうえでは有意義なツールですが、そのスタイルを実現できるかどうか?は仕様に縛られている会社では少し難しくなってきます。

 

それと同時に、部分的なコーディネートに捉われすぎないことが注意ポイントで、建築会社側もこれに気づけるか否かで、コーディネートのレベルに差が出てきます。

 

 

2. 内装コーディネートのポイント3つ

それでは、内装をオシャレにするポイントを紹介していきます。

 

2-1. 空間における統一感

注文住宅の内装コーディネートの配色

出典:アートを感じるインナーガレージの家

 

色の配色は少な目にしつつ、単調にならないような工夫が必要です。

 

同じ色でも素材を変えたりすることで、雰囲気を壊さず部屋のコンセプトやベースに沿ったコーディネートが可能になってきます。

 

部屋に合わせた様々な素材・部位を組み合わせていくことで、統一感を崩すことなくインテリアが組みあがっていきます。

 

アクセントクロスも、派手な色ではなく単色で落ち着いた色で、ベーススタイルに合った色を選ぶことでさりげないオシャレさが演出できます。

 

 

2-2. 造作家具・設備などを組み合わせる

注文住宅の内装コーディネートにおける家具

出典:人が自然と集う、フレキシブルな住まい

 

2つ目のポイントは、内装コーディネートで置く家具まで考えることです。

 

スタイルに合わせた素材・色を使って、その家に合うような造作による家具や設備を組み合わせることで、トータルの調和性を高めていきます。

 

注文住宅の内装コーディネートで演出する統一感

出典:ボーダレスにつながる2階リビングの家

 

家具以外で、例えば洗面化粧台もベッセルボウルにインテリアに合わせたカウンターやミラーを合わせると、デザインのコーディネートとしては見栄え良くできてきます。

 

キッチンも造作でまわりをコーディネートすると、画一的なイメージがなくなります。

 

 

2-3. 細かい納まりにこだわる

注文住宅の内装コーディネートにおける収まり

出典:静かな時が流れるアトリエハウス

 

例えば「幅木」1つにしても、一般的な幅木を使うのか、見付(みつけ=幅木の高さ)の薄い幅木を使うのか?でも印象が変わります。

 

上記の事例のように、結では幅木を薄いものを使用し、空間をスマートな印象になるようにしています。

 

ただ、これも全ての場所で薄くすれば良いわけでもありません。

 

コーディネートは全体の配色や素材感も重要ですが、空間のバランスや納まりと言った細かい部分までこだわることで、デザイン性が上がっていきます

 

この細かい部分に関しては、お施主様側で一個一個指定することは難しく、どちらかと言えば建築側におまかせになるため、選ぶ建築会社によって差が出やすいポイントです。

 

細かい部分までスマートさを保っているかどうか?実際の施工実例などで見るようにしましょう

 

3.コーディネートのコツ

意外と見落としがちですが、やりたいことがある場合は契約前にしっかり営業マンに伝えておくことです。

 

仕上げにこだわりたかったのに、契約時の予算に含まれておらず追加費用になるという話も、たまに伝え聞きます。

 

性能や設備、坪数と建築コストに囚われすぎていると、お客様も住宅会社側も契約時にコーディネートのことまで意識がいっていないことも。

 

注文住宅ならではのポイントである、各場所の色・素材を選べることは良いことでもありますが、一方で難易度が高いことでもあります。

 

” パーツ ” や ” 点 ” で考えるのは、内装コーディネートでは最もタブーな例ですが、契約前にどこまで予算が取られているか?どんなコーディネートでこの金額なのか?は確認しておきましょう。

 

結では、長く快適にストレスなく住んでいただきたいので、契約前にもこのようなコーディネートの話しを積極的にさせて頂いており、本当に住みたい家とコストの問題を明快にしていくことに注力しています。

 

 

4. まとめ

コーディネートを洗練していくためのポイントやコツを紹介してきました。

 

ただ、細かい納まり部などは住宅会社側でもかなり調整が必要なため、お施主様で指定するには限界があります。

 

気になる住宅会社の施工事例をみて、コーディネートやデザイン性の傾向を確認して、好みに近い住宅会社を選ぶことが、自分好みのコーディネートにする近道ではないでしょうか。

 

もし、結のコーディネートが気になる方は、実際のモデルハウスの見学などを通じて体感としてコーディネートを見ていただくと、より一層理解して頂けるはずです。

 

注文住宅の内装コーディネートにこだわったモデルハウス

 

直近では、コーディネートで見るべきポイントが多い「城川原モデル」が2022年9月末まで見学可能となっていますので、見学希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。

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