家づくりコラム

2026.06.26

コラム知ってトクする照明基礎知識。照明色の選び方のコツ

新築でおしゃれな家を目指すなら、照明の「色」選びは欠かせないポイントです。本記事では、電球色や昼白色といった代表的な光の色の特徴から、インテリアや用途に合わせた選び方のコツまで、知っておくとタメになる基礎知識をわかりやすくお伝えします。

 

今回はインテリアを大きく左右する照明について、基本的なポイントをわかりやすく解説していきます。

 

ピックアップするテーマは、照明の色です。

 

夜の印象を大きく変える照明色は、おしゃれな家を目指す場合にはこだわるべきポイントの1つとなります。

 

それでは、まず当コラムの要点から見ていきましょう。

 

 

・色は空間の用途ごとで選ぶことが基本ではあるものの、目指すインテリアスタイルに合った色で統一する方が家全体のおしゃれさはアップする

 

上品なおしゃれさを演出しやすい照明色は、圧倒的に「暖色(電球色)」

 

モノトーンでまとめたインテリアスタイルの場合、「昼白色(蛍光色)」との相性がよい

 

・家の中での照明色の使い分けは限定的にした方がよく、配置も単に明るくすることを目的とした配置にすると安っぽく見える可能性が高くなる

 

1. 空間の印象を変える照明の「色」の基礎

照明計画を考えていく上で、空間の雰囲気づくりに大事な要素となってくる照明の「色」について今回はみていきます。

 

1-1. 代表的な光の色と特徴

照明の色と特徴

出典:Panasonic

 

まずは、照明の代表的な色である「電球色」「温白色(おんぱく)」「昼白色(ちゅうはく)」の3つの特徴を表でまとめました。

 

色の名前 特徴・光の色味 適した場所・用途 与える印象
電球色 オレンジっぽく

温かみがある

寝室、リビング

和室、トイレなど

リラックス

落ち着き

温白色 電球色と昼白色の中間(自然) リビング、ダイニング

洗面所など

穏やか

万能

昼白色 昼間の太陽光に

近い青白っぽい色

キッチン、クローゼット、化粧台、トイレなど 清潔感

色が正しく見える

 

1つ目は電球色(色温度:約2700K〜3000K)です。

 

名前の通りオレンジ色に近い色で、リラックスしたい場所に最適な色です。

 

また、料理を美味しく見せる効果もありますが、手元で細かい作業をするには少し暗く感じることがあります。

 

2つ目は温白色(約3500K)と言って、近年住宅照明で最も多く使われる色です。

 

白すぎず暗すぎないため、リビングでの団らんと読書の両方に対応しやすく、場所を選ばず使えます。

 

ただ一方で、“普通な雰囲気” になりやすく、デザイン住宅を目指す場合には設計上、少し注意が必要なことが多くなります。

 

最後に、昼白色(約5000K)は白~青白い色合いの照明です。

 

服の色味を確認するクローゼットや、包丁を使うキッチンなど「しっかりものを見たい場所」に適しています。

 

また、勉強などをする部屋であれば、集中力を高める効果もあります。

 

1-2. 色の選び方

光色と照度の関係

出典:Panasonic

 

照明の色を選ぶ際、基本となる考え方は大きく分けて2つあります。

 

1つ目は、空間の用途に応じて選ぶという考え方です。

 

リラックスしたい寝室には電球色、料理や勉強をする場所には昼白色を選ぶのが基本となります。

 

2つ目は、インテリア全体のスタイルから色を決めるという考え方です。

 

用途ばかりを重視して色を混ぜすぎると、家全体にまとまりがなくなってしまうため、ベースとなる照明色を一つに絞る方が、空間に統一感が生まれやすくなります。

用途ごとの明るさが必要な場所だけ、部分的に光を足す工夫もおすすめです。

2. 過ごし方と素材の美しさを引き立てる色

前章で紹介したインテリア全体のスタイルから考えた時の、照明色とのバランスなどを解説していきます。

 

2-1. 上品なおしゃれさに重点を置くスタイル

温かみのある上品な空間

出典:ゆとりの日常・片付く暮らしがつづく家

 

温かみのある上品な空間を目指すなら、照明色は「電球色」をベースにするのがおすすめです。

 

