家づくりコラム

2022.07.22

コラム老後の住まいの選択肢として建替と住み替え、それぞれの特徴やメリット

50~60代になってくると子世帯との同居や、新たな住まいを考える方も少なくないのではないでしょうか。今回は建て替え・住み替えという選択肢におけるそれぞれの特徴やメリットを紹介します。この記事を参考に今後の人生計画を立ててみては如何でしょう。

 

   

 

老後の家として既存の家を様々な理由で新しくする場合、今住んでいる家の建て替え、もしくは場所を変える住み替えの2つの選択肢があります。

 

昨今では子どもが世帯を持った際に、親世帯の家を二世帯に建て替えする方が多くいらっしゃいます。

 

一方で、住みやすい家・環境を求められて第2の住処として、町の中心部へ住み替えを検討される方も年々増えてきています。

 

今回は建て替えと住み替え、それぞれの特徴と後々後悔しないためのポイントを紹介していきます。

 

それでは、まず今回の記事の要点をみていきましょう。

 

 

・建て替えのメリットは、今住んでいる土地での生活基盤を変えずに済むことです

 

・二世帯同居の建て替えのメリットは、資金面でも生活面でも親・子世帯が相互協力できることです

 

・住み替えのメリットは、新たな土地で心機一転、そして利便性の高い家を手に入れることができることです

 

・結では不動産部もあり、売却・賃貸といった資産活用と今後の生活まで含めたご提案が可能になっています

 

 

1. 建て替えと住み替えの考え方

建て替えと住み替えの違い

お子さんが世帯を持った際、家族構成の変化や現在の家の老朽化から、「新たな住まいの在り方」を考え、同居を前提に二世帯へ建て替えを考える方も少なくありません。

 

しかし建て替えだけでなく、住む場所を変える「住み替え」という選択肢もあり、それぞれのスタイルの特徴を紹介していきます。

 

 

1-1. 二世帯への建て替え

二世帯への建て替えのメリット

建て替えは、現状住んでいる土地のまま建物を一新する方法です。

 

建て替えの場合、解体費用がかかったり半年程度の仮住まいが必須になってきます。

 

引越しが短期間で2回ありますので、コスト的な負担はもちろんですが、環境が変わることや身体的な負担は少なからずあります。

 

ただ周辺環境を変えたくない方にとっては、住み慣れた土地のまま新築に住める(土地代は自己所有なのでかからない)メリットがあります。

 

また、富山では建て替えの理由で多いのが「子どもの結婚を機に子世帯と同居」することですが、二世帯同居は親世帯も子世帯もメリットが大きくなります。

 

親世帯は、子世帯とローンを組むことで負担が少なく建て替えできます。

 

一方の子世帯は、新たに土地を買う必要が無いため建物へお金が掛けられたり、子育てを手伝ってもらえる等のメリットがあります

 

もちろん、関係が良好なことが前提ではありますが、完全分離型の二世帯であれば、お互いにそこまで気を遣わず生活できます。

 

1-2. 住み替え

住み替えのメリット

一方で、今住んでいるところが不便になってきた、もしくは老後のことを考えて町の中心部へ移住しようと考える方(50代~60代)が増えてきています。

 

住み替えで多い印象は、世帯人数変更なく老朽化した家を売って、新天地でより良い暮らしを求める方です。

 

中心部へ移るメリットとしては、電車・バスといった交通の便や生活上の利便性の向上です。

 

お子さんと一緒に移る場合でも、お子さんの通勤・通学の便が良くなります。

 

また、住み替えの場合、今住んでいる家を売却する必要がありますが、築20年ぐらいであれば売却・賃貸にもしやすいでしょう。(結では不動産部門もありお手伝いできます)

 

築年数が経っていても土地の大きさがあれば、資金確保としては十分です。

 

住まいにこだわりが強い方や、今の家に寒い・狭いといった不満がある、そして資金的にも余裕がある方であれば、今後の生活を考える上で面白い選択になるのではないでしょうか。

