家づくりコラム

2021.11.26

コラム知っておきたい建築用語 Part2 ~注文住宅だからこそ賢く~
知っておきたい建築用語 ~注文住宅だからこそ賢く

家づくりの最初の一歩として「結」ではまず、営業に加えて設計、コーディネーターが間に入り、
ヒアリングシートや完成図の画像などを活用しながらご家族のイメージを具体化していきます。

 

そしてヒアリングの後、
「家づくりは家族の一大プロジェクト ~注文住宅の契約までのポイント~」でもお話したように、
プランニングの工程に進みます。

プランニングでは、住宅の配置計画や間取り、外観、設備などの計画を立てていきます。

その際に、まずご家族の要望やライフスタイルをさらに深くヒアリング。
そして整理した情報を元に、基本設計となる図面を作成します。

 

プランニングの際に、ハウスメーカーの担当者とどれだけ要望を共有できるかが、
良い家づくりの大事なポイントになります。

お互いが描く家のイメージが違っていたら、
何かおかしいな?という思いを抱えたまま次の段階に進み、
思っていた家と全然違う図面が出来上がり、何度もやり直しなんてことになりかねません。

 

情報共有に間違いが生じない為にも、今回はプランニングの際に良く出てくる言葉や、
知っておくと便利な用語をご紹介したいと思います。

 

家づくりの単位 


注文住宅において知っておきたい用語

◆尺モジュール

家づくりでは、昔から「寸」「尺」と言った尺モジュールの単位が使われています。

私たちの普段の生活には馴染みのない単位になりましたが、
建築資材には半間=3尺=約910mmをベースにした尺モジュールが広く使われています。

 

1分=約3mm

1寸=1/10尺=約30.3mm

1尺=1/3.3m=約303mm

半間=3尺=約910mm

1間=6尺=約1818mm

 

◆坪・帖・畳

日本の家では、昔から畳が使われており、
畳1枚分の広さを1畳としてその枚数によって部屋の広さを表してきました。

 

畳1枚…1間(6尺=約1.82m)×半間(3尺=約0.91m)=約1.65㎡

 

図面に記載される「畳」も「帖」も広さは一緒ですが、和室の場合は「畳」、
フローリングの場合は「帖」と使い分けられています。

地域によって畳のサイズは異なりますが、
北陸地方では主に中京間(1畳=約1.65㎡)が採用されており「結」もそれに準じています。

 

土地や家を考える時には、さらに広い単位として「坪」を用います。

 

1坪は約2畳分の広さで約3.31㎡。

つまり、1畳は1坪の半分で0.5坪=1.65㎡となります。

 

1坪=約3.31㎡=2畳

1㎡=約0.3坪=0.6畳

1畳=0.5坪=約1.65㎡

 

自分で面積の計算をする場合には、下記の計算方法を使うと便利です。

 

平米(m2)から坪数を計算する ⇒【平米数 × 0.3025】

例)100m2を坪数にする場合 ⇒ 100 × 0.3025 = 30.25(坪)

 

坪から平米数(m2)を計算する ⇒ 【坪数 ÷ 0.3025】

例)50坪をm2数にする場合 ⇒ 50 ÷ 0.3025 = 165.28(m2

 

よく見る・聞く建築ワード


注文住宅でよく見る・聞く建築ワード

◆建ペイ率 容積率

建ぺい率と容積率は、「敷地に対してどのくらいの大きさの家が建てられるか」を決める数値。

土地を購入する際や設計を依頼する際に、よく確認しておく必要があります。

 

【建ぺい率】= 敷地面積に対する建築面積の割合。

【容積率】= 敷地面積に対する延床面積の割合。

 

「知っておきたい建築用語 ~注文住宅だからこそ賢く~ Part1」でもご紹介しましたが、
用途地域によってこの建ぺい率も容積率も上限が決まっています。

 

例えば【第一種低層住居専用地域】の場合、建ぺい率は30~60%。

容積率は50~200%の範囲となります。

こうしたことも踏まえて、日当たりや風通し、
1階や2階の間取りや広さを考えて建物の設計を行う必要があります。

 

◆建築面積 土地面積 施工面積 延床面積

家づくりには面積を使った表現が多くあります。こちらも知っておきたいですね。

 

【建築面積】= 建築物の外壁または柱の中心線で囲まれた、建物を真上から見た際の建物の面積。

 

【土地面積】=敷地面積とも呼ばれ、真上から見た土地の面積。

 

【施工面積】=実際に施工した面積。

 

【延床面積】=全ての階層の床面積を足した面積。

※バルコニーやロフト、吹き抜けの部分は延床面積には含まれない。

 

◆仕上げ

注文住宅の仕上げ

仕上げという用語は、家づくりの際に度々使われます。

ここでは物事の最後の段階を意味し、
例えば「壁の仕上げはどうしますか?希望はありますか?」という風に使われます。

この場合は『壁の材質には何を選び、施工はどのようにしたいですか?』と、
訊ねられていることになります。

◆開口部

建物の壁や屋根などに設置された、窓や出入口など外に開かれた部分。

採光、風通し、換気、人の出入りなどの目的で設けられます。
開口部の設置は、耐震や断熱にも影響してきます。
また、消防法の観点から、有効開口部の設置が求められています。

 

◆入隅 出隅

外壁や内装の仕上げの材料を、この入隅・出隅で切り替えると、スッキリ収まることが多い

【入隅】= 壁など二つの面が出合った所の内側の部分。

【出隅】= 壁など二つの面が出合った所の外側の部分。

 

外壁や内装の仕上げの材料を、この入隅・出隅で切り替えると、
スッキリ収まることが多いです。

 

 

いかがでしたでしょうか?

家づくり独特の用語もあり、馴染みがなかったのではないでしょうか?

これからも、知っておくと便利な用語を少しずつ紹介していきたいと思います。

参照:「建築現場用語図鑑」発行社/ナツメ社

 

「結」では、みなさんの疑問や質問にもお答えしています。お気軽にご相談ください。

 

関連記事【知っておきたい建築用語 ~注文住宅だからこそ賢く~ Part1】はこちら。

https://yui-mode.net/archives/post_blog/16260

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