キッチンの種類
多くのお客様がご希望されるキッチンの形は
・アイランドキッチン
・ペニンシュラキッチン
・壁付けキッチン
の3種類に分けられます。
それぞれの特徴を「結」の施工例も交えてご紹介します。
◆アイランドキッチン
「アイランド(島)」という名前の通り、キッチンと壁の接する部分がなく、
島のように独立したキッチン。
オシャレで開放感があり、リビングやダイニングを見渡せる配置が、
人とコミュニケーションをとるのに適しています。
キッチンの周りを回遊できるので、料理を運ぶ時など便利ですし、
どの方向からも調理に参加できるので複数人で作業しても苦になりません。
ホームパーティや家族でお料理をする機会が多い人におすすめ。
その分、アイランドキッチンを設置するには、
回遊動線を設けるためにキッチン周りに広いスペースが必要です。
また、手元全体がどこからも見えるので、キッチンの上を常に綺麗にしておかなければなりません。
壁付けでないため匂いが広がらないように換気扇選びも重要です。
上の施工写真は、ホワイトの空間にアクセントとして施したブラックのアイランドキッチン。
施主様はスッキリとしたオシャレな空間をご希望で、家全体をモノトーンで統一。
ブラックのキッチンは空間を引き締め、
床から浮いているようなデザインが高級感を生み出しています。
また、アイランドキッチン特有の少なくなりがちな収納を、
キッチンの背面全てを収納にすることで補いました。
◆ペニンシュラキッチン
「ペニンシュラ(半島)」という名前の通り、
コンロ側が壁にくっついている半島のような対面キッチンのことをいいます。
こちらも目の前が開けているのでリビングダイニングが見渡せ、
家族とのコミュニケーションも取りやすく開放感があります。
コンロを壁側に設置しているので、匂い拡散の軽減にも。
片方が壁についていることにより、アイランドキッチンより回遊動線が省スペースで済むので、
家事動線をコンパクトにすることができ、「結」でも施工例が多く人気です。
上の施工例では素材にこだわる施主様の要望をくみ、
木材を取り入れキッチン回りを造作で仕上げました。
カウンター下には木の格子をデザインし、天井は羽目板を施すことで、リビングと緩く仕切り、
メリハリのある空間になっています。
無垢材の造作カップボードもアクセントになり、温かみのあるキッチンにしました。
◆壁付けキッチン
壁に向かって取り付ける「壁付けキッチン」。
家族とのコミュニケーションは取りづらいですが、料理に集中できるメリットがあります。
対面式キッチンに比べて、キッチン全体の空間をコンパクトにまとめることができるので、
その分ダイニング空間を有効に使えます。
デメリットは、リビングダイニングからキッチンが丸見えなのと、収納が少なくなりやすいこと。
この施工例は「壁付けキッチン」でありながら、
キッチンをリビングダイニングとゆるく仕切った例。
カフェ風にしたいという施主様のご要望により、
このブラックフレームの室内窓が取り入れられました。
そのため壁付けキッチンになりましたが、室内窓から家族の様子が分かるため、
家族との繋がりを感じつつ料理に集中することができます。
室内窓の下には収納を兼用したカウンターを設けて、少なくなりがちな収納を補っています。