2. 内装コーディネートのポイント3つ
それでは、内装をオシャレにするポイントを紹介していきます。
2-1. 空間における統一感
色の配色は少な目にしつつ、単調にならないような工夫が必要です。
同じ色でも素材を変えたりすることで、雰囲気を壊さず部屋のコンセプトやベースに沿ったコーディネートが可能になってきます。
部屋に合わせた様々な素材・部位を組み合わせていくことで、統一感を崩すことなくインテリアが組みあがっていきます。
アクセントクロスも、派手な色ではなく単色で落ち着いた色で、ベーススタイルに合った色を選ぶことでさりげないオシャレさが演出できます。
2-2. 造作家具・設備などを組み合わせる
2つ目のポイントは、内装コーディネートで置く家具まで考えることです。
スタイルに合わせた素材・色を使って、その家に合うような造作による家具や設備を組み合わせることで、トータルの調和性を高めていきます。
家具以外で、例えば洗面化粧台もベッセルボウルにインテリアに合わせたカウンターやミラーを合わせると、デザインのコーディネートとしては見栄え良くできてきます。
キッチンも造作でまわりをコーディネートすると、画一的なイメージがなくなります。
2-3. 細かい納まりにこだわる
例えば「幅木」1つにしても、一般的な幅木を使うのか、見付(みつけ=幅木の高さ)の薄い幅木を使うのか?でも印象が変わります。
上記の事例のように、結では幅木を薄いものを使用し、空間をスマートな印象になるようにしています。
ただ、これも全ての場所で薄くすれば良いわけでもありません。
コーディネートは全体の配色や素材感も重要ですが、空間のバランスや納まりと言った細かい部分までこだわることで、デザイン性が上がっていきます。
この細かい部分に関しては、お施主様側で一個一個指定することは難しく、どちらかと言えば建築側におまかせになるため、選ぶ建築会社によって差が出やすいポイントです。
細かい部分までスマートさを保っているかどうか?実際の施工実例などで見るようにしましょう。
3.コーディネートのコツ
意外と見落としがちですが、やりたいことがある場合は契約前にしっかり営業マンに伝えておくことです。
仕上げにこだわりたかったのに、契約時の予算に含まれておらず追加費用になるという話も、たまに伝え聞きます。
性能や設備、坪数と建築コストに囚われすぎていると、お客様も住宅会社側も契約時にコーディネートのことまで意識がいっていないことも。
注文住宅ならではのポイントである、各場所の色・素材を選べることは良いことでもありますが、一方で難易度が高いことでもあります。
” パーツ ” や ” 点 ” で考えるのは、内装コーディネートでは最もタブーな例ですが、契約前にどこまで予算が取られているか?どんなコーディネートでこの金額なのか?は確認しておきましょう。
結では、長く快適にストレスなく住んでいただきたいので、契約前にもこのようなコーディネートの話しを積極的にさせて頂いており、本当に住みたい家とコストの問題を明快にしていくことに注力しています。