家づくりコラム

2021.01.29

コラム家族に合わせた収納で快適に ~注文住宅で実現する収納計画 その①~

住宅を建てる際に奥様の関心が高いものは、「キッチン」と「収納」です。

家族が増える毎に増加する荷物をどのように収納し、
また必要な時にストレス無く取り出せるか気になるところですよね。

 

新築当初は片付いていたのに、いつの間にか物で溢れてしまった。
子供が増えて生活用品が仕舞えなくなってしまった。
などといった困りごとが増えないように、「結」の注文住宅では、
生活スタイルに合わせた収納のご提案をさせて頂いています。

 

そこで今回は、注文住宅で家を建てる前に知っておいて欲しい
「収納」の工夫についてご紹介したいと思います。

生活スタイルから考える収納


注文住宅で収納を考える際は、まず「生活スタイル」と「仕舞いたい物の量」を把握します。

 

例えば、

 

・共働きなので、片付けや掃除の時間を多く取るのは難しい。

・家族それぞれが自分の物を自分で管理できるようにしたい。

・スッキリとした暮らしを望んでいる。

・少々片付けができていなくても、上手に隠せるようにしたい。

 

など。

朝起きてから寝るまでの家族の生活動線を思い描きながら、
要望と擦り合わせ、ご家族に最適な収納プランを考えていきます。

 

効率が良い収納とは


 

収納と言っても、大きな収納があれば良いものではありません。
以前は、大型収納を設けて、そこに仕舞うという考えが主流でした。
しかし、奥行きの深い大型収納は、物を仕舞ったきりで忘れてしまったり、
使わなくなった物を何となく仕舞いっぱなしになりがちです。

 

また、収納場所を多く取れば良いというものでもありません。
「適した収納量」と「収納場所」を見つけることが大事です。
最近の住宅では、収納を用途別に細かく分けて、
使う場所に仕舞うという考えが主流になってきています。
だからこそ、ご家族の生活スタイルと、どうしたいかといった要望が大事になります。

 

例えば、掃除用具。

使うときに必ず通る場所に置いておけば、気が付いた時にサッと掃除ができます。

家事動線に組み込むことで、効率的に出し入れでき、ストレス無く動作にうつすことができます。

人気の収納スペース


今の住宅で関心が高い収納は、

 

・パントリー
・ファミリークローゼット
・エントランスクローク

 

「パントリー」は、食料品や日用品の保管庫。
まとめ買いや、コストコを利用される方は2畳ぐらいの広めのパントリーを。
そうでなければ、1.2畳のスペースで十分の収納が確保できます。
棚は、天井までの可動棚にし、お米や水といった重いものは下に。
たまにしか登場しない、パーティ皿や土鍋などのかさばる食器類や電化製品も収納できて便利です。
キッチンの周りを綺麗に保てることも利点です。

 

「ファミリークローゼット」は、家族みんなの洋服やかばんなどを
まとめて一か所に収納できるスペース。
各部屋のタンスやクローゼットに洗濯後の服を収納しなくても良いので、家事の手間が省けます。

 

最近はファミリークローゼットにプラスして、ロッカーを設けるスタイルも人気です。

例えば、家族全員の下着や寝間着、部屋着などを収納するファミリーロッカーを
お風呂近くに設けた場合は、使う場所に収納してあるので準備も楽です。

クローゼットから持って来なくて良いので、すぐお風呂に入ることができます。
玄関近くにファミリーロッカーを設けた場合は、通勤、通学用の持ち物や上着などを収納。

玄関にすぐ繋がる間取りにすれば、出かける時にスムーズに用意ができます。

 

「エントランスクローク」は、従来の家族用シューズクロークの用途を広げたもの。
家族の靴だけではなく、外で使う様々なものを仕舞える場所。
汚れていても、濡れていても大丈夫なので、コート類の他に、
子供の遊び用品や、ベビーカー、アウトドアグッズなども収納できます。
玄関をいつも綺麗に保てるのも良いですよね。

 

注文住宅では、まだまだ「収納」に工夫をすることができます。
仕舞うものによって収納の奥行きを変えたり、
オープン収納とクローズ収納を使い分けてスタイリッシュに演出したり。
生活動線上に収納を組み込んで、家族の動きをスムーズにしたり。

 

家族にあった「収納」の在り方は、千差万別。

快適に過ごす工夫として、住宅を作る上では欠かせない要素になります。

 

「結」では、プランニング時に間取りについての打ち合わせと一緒に、
様々な収納計画をご提案しています。

お気軽にご相談ください。

 

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