住宅ローンが分からない!
夢あふれる家づくりですが、避けて通れないのが「お金」の話。
「家」は大きな買い物ですから、あらかじめ世帯年収から考えて
予算を立てておくことが必要です。
ローンを組む前に自己資金を貯めておきましょう、とはよく聞きますよね?
ローンはあくまで借入。当然ながら、返済には利子が伴います。
住宅ローンは最長で40年間組めますが、現在の年齢と定年になる年齢を考えて、
仕事をしているうちに返済を終えられるように返済計画を立てられる方が多いです。
では、実際家づくりの予算は、どれぐらいにしたら良いのでしょう?
例えば、共働きの30歳ご夫婦。
借入額と自己資金合わせて3200万円で家づくりを検討するとします。
月々の返済額は、現在借りている家賃相当の8万円が希望。
返済期間35年、ボーナス支払い無しの場合です。
身近な地方銀行で、
お客様がよく選ばれる「期間固定選択型2年(金利0.6%)」と、
返済金額が変わらずライフプランが立てやすい「全期間固定金利(金利1.33%)」
の2パターンで「借入可能額」をシミュレーションしてみます。
◆期間固定選択型2年(金利0.6%)
借入可能額 3300万円
◆全期間固定金利(金利1.33%)
借入可能額 2680万円
となります。
毎月の返済額は同じでも、金利の違いで620万円も借入可能額が変わります。
この場合、全期間固定金利の住宅ローンを希望すると、
事前に自己資金の準備が必要です。
また、金利の他に手数料や団体信用保険の内容も金融機関によって様々。
世帯年収に応じて借入限度額も違います。
理想の家に住む為にもしっかりと資金計画を立て、
自分達の求めるものの順位を見極めることが重要になります。
古くなった実家の建て替えをして住む同居や隣居も、資金面から考えるとメリットが高い場合も。
市町村ごとにある補助金なども利用し、賢く家づくりを進めましょう。