家づくりコラム

2023.10.13

コラム【富山県版】家づくりのスタートに知っておくとよい年間スケジュール

富山で家づくりをスタートするにあたり、春夏秋冬ごとの住宅業界全体のイベントを俯瞰的に分かる記事です。皆さんが検討し始めるタイミングごとに、今はどんな時期なのか?自分たちにとって家づくりのスタートに適しているのか?等の判断の参考にして下さい。

 

今回はこれから家づくりをスタートさせようとしている方、スタートしたばかりの方におすすめの内容です。

 

この「定例的な住宅業界の年間スケジュール」を知っておくことで、タイミングよく補助金を活用したり、お子さんの入学のタイミングなどをズラさずに家づくりが検討できます。

 

そして富山は冬を迎えると動きにくくもなってくるため、そのあたりの地域性も踏まえて、家づくりに知っておくべき年間のスケジュールをご紹介します。

 

また、記事内では2024年度(令和6年度)の補助金情報の先取り情報もお伝えします。

 

それでは今回の記事の要点から見ていきましょう。

 

 

【春】

・年度始めで、補助金のスタート時期でもある

・大きな造成団地は春に完成させることが多い

・イベントなどが盛んに行われ、家づくりを本格的にスタートされる方が多い時期

 

【夏】

・見学会などのイベントが多い

・9月末の半期決算として、請負契約・売買契約を行う方が増える

 

【秋】

・秋頃から来春の大型分譲地の情報などが地元の住宅会社・不動産会社に出回る時期

・各省庁の概算要求で、来春の補助金のある程度の内容が把握できる

 

【冬】

・富山は大雪のため、完成見学会などのイベントも少なくなる

・ホームページやインスタグラムなどで情報収集を行うと良い

・年度末決算で、契約を請負契約・売買契約を行う方が増える

 

 

1. 春夏秋冬別の家づくりの主なイベント

春夏秋冬別の家づくりの主なイベント

今回は、春夏秋冬での家づくりにおけるイベント(住宅業界全体の流れ)を見ていきましょう。

 

皆さんが当記事をご覧になっているタイミングごとに、また家づくりをスタートし始めるタイミングを見極めるために役に立つ情報をお伝えします。

 

1-1. 春は家づくりをスタートしやすい時期

家づくりをスタートしやすい時期は春

画像引用:日経オンラインタクト

 

まず春は、住宅に関する新しい情報が出やすい時期です。

 

新しい情報とは、土地の情報・イベントの情報・補助金の情報といったものです。

 

土地情報では、大型の造成団地などが完成することが多い時期で、実際に土地の雰囲気をみてから購入したい方には嬉しいタイミングです。

 

また、富山では雪解けと共に住宅イベントも増えてくる時期でもあり、検討している会社のイベントなどに参加しやすくなってきます。

 

一方、春は年度のスタートでもあることから、新しい予算での補助金制度がスタートする時期でもあります

 

市の補助金も同様、変更・追加になる可能性がある時期であり、事前の秋~冬にかけて情報をキャッチしておくと動きやすくなります。

 

1-2. 夏は見学会などイベントが多い時期

家づくりで見学会などイベントが多い時期は夏

画像引用:富山観光ナビ

 

夏は、10月引き渡しが多いことから逆算して、業界としては現場が活発に動き、同時にそのタイミングに合わせて見学会などのイベントも多くなっている時期です。

 

大手ハウスメーカーを中心として9月決算の会社が多く、契約に至る方も多いことも特徴です(注文であれば来年度の入居を目指して)。

 

注文住宅は請負契約をしてから完成まで、早くても半年以上の時間を要するため、次年度の3月末に入居・4月から新生活をスタートしたい方は、新築の間取り・仕様などを最終的に固める時期でもあります。

 

1-3. 秋はこれから家づくりをする方にとって情報収集の時期

秋は家づくりをする方にとって情報収集の時期

そのため、秋ごろにそのような補助金の情報をもとに家づくりを検討し始めると、補助金が利用しやすく、かつ来年度の3月末に入居するために「ちょうどいい余裕」が生まれます。

