3. 2024年春~申請開始です
ここで次に気になる点としては、スケジュールです。
簡単にスケジュールをお伝えすると、24年3月末頃から申請開始、例年通りであれば9月~10月頃に予算が尽きる、というのが例年のパターンです。
正確な申請開始日時は、当記事を作成している時点では明確になっていませんが3月末が予定されています。
3-1. 補助金は先着順。でも焦りは禁物
補助金制度は、国や自治体のその年度の予算で組まれているため、だいたいの補助金制度が「先着順」です。
こう聞くと焦ってしまいがちですが、すぐに予算は無くなりません。
先述したとおり、例年の傾向から言えば盆明け~10月頃にかけて予算が尽きる可能性が高いので、夏頃までに優先順位を決めて固めていけば大丈夫です。
また、申請に関して事前予約制度があったり、随時予算の消化具合は国土交通省のホームページで発表されているため、ご自身のペースに合わせながら落ち着いて家づくりをすすめましょう。
3-2. 申請には間取りや仕様の大枠が決まっていないといけない
補助金の申請をするためには、ある程度のことが決まっている状態でないと申請自体ができません。
決まっていないといけない大枠のポイントは、以下のとおりです。
・(長期優良認定住宅の場合)耐震等級3が取れる見込みの間取り・設計など
・間取り(部屋の大きさや窓の大きさ・位置など)
・断熱材の仕様
・冷暖房機器の方式や換気機器、給湯機器の仕様
・(太陽光発電を導入する場合は)容量やパワコンの仕様など
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これらは、長期優良認定住宅もしくはZEHの仕様を満たしているかどうか?に影響する部分です。
補助金の申請を提出すると、原則は変更ができません。
変更する場合も、性能が良い方向への変更が認められる場合もありますが、申請の出し直しやスケジュール的にもマイナスの影響を及ぼすことが考えられるため、じっくり考えて申請を出す必要があります。
一方、インテリアの色や雰囲気などは補助金の申請には関係ないため、申請を出した後でもゆっくり検討することはできます。