1. 建築費用の大枠を決める「面積」の見直し

建築コストをもっとも大きく左右するのは、やはり「家の大きさ(床面積)」です。
キッチンやお風呂のグレードを少し下げたとしても、全体の建築費から見れば微々たるものになりがちです。
一方で、建物を1坪(約2畳)小さくできれば、数十万円単位でのコストダウンが可能になります。
まずは、固定概念にとらわれず、自分たちにとって本当に必要な広さを見極めることが、コストダウンの第一歩です。
1-1. 平屋にこだわり過ぎないこと。代替手段がある

昨今のトレンドとして「平屋」が非常に人気ですが、コストの面から見ると注意が必要です。
平屋は2階建てに比べて、基礎(コンクリート部分)や屋根の面積が広くなるため、同じ床面積であれば割高になる傾向があります。
「老後のことを考えて平屋がいい」という意見も多いですが、もし現在30代であれば、老後を迎えるのは30年以上先のことです。
その30年間のために、今の予算を無理して平屋にする必要があるのか、一度立ち止まって考えてみるのも良いでしょう。
例えば、1階に寝室としても使える部屋を設けた「1階完結型の2階建て」にするなど、平屋に近い暮らし方をよりリーズナブルに実現する方法もあります。
1-2. 廊下や収納の考え方を変える

面積を抑えるテクニックとして有効なのが、「廊下を極力なくす」ことです。
廊下は移動するためだけの空間ですが、ここを「ファミリークローゼット兼廊下」にしたり、リビングと一体化させたりすることで、実質的な居室スペースを削ることなく、全体の坪数を減らすことができます。
また、収納についても「不安だから」と過剰に大きくするケースが見受けられますが、収納が多すぎると逆にモノが増えてしまう原因にもなりかねません。
引越しを機に断捨離を行うことを前提に、必要最低限かつ「適材適所」の収納計画を立てることが、賢いコストダウンにつながります。