3. 将来設計から逆算するこれからの住まい像

自分たちのこれからの暮らし方を突き詰めていくと、間取りの選択肢はより多岐にわたる形へ変化していきます。
その代表がワンフロアで生活が完結する平屋や、2階建てでありながら主寝室を1階に配置する間取りの構成です。
一般的な建売住宅は、購入される方が基本的に3~4人の30代ファミリーであること、さらに注文住宅より安価に販売することを想定しているがゆえに、総二階と言われる2階建てが主流です。
しかし、30年先に使いやすいかどうか、50~60代のご夫婦の暮らしに合っているかどうかは疑問ではないでしょうか。
3-1. コスト差の縮小と生涯にわたる快適性への投資

かつては敷居が高いとされた平屋ですが、現代では建売や一般的な2階建てとのコスト差が縮小傾向にあります。
初期費用の差額はもちろん無視できない課題ではあります。
しかし、見積金額の差だけでなく、将来のメンテナンス性や老後の暮らしやすさなど、生涯で見ればそのコストメリットは大きくなります。
慣れた土地から住み替える、引っ越しをする手間、様々なことを考えるとちょっと高い平屋・1階寝室の注文住宅を建てる方が、「結果的に」安くなる可能性も。
何十年先も家族が健やかに暮らせる工夫を盛り込めることこそが、注文住宅の醍醐味です。
3-2. 注文住宅の価値は「その話し合いのプロセス」にある

YUIでは主に注文住宅を手がけていますが、お客様との打ち合わせの中で注文住宅を購入いただく意味は、将来まで含めたご家族の話し合いの時間だと考えています。
賃貸に住んだままであれば、例えば寝室を分けるかどうか?子供は将来、家を出るのか(出すのか、出さないか)、そんな会話はなかなかできないのではないでしょうか。
今だけでなく将来の暮らし方をご夫婦で話し合うことで、必要な間取りや空間が見えてきます。
さらに、もっと言えば畳数や、対面キッチンにするかどうか?よりも、ご家族で深く話すプロセス自体が注文住宅を購入する過程での一番の価値だと考えています。
結果的に建売を購入されても、話をしっかりした場合と、そうではない場合では選び方も変わってくるのではないでしょうか。