1. 「建築条件付き=ダメ」は選択肢を自ら狭める?
まず建築条件付きの土地とは、その土地に建築できる住宅会社が決まっている土地です。
その住宅会社が自社で造成した分譲地の場合、もしくは分譲地を住宅会社自ら購入して、販売しているケースなど様々です。
建築できる会社が、土地によって制限されることから、基本的にネガティブに捉えられがちな土地でもあります
しかし、建築条件付き=ダメ!と思って選択肢から外していると、様々な選択肢を無くしている可能性があります。
1-1. 富山でも建築条件付きの分譲地=良い土地
昔に比べて、大手ハウスメーカーも建築条件付きの土地を販売しているところが増えてきました。
富山県内でも人気のエリア、そして複数区画を同時に分譲しているケースでは、建築条件付きになっているケースが多いことも知っておくとよいポイントです。
大規模に造成するエリアは、まちなみもキレイに整備されている反面、こういった建築条件付きの土地も多いので、ネガティブに捉えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ、こういった大規模な造成エリアの情報は、造成前に建築業者に話が届くため、情報がオープンになる前に買われ、建築条件を付けて販売したりすることが多いです。
建築業者が買う=売れる見込みがある良い土地という裏返しでもあり、建築条件付きの土地はダメと決めつけていると、こういった良い土地を外してしまうことになりかねません。
富山県内全体の土地情報を見渡しても、こういった大規模な分譲地は、建築条件付きであることがよくあり、人気エリアに住みたい方であれば ” 食わず嫌い ” でなく、一度検討に入れてみるのも悪くありません。
1-2. 単独の売土地との違い
一方で、単独で売り出している土地は、建築条件が付いていないことが一般的です。
しかし、なかなか人気のエリアではいい土地が出てこない、出てきても価格が高いといったことも、皆さんを悩ませる原因でもありますよね。
分譲地に比べて、一般的には道路条件・近隣との関係性など、選ぶために一層の注意が必要です。
また、昔に比べて少なくなってきてはいるものの、その地域ならではの慣習(町内会等)や付き合いがある場合も考えられます。
複数分譲している場合、人気エリアに住むことができたり、同じタイミングで入居する家庭が多いので、地元民しか知らない慣習などの束縛はない可能性が高いメリットもあり、建築条件で縛っていると思わぬ後悔に繋がるリスクも。