 

住宅会社の選定、住宅会社の確定・請負契約、そして間取りや仕様の確定には、約半年ぐらいの期間を要します。

 

この検討期間を半年以下にしようとすると、焦ってしまったりします。

 

そのため、この半年という期間から逆算して、来春の補助金を確実に狙うための準備期間・検討期間としてはちょうどいい時期として、家づくりをすすめることがしやすい時期です。

 

1-4. 冬は本格検討の時期

冬は家づくりの本格検討の時期

画像引用:富山観光ナビ

 

富山は冬の時期は雪も多いので、なかなか見学会などが開かれず、イベントも少なくなりがちな時期です。

 

そのため、インターネットやSNSなどで情報収集や、本格的に住宅会社の選定の時期として、じっくり検討するとよいでしょう。

 

反対に、雪が積もるまでに住宅会社を絞っておくことで、年末年始などに実際に契約なども含めて具体的なスタートが切りやすくなります。

 

「秋」で解説したように、定例的にあるZEH補助金などを利用するのであれば、年末年始頃から本格的に会社の選定に入って、年度末での請負契約をすると、年度始めからスタートする補助金にはちょうどいい時期です。

 

2. 2024年度(令和6年度)住宅補助金の概要を先取り(予測)

それでは、2024年度の住宅補助金の情報を先取りしてみましょう。

 

(※注:あくまで概算要求からの予測であり、確定した情報ではありません)

 

2-1. ZEH補助金は2023年度と同様・55万円 / 戸

ZEH補助金の2024年度の予想

出典:環境省・概算要求抜粋

 

環境省の概算要求からは、概ね2023年度と同様の補助金が組まれてくる予想が立ちます。

 

主に新築向けの補助金としては「ZEH補助金」ですが、1戸につき55万円(ZEH+は100万円)の補助金となっています。

 

各種条件の記載はないものの、主な条件は今年度のものを引き継ぐものと予想されています。

 

2-2. 断熱窓改修(リフォーム)は大幅に予算拡大

2024年の断熱窓改修予算

出典:環境省・概算要求抜粋

 

22年頃から、注目度が上がっている「断熱窓の改修」は、さらに国の予算が拡大して23年度比で環境省の予算10倍!

 

中古住宅を考えている方は、特に注目すべき補助金であり、23年度は1戸あたり最大で200万円の補助金が受けられます。

 

3. YUIでの常設モデルハウス

23年時点で見学頂けるモデルハウス

YUIでは23年時点で、常設で見学頂けるモデルハウスをご用意しています。

 

こちらの記事をご覧になっているタイミングにもよりますが、モデルハウスとして建物の見学はもちろんですが、実際にみなさんの家づくりの悩み等も伺っています。

 

昨今はSNSなどで住宅の情報も溢れていますが、正直どんなことが自分たち家族に合っているのか?なにが正しいのか?が分からなくなっている方も最近は多いです。

 

そのため、まずはこのようなモデルハウスにふらっと立ち寄って、相談してみながら住宅会社の選定・家づくりの不安を解決していくとよいでしょう。

 

見学予約はこちらから▼

4. まとめ

家づくりの年間スケジュールのまとめ

画像引用:富山観光ナビ

 

富山は冬の時期にみなさんも動きにくくなり、家の中にこもりがちですよね。

 

住宅会社側としてもイベントを控える時期でもあり、じっくり検討の時期にするのがおすすめです。

 

家づくりのスタートはご家族ごとのタイミングでよく検討しながら、「焦り禁物」でじっくり腰を据えて考えましょう。

 

今回紹介した補助金も活用できればいいですが、無理に取りにいこうと思うと、時期や仕様などに制約も多くなるため、ストレスになる可能性もあります。

 

もらえるタイミングであればラッキーぐらいに思いつつ、無理に補助金の情報に束縛されないようにすることをおすすめします。

 

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