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2022.05.13
キッチンまわりは、どうしても調理器具や食器、食材などでモノが多くなりがちな場所です。そこでキッチン本体だけでなく、収納にこだわりたい方も多いのではないでしょうか。造作収納やメーカーのカップボードだけでなく、パントリーの事例なども紹介。
今回は、「キッチンまわりの収納」について、スタイル別の特徴や、覚えておくと良いポイントなどをお伝えします。
収納について悩んでいる、新築にしたらキッチンまわりはスッキリさせたい、という方には必見の内容になっています。
そして後半では、パントリーの必要性と整理術についても見ていきます。
それでは、今回の内容のポイントを冒頭にお伝えします。
・キッチン本体にも鍋やフライパンが収納でき、メーカーによっても収納の仕方で特徴が変わる
・造作収納は、サイズやデザインそして納まりまでピッタリと仕上がるため、人気が高くオシャレになる
・メーカーの既製品(カップボード)も、標準品であれば安価に抑えることができ、コーディネート次第では調和性が取れる
・パントリーやオーダー家具による収納術も、結では幅広くご提案
キッチンまわりは、どうしても「調理道具」「食器」「食材(野菜・常温保存の食材や缶詰等)」「調理家電」など多岐にわたるモノが溢れる場所でもあります。
そして昨今のキッチン本体は、引き出し収納が主流になりつつあり、従来の開き扉のキッチンに比べて使い勝手が良くなっています。
まずは、どこに何を入れていくか、といった部分も踏まえて紹介していきます。
まずキッチン本体でも、かなりの収納量があります。
キッチンのメーカーやグレードによって差はあるものの、標準的なキッチンはほとんど引き出し式になっており、収納空間を手前~奥まで有効的に活用できる設計になっています。
キッチン本体には主に鍋やフライパン、ボウルやまな板、そしてサラダ油や調味料などを収納することができます。
フラット対面キッチンは、カウンターが散らかっていると目立ちやすいため、キッチン収納が使いやすいメーカーをオススメします。
LIXIL・アレスタ:ドアポケットで小物が入りやすく、細かく収納を分けたい方向け
TOTO・ミッテ:キッチンが上下2分割で、大きな収納が好みの方向け
タカラ・グランディア:扉・キャビネットの中が掃除しやすいホーロー素材。清掃性を優先される方向け
つづいて、現場造作でつくる背面収納です。
スタイルとしては、以下のタイプが主流となっています。
・扉があるボックスタイプ(上記の事例参照)
・可動棚+引き戸タイプ(モノによって高さなど可変したい方向け)
造作収納のメリットは、建築と一体化してサイズの納まりがスッキリする点や、デザインを統一できる点で他の収納に比べるとデザイン重視の方向けの収納です。
また、写真で取り上げている東富山の家では、空間との一体感を重視して設計しています。
キッチンの高さ・背面収納のカウンターの高さ・ダイニングテーブルの高さを合わせることで、圧迫感が少なくなり空間としても大きく見えます。
一方でデメリットとしては、メーカーの標準的な既製品に比べるとコストが高い点です。
コストに関しては全体最適がありますので、結では全体のバランスとコストを考えながらお客様と一緒に作り込んでいきます。
メーカーの既製品も選択肢の1つですが、こちらも特徴をおさえていきましょう。
上記の事例は、LIXILのキッチンとカップボードを組み合わせています。
既製品を使いつつも、ホワイト × 木目 で全体的なコーディネートを行って、インテリア全体と調和を図っています。
既製品のメリットは、標準的なグレードであれば、比較的安価に抑えることができる点です。
また、キッチンと扉色を合わせることができるため、手軽にキッチンとの連続性を出したい方にも向いています。
キッチン扉と同じ素材を使った、オーダーによる造作収納は製作自体はできますが、割高になります。
扉色を合わせたい方は、同じメーカーでコーディネートすると良いでしょう。
一方のデメリットは、造作やオーダー家具に比べてデザイン性・使い勝手を追い求めていくと、意外と高額になる点です。
高級グレードになると卸値も変わってくるため、デザイン性を高めると予算も比例してきます。
結では、提携している家具屋さんによるオーダー家具で、コーディネートまで含めて造ることもあります。
メリットとしては、選べる幅が無限大であることと、ダイニング家具との調和を取れることです。
また、家族構成の変化などで家具を入れ替えたい場合も、造り付けに比べて交換が容易である点も、家具ならではのポイントです。
一方のデメリットは、こだわっていくとコストの面も心配な点でしょうか。
ただ、結ではミヤモト家具様と提携しており、家具も含めたトータルコーディネートで検討される方にはオススメの選択肢です。
つづいて、キッチンまわりの収納での、プラスα のポイントをお伝えしていきます。
忘れがちなゴミ箱をどこに、どのように置くか?という問題です。
多くの家庭でキッチンまわりにゴミ箱を置きますが、生ゴミなどでニオイも発生しやすく、置き場所や隠し方に工夫が必要です。
方法としては、こちらの4つです。
・造作収納:扉でスッキリ隠せる(自分好みのゴミ箱がある場合は造作がオススメ)
・既製品カップボード:専用のダストボックス
(ただし、ゴミ箱が小さいなど、好みに合わない場合がある点が注意)
・置き家具:ゴミ箱スペースはあらかじめ設計時点で考える
パントリーは、他の収納に比べてオープンな収納で、様々なモノを出し入れしやすい収納です。
オープンな収納でありつつ、扉があれば区切れることから、多少乱雑に置いてあっても気になりにくい点がメリットで、ゴミ箱の置く場所としても使いやすいです。
特に、ストック品が多い方(ミネラルウォーター・根菜・保存食など)にはオススメの収納方法です。
上記の事例では、キッチンをカフェ風に設計された方の、こだわりのパントリー収納の事例です。
キッチン横にあるパントリーでの特徴的なポイントは、L型に引き戸をもってきている点です。
閉めると普段は写真のように壁のごとく、目立ちにくい設計にすることができます。
一方で、L型の引き戸を解放すると、間口の広い収納スペースとなり、大きなモノでも出し入れがしやすい、機能的な収納に早変わりします。
普段はデザインとして、家と一体になる設計で納まり、使う時には機能的な収納となる事例でキッチン収納の1つの好事例です。
キッチン収納では、家電を見せたいのか?隠したいのか?といった、ご自身の意見を持つことが大事だと結では考えています。
建物全体のコンセプトもふまえて、キッチン収納を「収納」もしくは「インテリア」、どちらで捉えるかによっても選択が変わってきます。
理想のスタイルを思い浮かべたときに、このようなポイントで一度考えてみてください。
結では、家具も含めてコーディネートできる点が強みですが、お客様ひとりひとりの好みを汲み取りつつ、キッチン収納でもベストな提案をごいっしょに探していきます。
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