家づくりコラム

2026.09.11

コラム子どもが巣立った後はどうする?人生計画から選ぶ賃貸住宅VS注文住宅

新築を保留して賃貸を続けるリスクなど、最新の令和の事情も踏まえて解説します。年齢的な住宅ローンの借入限界や老後に賃貸物件を借りられなくなる現実だけでなく、家族の人生計画として今注文住宅を購入する意味や納得ポイントまで分かりやすく紹介します。

 

物価高騰や先行きへの不安から、マイホームの購入を一旦保留して「賃貸でもいいか」と考える方が増えています。

 

しかし、令和の時代において、よくある「持ち家か賃貸か」の論争は、単なる費用の損得勘定だけでは測れません。

 

子どもの成長や自分たちの年齢、そして老後の暮らしのリアルを見据えたとき、保留という選択には大きなリスクが伴います。

 

人生の計画として、今あえて注文住宅を選択する本当の意味を考えていきます。

 

それでは、当コラムの要点からお伝えします。

 

 

先行きへの不安から新築を一旦保留する方が増えているものの、先送りにするほど住宅ローンの借入期間や完済年齢の制限が厳しくなることも考えましょう

 

・子どもが巣立った後の老後に賃貸住まいを続けようとしても、高齢期には健康や収入の面から物件を貸してもらえないリスクが増える現実を知っておきましょう

 

賃貸は手軽である反面、住まいの決定権を常に家主に握られている状態であり、生涯にわたる安心や家族の在り方をコントロールできない

 

家族の将来設計に合わせた注文住宅を早期に取得すれば、老後の住居費と住まいの質が上がり、長きに渡って質の高い暮らしを確定することができる

 

1. 新築を「一旦保留」する人が増えている背景

住宅購入を悩む夫婦

コロナ禍前に比べて、現在の建築コストは約4割上昇していると言われています。(ソース:建設物価調査会・建設物価建築費指数より)

 

実際、大手ハウスメーカーの決算資料などを見ると、1棟あたりの平均請負額(建物総額)が5,000万円を超える会社も複数出てきています。

 

こうした資材高騰や金利の動向を背景に、最近では家づくりを検討し始めたものの、最終的に一歩を踏み出せず、一時的に計画をストップして「賃貸にとどまる」選択をする方が少なくありません。

 

この選択は一見するとリスクを避けた賢い考え方に思えますが、実は「何もしないこと」が将来の選択肢を狭めることになりかねません

 

今回は、様々な個々の事情はありつつも、マクロ的な視点から新築購入をしないデメリットをみていきましょう。

 

1-1. タイムリミットがある住宅ローンの借入年齢

住宅ローン借入のタイムリミット

家づくりを保留している間にも、年齢は確実に上がっていきます。

 

一般的な住宅ローンは最長35年の借り入れが可能ですが、多くの金融機関では完済時の年齢を75歳や80歳未満と定めています。

 

逆算すると、30代後半から40代前半が「現役時代にゆとりを持って完済できる」実質的なタイムリミットとなるのです。

 

直近では大手を中心にベースアップが図られてきているものの、物価上昇率に対して追いついていない会社がほとんどです。

 

今まではデフレが常態化していたことから、モノの値段は変わらない、年齢を重ねれば年功序列で給料が上がってどこかで家が買える、という構造がありました。

 

しかし、今は先送りにすると家は高くなる、住宅ローンの借入可能額が低くなる(月々の支払額が上がる)といった、二重苦が積み重なっていきます。

2. 「今は賃貸でよくても」子どもが巣立ったら?

子育て後を見据えた家づくり

一方、持ち家でなくとも賃貸という選択肢も存在します。

 

子どもが小さく家族の形が変化している最中は、ライフスタイルに合わせて引っ越しができる賃貸の身軽さが魅力的に映ります。

 

しかし、子どもが成長して独立した後の「夫婦ふたりの暮らし」や、さらにその先の老後まで賃貸のままでいることの現実を想像できているでしょうか

 

2-1. 70代を超えると賃貸物件を貸してくれない現実

高齢期の賃貸リスクと現実

厳しい現実として、日本の賃貸市場では70代を超える高齢期の単身者や夫婦に対する入居審査が極めて厳しくなります

 

孤独死のリスクや家賃滞納への懸念から、健康で家賃を払う能力があっても、民間の賃貸マンションを自由に借りることは困難を極めるのが不都合なリアルです。

 

もちろん、市営団地のような公的な機関が運営している集合住宅では年齢による入居拒否は起きにくいでしょう。

 

ただ、立地が選べない、エレベーターがない、といった不便さも伴う可能性が高く、家づくりする・しない関係なく、元気な今のうちに老後をしっかり考えないといけない厳しい時代になってきています。

3. 人生計画として「持ち家を納得して買う」ポイント

納得して一歩を踏み出す家づくり

賃貸と持ち家の大きな違いは、所有権です。

 

賃貸暮らしが「家主から住まいを借り続ける選択」であるのに対し、注文住宅を買うということは「自分たちの人生の主導権を握る選択」となります。

 

保留という選択肢から、持ち家、さらには注文住宅へ一歩を踏み出すための納得ポイントを整理していきましょう。

 

3-1. 老後の住居費を確定させ暮らしの質を担保する

老後の安心感につながる家づくり

持ち家、特に注文住宅であれば、自分たちのライフプランに合わせた間取り(平屋や1階寝室など)をあらかじめ計画し、現役時代に住宅ローンを完済しておくことが可能です。

 

老後の住居費を実質的な管理費や修繕費のみに抑えられるため、年金生活に入ってからの家計の安定感と安心感は、家賃を一生払い続ける賃貸とは比べものになりません。

 

さらに例えば太陽光発電を設置して光熱費を抑える、高耐久な素材にすることで、メンテナンス費用も抑える、といった選択も可能です。

 

限りある自分のお金をどこに回すか、メンテナンスに回すお金はリフォーム業者に支払うものではありますが、対価として自分の資産になります

 

賃貸であれば、同じように更新費用や家賃を支払いますが、それは手元に残ることなく、家主のもとにいってしまいます。

 

3-2. QOLを上げる家と、そうでない家

暮らしの質を高める注文住宅

次にQOLとは「Quality Of Life」、つまり人生の質です。

 

多くの方の場合、定年退職などを経て老後は家にいる時間が長くなるでしょう。

 

そのときにファミリー層が住まうことを前提に建てられた家と、将来的な住まい方まで考えられた家では、家にいる時間の過ごし方も大きく変わります

 

また、住宅性能はどこの会社でも一定以上を確保できるようになってきており、今度は目に見える性能としての「デザイン」でも “QOL” が変わってきます。

 

何気なく目に入るデザインなどをしっかりこだわった注文住宅であれば、賃貸でなく持ち家にしてよかったと思える瞬間がいつかくることでしょう

4. まとめ

暮らし方に合わせた住まいづくりをサポート

住宅の購入を保留し、先送りすることの最大のリスクは、将来の安心をお金で買えなくなる年齢的な限界が来ることです。

 

注文住宅をつくるということは、単に不動産という「モノ」を買うことではなく、老後の住まい難民となるリスクを解消し、家族の生涯にわたる人生設計を確定させる手段です。

 

新築を検討できる今だからこそ、自分たちの暮らし方に合わせた住まいを計画することに大きな価値があります。

 

YUIでは、何十年先も「この選択をして良かった」と思える家づくりをお手伝いしています。

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