エクステリアのスタイルは、開放性の違いにより、大きく3つに分けられます。
昔は、隣家との境に塀を設けて敷地全体を囲むクローズドスタイルが主流でしたが、
今ではそのようなお家は少なくなり、オープンスタイルを取り入れられる方が増えました。
◆オープンスタイル
門扉や塀、フェンスなどで囲まない最近人気のスタイル。
敷地面積いっぱいに住宅を建てた場合、門や塀で囲むと圧迫感がありますが、
オープンスタイルだと敷地全体が明るく開放的に。
門扉の開け閉めが無いので、玄関まですぐ行くことができます。
植栽や草花で彩れば、道行く人の楽しみにも。
費用面も抑えられます。
ただし、防犯やプライバシー保護の観点は薄いので窓に工夫をし、目隠し対策は必要です。
◆セミオープンスタイル
クローズドスタイルとオープンスタイルの両方の特性を持ったスタイル。
敷地を囲む塀や生垣を低くし、駐車スペースの一部を開放するなどデザインは様々です。
低めの塀や生垣は圧迫感が無く、プライバシーを確保しながら、開放的な一面も併せ持ちます。
手入れされた生垣は、目隠しの点だけではなく、美観の点でも優れています。
生垣に適しているのは常緑樹で、刈込に強く葉の密生した樹木。
年に1~2回の手入れが必要です。
◆クローズドスタイル
門扉や塀、フェンスなどで囲まれるようにデザインされたスタイル。
敷地内への立ち入りを防止する防犯面や、
庭や一階部分が隠れることによるプライバシー保護の観点も。
敷地が狭い場合は、日当たりや風通しが悪くなる場合があるので気をつけましょう。
昔はブロック塀が主流でしたが、
今は塗り壁やレンガ、タイルなどの素材を組み合わせて使うことも。
重厚感を残しつつ、スタイリッシュにし、
植栽スペースを多く取ることでナチュラルにも演出できます。