1. 空間の印象を変える照明の「色」の基礎
照明計画を考えていく上で、空間の雰囲気づくりに大事な要素となってくる照明の「色」について今回はみていきます。
1-1. 代表的な光の色と特徴

まずは、照明の代表的な色である「電球色」「温白色(おんぱく)」「昼白色(ちゅうはく)」の3つの特徴を表でまとめました。
| 色の名前 |
特徴・光の色味 |
適した場所・用途 |
与える印象 |
| 電球色 |
オレンジっぽく
温かみがある
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寝室、リビング
和室、トイレなど
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リラックス
落ち着き
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| 温白色 |
電球色と昼白色の中間(自然) |
リビング、ダイニング
洗面所など
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穏やか
万能
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| 昼白色 |
昼間の太陽光に
近い青白っぽい色
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キッチン、クローゼット、化粧台、トイレなど |
清潔感
色が正しく見える
|
1つ目は電球色(色温度:約2700K〜3000K)です。
名前の通りオレンジ色に近い色で、リラックスしたい場所に最適な色です。
また、料理を美味しく見せる効果もありますが、手元で細かい作業をするには少し暗く感じることがあります。
2つ目は温白色(約3500K)と言って、近年住宅照明で最も多く使われる色です。
白すぎず暗すぎないため、リビングでの団らんと読書の両方に対応しやすく、場所を選ばず使えます。
ただ一方で、“普通な雰囲気” になりやすく、デザイン住宅を目指す場合には設計上、少し注意が必要なことが多くなります。
最後に、昼白色(約5000K)は白~青白い色合いの照明です。
服の色味を確認するクローゼットや、包丁を使うキッチンなど「しっかりものを見たい場所」に適しています。
また、勉強などをする部屋であれば、集中力を高める効果もあります。
1-2. 色の選び方

照明の色を選ぶ際、基本となる考え方は大きく分けて2つあります。
1つ目は、空間の用途に応じて選ぶという考え方です。
リラックスしたい寝室には電球色、料理や勉強をする場所には昼白色を選ぶのが基本となります。
2つ目は、インテリア全体のスタイルから色を決めるという考え方です。
用途ばかりを重視して色を混ぜすぎると、家全体にまとまりがなくなってしまうため、ベースとなる照明色を一つに絞る方が、空間に統一感が生まれやすくなります。
用途ごとの明るさが必要な場所だけ、部分的に光を足す工夫もおすすめです。