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2021.12.31
「結」の家では、階段が住まいのアクセントになっている場合が多く見られます。
1邸1邸違うデザインで造作される階段は、自分たちの個性が演出できる場所。
「結」では、階段を単なる2階へ上がる手段としてではなく、空間の演出に生かせる手段として提案させて頂くことが多いです。
「注文住宅のデザイン性のある階段」Part1やPart2では、階段の種類やステップのデザイン、素材の違いで変わるデザイン性についてお話をさせて頂きました。
▶注文住宅のデザイン性のある階段 part1 ~空間のアクセントにも~
▶注文住宅のデザイン性のある階段 part2 ~素材の違いを楽しむ~
今回は、LDK内に設置される階段=「リビング階段」を、施工事例も交えてご紹介します。
◆箱型×扉付き
一般的なリビング階段とは、LDK内に階段の登り口が来るスタイル。 家族とのコミュニケーションが取りやすいメリットがありますが、登り口は必ず開口部になるため、そこからリビングの冷気や暖気が2階へと逃げてしまい、冷暖房効率が下がる原因になるのが気になるところ。 しかし、その欠点は開口部に建具を設けることで補うことができます。
床の段差を少なくする上吊り引き戸を取り入れれば、壁にスッキリ収まり、造作扉にすることで空間に馴染ませることもできます。
◆箱型×目立たない配置
リビング階段の長所は、動線がLDK内に作られるので、家族とのコミュニケーションが自然と取れるように出来ること。
しかし、「見せる階段」を希望しない場合は、リラックス空間であるLDKの雰囲気を損なう場合も。
そこで、キッチンの裏側に階段を配置することで、コミュニケーションの長所も失わず、階段の存在感も緩和することができます。
この箱型階段スタイルですと、階段下を収納に活用することも出来るので、LDK内の収納力を求められる方には人気のあるプランニングです。
◆シースルー階段①
リビングの入口のすぐ横にシースルー階段を設置したスタイル。
動線が壁や窓際になるので、LDK内を遮らずに2階に上がることが出来ます。
見せる階段でありながらも、色や踏み板の素材をLDKのコーディネートに合わせることで、空間内で主張し過ぎることがありません。
そして、シースルーなので階段下にフリーの空間が生まれます。
植栽を置いたり、子供の遊ぶスペースにしたり、階段という動線があってもLDK内の空間を損なわず、様々な活用が出来ます。
◆シースルー階段②
階段の上部は必ず吹抜けになるので、その吹抜けとリビングの吹抜けを掛け合わせ、より開放感あるつくりを生み出したスタイル。
こちらの施工例では、ダイニング・キッチンから1段下げたサンクンリビングにしています。
ソファに座ると視線がさらに下がるので開放感をより感じます。
その大空間を活かしつつ、階段でハイセンスに格上げする。
モノトーンのモダンなお宅に、黒の鋼製階段がインテリアのようなアクセントになっています。
◆鋼製にしなくても見せる階段
リビングに面した中庭を挟んで、木製で造った片持ち階段のスタイル。
テラス越しに階段が見え、オシャレな雰囲気に。
登り口をキッチンの前にしているので、家族の気配はしっかり感じながらも、リビングからは程よい距離感が保てる配置。
リビング階段にしたいけど、シースルー階段は怖い、でも圧迫感は出したくない。
家族の気配を感じたいけど感じすぎない距離感も欲しい、といった盛り沢山なご要望も、中庭のテラスに沿ってオシャレな階段を配置することで、叶えることが出来ます。
◆箱型×折返し×鋼製手すり
LDKに折り返し階段を配したこのスタイルの特徴は、限られた空間を階段で更に活用すること。
以前、完成見学会をさせていただいたこともあるこちらのお住いは二世帯住宅。
二世帯の様々な要素を限られた敷地内に詰め込む必要がありましたが、あえてLDKの中心部に折返し階段を持ってくることによって、動線をコンパクトにまとめることが出来ました。
そして、シースルーではなく箱型にしたことで階段下部は収納に。
手すりを鋼製にすることで圧迫感を与えず、空間に広がりを生み出しています。
リビング階段と一口で言ってもいろいろあります。
部屋の雰囲気、階段の種類、素材、色。どう組み合わせるかでオリジナリティは千差万別。
リビングのどこに階段を配置するかによって、間取り全体の考えも変わってきます。
「結」では、お客様のご要望をもとに、一つとして同じにならない、個性的なスタイルの家を設計・施工しております。
お気軽にご相談ください。
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