 

1-3. 共通して言えることと違い

建て替え・住み替えに共通していることは、富山では家を同一の大きさ、もしくはの家より大きくする方が多いことです。

 

子世帯同居の二世帯住宅になってくると、家の面積はどうしても大きくなりがちです。

 

一方、建て替えと住み替えの大きな差は、これまで住んできた土地を離れるかどうか?です。

 

慣れた土地をどう捉えるか?が、ご家族ごとに分かれるポイントです。

 

例えば今現在、郊外に住んでいて車が無いと生活ができない、という状態であるとしましょう。

将来を見据えた建て替え住み替えの選択

年齢や将来的なことも考えて車を手放して、バスや電車の公共交通機関の利便性が高い場所へ移住する場合には住み替えがオススメです。 

 

反対に、今住み慣れた場所を離れることに抵抗がある方で、既存の家の老朽化・家族構成に間取りが合わない場合には、建て替えが良いでしょう。

 

 

2. 子育てを卒業したご夫婦の ”住み替え”

富山市では街中への移住を推進しており、まちなか居住推進事業として補助金が出ます。

 

富山駅周辺で一定の条件を満たした新築に上限50万円の補助金となっており、まちなかに住まうことを行政も推進しています。

 

そして、健康的な老後を過ごすために、資金力がある50~60代のうちに高性能な新しい家、なおかつ資産価値のある家・土地を確保しておくことで将来的な生活・資金不安を少なくしておくという考え方もあります。

 

二世帯への建て替えに抵抗がある方は、子世帯の近くに移住することで、子世帯・親世帯で相互協力される方もいます。

 

また、最近では県外から富山への移住の相談をオンラインで受けることもあり、そのような方には立地にこだわって、コンパクトな新築+利便性が高い土地を提案することが多いです。

 

そして子世帯と同居しない場合、家をコンパクトに暮らしやすく、老後の生活も見据えた平屋への建て替え・住み替えも良いでしょう。

 

結では「1階に寝室がある平屋風住宅」を多く提案していますが、平屋はバリアフリー以外に、広い空間をつくりやすいことなど様々なメリットがあります。

 

平屋については、こちらの記事も合わせてご覧ください。

 

3. 建て替え・住み替えで多い事例  

結で担当する建て替えは、二世帯同居が多い印象です。

 

そのキッカケは「子世帯の結婚」で、「親世帯と同居するための二世帯住宅」の検討されるケースが多くを占めます。

 

子世帯名義で建て替えたり、親子によるローンで経済的にも相互協力されて、ある程度規模の大きな新築への建て替えが多いです。

 

一方、住み替えの場合は「違う土地に住みたい」「街中へ住みたい」という想いから、計画をスタートされる方が多い印象です。

 

中には、住まいへのこだわりがあり、建てた家が気に入らず再度新築を検討される方も。

 

いずれも、家族構成の変化や街中への移住希望から、結へ相談いただくケースが多く、新しい生活を前向きに考えられている方が多いです。

 

4. まとめ

建て替え、住み替えそれぞれにメリットや考え方がありますが、今回の記事で「二世帯への建て替え」「街中への住み替え」という選択肢を知ってもらい、考えるキッカケになってもらえればと思います。

 

結では、単純な建築にかかる資金計画以外に、資産運用としての計画までしっかりご提案させていただきます。

 

もしもの時は売却・賃貸にする、といった資産の流動性まで考えて「建て替え or 住み替え」のどちらがお客様に向いているか?からご提案します。

 

結では、不動産部もあるため、土地探しや賃貸に出す手間もお手伝いさせていただきますので、一気通貫で新たな生活のご提案が可能です。

 

建てたハウスメーカーが売り手になることは、買い手が安心して買いやすいメリットもあるため、気になった方は資産・今後の生活も含めて結へご相談ください。

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