木目などの自然素材を多く使った内装や、昨今流行りのグレージュベースのやさしい雰囲気のインテリアには、電球色のオレンジがかった光がよく馴染みます。

 

木の質感をより美しく引き立て、落ち着いたリラックス空間を演出してくれる効果もあり、漆喰などの塗り壁とも相性がよく、壁に落ちる光の陰影が上質さを際立たせます。

 

少し暗く感じる方もいらっしゃいますが、その陰影こそがおしゃれさを創り上げる要素の1つとなります。

 

間接照明やお気に入りの照明器具と組み合わせることで、より一層上品な雰囲気に仕上がります。

 

2-2. スタイリッシュさに重点を置くスタイル

シンプルでスタイリッシュな空間

出典:敷地の個性を味わう平屋

 

シンプルでスタイリッシュな空間を目指す場合は、「昼白色」や「温白色」がよく合います

 

特に、白や黒、グレーなどを基調としたモノトーンのインテリアには昼白色がおすすめです。

 

色のコントラストをはっきりと見せる効果があり、すっきりとした清潔感のある空間になります。

 

ガラスや金属、大理石調の床材など、無機質な素材のシャープな美しさを引き立ててくれます。

 

温白色は、少し柔らかさを足したい時に便利な選択肢です。

 

モダンなデザインの中にも、生活しやすい穏やかさを残したい場合に向いています。

 

目指すインテリアの方向性に合わせて、ベースとなる色を選定しておくことで “ブレ” がなくなります。

3. 失敗しないためのコツは統一感と重心

新築に住み始めてから失敗したと感じないための、2つのコツを紹介していきます。

 

3-1. 光が変える空間の重心

空間の重心をコントロールする照明

出典:木の心地よさを感じる平屋

 

照明の色や配置は、空間の「重心」をコントロールする役割も持っています

 

例えば、天井に向いた照明を多く配置すると、視線が上に向き、空間の重心が高くなります。

 

開放感を出したい時などに使われる照明計画です。

 

逆に、ペンダントライトやスタンドライトなど、低い位置に電球色の照明を置くことで重心が下がります。

 

空間の重心が低くなり、落ち着きのあるリラックスした雰囲気を生み出すことができます。

 

おしゃれなカフェやホテルが落ち着くのは、この重心の低さをうまく利用しているからです。

 

ただ、このあたりのトータルコーディネートは、照明だけでなくインテリア全体を考えることができる設計士でないと対応が難しいことが多いです。

 

3-2. 均等に明るくすると安っぽくなる

おしゃれな空間をつくる照明計画

出典:光と素材に包まれる、和モダンの家

 

一般的な新築でよくあるのが、部屋全体にダウンライトが散りばめられている照明、またはシーリングライト1つで明るさを確保する照明計画です。

 

この2つは、確かに暗い箇所が出ない一方、空間全体がのっぺりとした印象になります。

 

どこを見ても同じ明るさで陰影が生まれず、建売住宅のような画一的な雰囲気になります。

 

おしゃれな空間を作るには、「明るい場所」と「暗い場所」のメリハリが重要です。

 

壁の装飾やテーブルの上など、見せたい部分だけをしっかりと照らしましょう。

 

あえて少し暗い部分を残すことで、空間に奥行きと立体感が生まれる効果もあり、単に明るさを求めるのではなく、影をデザインする意識を持つことが大切です。

4. まとめ

住まい全体をトータルコーディネートした照明プランを提案するYUI

今回は、インテリアの印象を大きく左右する照明の「色」について解説してきました。

 

電球色や昼白色など、それぞれの特徴を理解することが理想の空間づくりの第一歩です。

 

住宅会社を選ぶ際は、各社の施工事例の「あかり」にぜひ注目してみてください。

 

照明の色選びや配置の仕方によって、デザインに大きな差が出ていることがわかります。

 

YUIでは、照明プランは基本的にすべてコーディネーターがご提案いたします。

 

お客様ご自身が、ゼロから照明の配置や種類を考えなければいけないということはありませんが、ペンダントライトやブラケットライトなど、お客様のリクエストをしっかりと盛り込みます。

 

その上で、住まい全体をトータルコーディネートした最適な照明プランをご提案しております。

 

夜の時間を豊かに彩るYUIの照明計画が気になった方は、ぜひ施工事例をご覧ください

 

住まいづくりに関するお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください。

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