1-1.カーテンを開け放てる特別感
普段、カーテンを開け放つことに慣れていない方が多いはずなので、カーテンの開けっ放しに違和感がある方もいるでしょう。
しかし、インナーテラスは壁で囲まれていることから、日中でも夜でもカーテンを開け放ってもプライバシーを確保できます。
せっかく大きな窓をもうけて、明るいリビングを設計したとしても、隣地や道路からの視線を気にしてずっとカーテンを閉め切ったままではもったいないですよね。
そんなとき、インナーテラスがあることでより開放的な暮らしを実現できます。
気候も気持ちの良い春や秋であれば、カーテンがない状態で窓を開放することで、気持ちのいい風を室内へ取り込むことができます。
また冬季の晴れている日は、カーテンを開け放つことで昼間の日射を最大限取り込めます。
カーテンを開ける自然の暖房として、ポカポカやさしい温かさで過ごす快適性はなにものにも代えがたい時間ですね。
もちろん、夏場はカーテンを閉じて日射を遮る必要性が高くなってきますが、季節や気分によって大開口のメリットをインナーテラスとの組み合わせで最大化できます。
断熱性能を求めていくと、窓の開口サイズは小さくした方が断熱性能は上がります。
しかし、必要以上に高い性能では普段の生活において、開放感やのびのびした暮らしは実現しにくくなります。
価値観は人それぞれですが、結では実生活におけるメリットをご提案していきたいと考えています。