家づくりコラム

2021.08.27

コラム今注目のSDGs・ZEHとは? ~注文住宅で環境にも優しく~

1985年に地球温暖化に関する世界会議が初めて行われたことをきっかけに、
二酸化炭素による地球温暖化の問題に対する懸念が大きく取り沙汰されるようになりました。

環境先進国と言われるドイツやスウェーデン、デンマークなどに遅れをとっていた日本も、
環境に対する関心が年々高くなってきています。

 

真夏の40度を超える猛暑。大気の不安定による豪雨。

 

一昔前では考えられなかった気温の変化による自然の驚異にふれ、
自然災害の原因ではないかと考えられる地球温暖化が見過ごせなくなっています。

今や地球温暖化は、国や企業だけが考えることではなく、
一個人単位で考える時代になってきました。

 

このような環境に対する考えは、「住宅」にも及んできています。

今回は、最近良く耳にするようになったSDGsと住宅の関わりや
ZEHやパッシブハウスといった環境に配慮した住宅についてまとめてみたいと思います。

 

SDGs 世界を変える国際的な開発目標 


いろいろなところで聞くことが増えた「SDGs」という言葉。

2015年9月の国連サミットで、加盟国全会一致で採択された、
持続可能な開発のための国際的な開発目標です。

 

「貧困をなくそう」

「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」

「気候変動に具体的な対策を」

など、世界を変えるための17の目標を掲げ、
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指しています。

日本でも国を挙げてその目標に向かって取り組んでおり、
富山県は2019年7月に国の「SDGs未来都市」に選定されました。

「美しい山と海を有し、豊かな水の恵みを生かした持続的な経済発展を実現する県」
を目指しています。

 

住宅会社とSDGsが何の関係があるの?と不思議に思われる方がいらっしゃるかもしれません。

住宅会社も環境のことを考えずして家を建てることは無くなってきました。

この美しい地球を守るために、
皆が少しずつ高い意識を持って環境に配慮するようになってきています。

 

「結」では、高断熱な住宅で健康、快適、安心な家づくりを実現することで、
SDGsに取り組んでいます。

例えば、

 

3 すべての人に健康と福祉を

SDGS

住む人の暮らしやすさを考え、気密、断熱性能を高めることにより、健康、快適さを。

太陽光発電や蓄電池を利用し地球環境に配慮した住宅を。

 

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

SDGS

住まいの断熱性を高めることにより、エネルギー消費を抑制。

年間を通して快適な室温を持続し、二酸化炭素の排出を制限。

太陽光発電による自家発電で環境にも配慮。

 

11 住み続けられるまちづくりを

SDGS

高耐震、高耐久の家づくりで長く快適に住める家づくりを。

富山の美しい自然を守るために環境に配慮した住宅の建設。

 

このように、SDGsの17の目標のうち、
「結」はできることを少しずつ実践し住まいづくりに取り組んでいきます。

ZEH(ゼッチ)とは?


ZEH

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は「断熱」「省エネ」「創エネ」により、
エネルギーの自給自足を促し、「使うエネルギー」を「創るエネルギー」以下にした住宅。

そうすることで、エネルギー消費量の収支をゼロとし、
国は2030年までに新築住宅の平均がZEHになることを目指しています。

 

ZEHは、断熱がしっかり施された住宅で夏も冬も快適。

断熱、高性能設備により光熱費のランニングコストを抑えることができ、
太陽光発電、電気自動車などによる蓄電で災害に備えることができるメリットもあります。

地球にやさしく、エコに貢献できるZEH。

 

デメリットとしては、高性能な設備や断熱材、窓を選ぶことでコストが高くなること。

しかしその分、ZEHの基準を満たすと補助金申請もできます。

家のプランニングや仕様に影響がある為、ZEH住宅が建築できる住宅会社を選ぶ必要があります。

「結」では、お客様のご希望に合わせてZEHの建築申請をしています。

 

パッシブハウスって何?


SDGSのことを考えた注文住宅

 

パッシブハウスとは、ドイツ発の世界基準で建てられた家で、
住み心地の良さを追求した省エネルギ―住宅のこと。

1991年に確立された住宅性能基準は、世界的に見ても厳しい基準で、
日本の一般的な新築住宅よりも2~3倍ほど高い断熱性能が求められています。

 

断熱を高めることにより、エアコンを使わなくても、
光や風といった自然エネルギーを最大限に活用して快適な住環境をつくり出します。

 

例えば、夏は南側の窓にひさしやブラインドをつけて日射熱を軽減する。

風通しを考慮した窓の配置で室内の熱を逃がす。

冬は南側の大きな窓から十分な日射を得て部屋を暖かく保つ。

 

そうした工夫を一つ一つ積み重ねたパッシブハウスは、「断熱」「遮熱」「蓄熱」と言った、
3つの熱をコントロールし、省エネルギーと季節を問わず快適を実現する住まいと言えます。

 

雪国富山では、エアコンを使わないパッシブハウスは正直難しいですが、
薪ストーブや温水による床暖房などを使用することで、
環境に配慮した住宅を建設することができます。

「結」では、ZEH基準に対応した断熱と設備を標準仕様にしています。

その他にも、構造や「結」の家づくりが詳しく分かる工法パンフレットを
ご用意しておりますので、お気軽にお問合せください。

 

結の省エネ注文住宅

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