2. こどもエコすまい支援事業(補正予算額 1500億円)
令和4年度の補助金での ” 目玉政策 ” である「こどもエコすまい支援事業」です。
昨年度である令和3年度(21年度)も、補正予算で「こどもみらい住宅支援事業」と呼ばれる補助金がありました。
内容としては、こどもみらい住宅支援事業とほぼ同じ内容となっており、新築およびリフォームを対象にした補助金です。
2-1. 補助金額
まず気になる補助金額は、以下の通りです。
・新築:ZEH住宅で100万円 / 戸
・リフォーム:上限 30万円(工事内容により変動)
※リフォームについては、世帯の年齢などの条件はありませんが、下記の「子育て世帯」または「若者夫婦世帯」に該当する場合、上限45万円
※安心R住宅の場合は上限60万円
2-2. 対象者
新築もしくはリフォームの上限引き上げ条件の場合、「子育て世帯」または「若者夫婦世帯」が対象となっています。
2つの世帯の定義はこちらです。
・子育て世帯:申請時点において、子(令和4年4月1日時点で 18 歳未満。すなわち平成16(2004)年4月2日以降出生の子)を有する世帯
・若者夫婦世帯:申請時点において夫婦であり、令和4年4月1日時点でいずれかが39歳以下(すなわち昭和57(1982)年4月2日以降出生)の世帯
2-3. 必須の工事
新築の場合は、ZEHの条件を満たす必要があるため、富山県では断熱性能UA値を0.6W / ㎡・K以下かつ、一次エネルギー消費量を基準から20%以上削減です。
富山県の場合、ZEHの場合でも「ZEH Oriented」地域のため、太陽光発電の設置は任意で、太陽光発電がなくても認定されます。
また、令和4年10月以降の認定基準を満たす、認定長期優良住宅や認定低炭素住宅も対象となります。
リフォームの場合は、内窓設置などの省エネ改修が必須工事となっています。
2-4. 対象となるスケジュール
令和4年 11 月 8日以降に対象工事(= 基礎工事の後工程の工事)に着手した物件が対象です。
契約日に関する規定はなく、上記の工事に関する日程と、お住まいになる予定の家族構成、住宅の性能・仕様がクリアすれば補助金の対象です。